何でも3文字に略すのが好きなアメリカであるがTSAと言えばアメリカで飛行機をよく利用する人はすぐピントくる3文字である。Transportation Security Administration(運輸保安局)の略である。
2001年の911以降で増員体制を計り、アメリカの各空港のセキュリティで異常に厳格になったのを思い出す。マニュアルができないまま増員を計ったため2002年頃まではゲートで長い列ができて飛行機に乗り遅れたり、その影響でチェックインカウンターも大混雑。乗客とのトラブルなどがよく起きたが、最近は最新鋭のスキャニングの機械を導入したり、マニュアルも行き渡ったのかスムーズにチェックインできるようにやっとなったところである。
と思った時にまた振り出しにもどってしまった。
先日のイギリスでのテロ実行犯グループを未遂ではあるが逮捕したために今度は機内への持ち込みに関しての制限が異常に厳しくなった。
パソコンも、携帯電話も、iPodもだめ。さらに飲み物も持ち込み禁止である。
端的に言えば搭乗券以外機内に持ってくるなと言うことである。
ノートパソコンを仕事柄いつも携帯し、たまにカメラやビデオカメラも持ち込まなければならないこともある私としては困ったものである。チェックインする際にこれらの機器類を鞄に忍ばせろと言うことなのだろうが、空港での鞄の扱いは投げ飛ばすのが普通な現在の体制において、チェックインバッグに入れると破損する可能性が出てくる。最悪破損したら保険請求と言うことになるのだろうか?
ちょうどこの事件が発生する数週間前にイギリスはじめ欧州に出張の手配をしたばかりである。8月10日から実施されているのでいつまでこの体制が続くかわからないが早くこの最高レベルの厳戒態勢を解除してくれる日を願って待つのみである。

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