「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」
ピンボケ映画感想記
19年ぶりの新作という事で、かなり期待感があったんでしょうね、思った程盛り上がりに欠けていたように思いました。いつも通り見せ場は豊富で、飽きさせない展開ではあるんですが、ナンというか、新鮮味が無いというのか、1作目を観た時の驚きやヒラメキみたいなものが薄れたようにも思いましたね。
クリフ・ハンギングなシーンの連続というのがこのシリーズの特長なんですが、主人公が危機に落ちても、今までだったら…少なくとも1、2作目までは…アッと驚く方法やアイデアで危機を脱するパターンが面白かったのに、今回は、普通の活劇になってしまっていて、笑えるようなオチやアイデアでビックリさせられる事がほとんど無かったのが残念というか、それが新鮮味が無かった要因のようでしたね。
まぁ、前作の3作目辺りから、多少はその兆候が見られていた訳で、やはり、前作のショーン・コネリーといい、今回の若手の相棒といい、インディ以外で目立つキャラを登場させる事が、却ってつまらなくさせているような気がしてなりませんでした。決してつまらない映画ではなかったですが、スピルバーグ監督作品としたら、水準より落ちるような、そんな感じでしたね。ま、期待が大き過ぎたという事も言えるんでしょうけど…。
そう言いながら、DVDが出たらまた買ってしまうんでしょうけどね(笑)。敵役の女将校は、是非ダイアン・ソーンにやって欲しかったです。 (★★★)
Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull
カラー/デラックス・プリント/2.35/パナヴィジョン(フィルム)/ドルビー・デジタル/DTS/SDDS/121'08"
●TOHOシネマズ梅田・シアター1/ネット先売券(¥1000)/ほぼ満席(21:00からのレイトショー1回目)

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