2010/7/28

世界初録音のブルックナー  クラシック


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Ken Record WCD61 CD


ブルックナーの第7交響曲である。喇叭吹込末期から電気録音初期に掛けて大曲を集中して録音を行なった事から世界初と言う事で、録音史に残るオスカー・フリートの復刻盤である。収録年は、1924年と在るので喇叭吹込だが、当時の録音技術は、改善されており、多少もどかしい点は在りながらも明瞭な状態で聴ける。さて、このブルックナーだが、当時の慣例として収録に好ましい編成に変更されている為に使用譜について論議するのは野暮であろう!敢えて言えば、歴史的背景に於いてシャルク版であるのは明白である。原盤は、ドイツ・グラモフォンである。参考に原盤番号を挙げるとmov.1-66318/9、mov.2-66320/2A、mov.3-66322B/3A、mov.4-66323B/4、7枚14面である。第1楽章は、圭角の取れた音質と言う事も在り、優美な面が強調されるが、慎重に造型面を重視している印象も受ける。しかし第1主題から次の主題に変わる箇所でアッチェレランドが大袈裟に掛かるのは、時代を感じ、古めかしい!だが客観的な面も在り、節度は保たれていると言える。テンポは全体に速めに処理されている。第2楽章も構成面で気使いが在り、揺ぎ無い造型感を感じる。情熱に満ちた表現も素晴らしい!第3楽章の躍動感の在る表現も要を得ており、各動機の対処も細やかである。全曲中では、これが上出来とも言える演奏だ!終楽章も造型面では揺ぎ無いが、演奏をしているベルリン・シュターツカペレの楽団も奮闘しており、破線無く進行する実力に驚嘆する。と言うのも収録は、現在の様な状況下に於いて不能だからだ!その中で成し遂げた偉業は大きい!
 
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タグ: 世界初 ドイツ 録音



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