プロレス関係の仕事に携わってアメリカンプロレスを見る機会が多くなりとくにWCWが消滅後には各地のインディ団体を巡っては取材を繰り返したものだ。
WCWの元社長エリック・ビショフ氏が2001年夏にプロデュースしていたマトラッツなどにも足を運びエリックさんにはその前から構想などを色々教えていただいてた。エリック・ビショフさんは私に取ってはプロレスのプロデューサーとして色々教えていただいた先生のような人だ。今年の9月に地元に近いコーパスクリスティにWWEのRAWが来て宮本選手を連れて行った際にバックステージでエリックさんとしばし話をする機会もあった。WCWを大成功させた人だけに本当にプロレスにもビジネスにも素晴らしい感性を持った人である。またチャンスがあればご一緒させていただきたいと願っています。
そんなアメリカのプロレスの取材の中で3年半ほどまえにインディ団体で見つけた選手でアメージング・レッドという選手がある。この選手は身長は165センチぐらいの超小柄だけれども抜群の運動神経とプロレスセンスで、レイ・ミステリオJrのインディ版であると一目で気に入り全日本プロレスに紹介した。
全日本にブックしたのはいいけれども、レッドと連絡を取るのが一苦労なのだ。なかなかコールバックがこないのだ。何度も日本から電話をしたけれど捕まえるのが大変で、時間だけが経ってビザの手配などにも支障が出てくるまでの瀬戸際まで着た。本人も手続きのことなど無頓着なので大変ハラハラさせられた。最後はビザ用の顔写真を彼の手を引っ張ってラボに連れて行って撮ってきてその場でFedExで旅行代理店に発送したことを思い出す。
その後はファンはご存知の様にフエゴ、スプリガン、ミステリオ・レッドの名前で来日し活躍したが、膝を怪我して暫くの間休まなければならない不運も経験した。
写真は怪我からの復帰戦の時(2003年7月)のものだ。休んでいる間運動が出来なかったので少しふっくらしている。
いまは怪我も良くなり、体調も良くなって以前の様に週末は様々なインディで試合をしている。とてもシャイでめんどくさがりの青年であるが、それでもなぜか気があって今でも年齢を超えた友達として付合って早4年目に突入した。口数が少ないとても信用できる素晴らしい友人である。
アメリカンプロレスを通じて知り合った人たちをまた来年もここで紹介していきたいと思います。最後になりましたが2006年も皆様方に取って素晴らしい年でありますよう心よりお祈り申し上げます。



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