2014/5/28
Lady in Satin JAZZ

Columbia-USA CS 8048 LP
季節柄暑くなってくると、どうも集中力も薄れ勝ちなのだが、そんな時にあっても、JAZZなんてジャンルの場合は、あまり関係なく聴ける。その辺がクラシック音楽との違いなのかとも思うが、そんな時に聴く、ストリングスが伴奏のレコードなんてものは、まるで清涼剤のような趣があり、実に爽やかである。これから紹介する「Lady in Satin」も、正にそれだが、ビリー・ボリディの死の前年の収録なので、なんとなく人生の悟りを得た人間が歌っているように聴こえるのは気のせいか?音楽を聴くのに固定概念なんてとも思うが、とにかく聴いていて感銘深いのだ。これは持論だが、どうも彼女の歌声を聴いていると、美空ひばりさんと印象が重なる。「何を馬鹿な?」と思うかも知れないが、その深い精神性には共通点がある。戯言で申し訳ないが、だからこそ聴くべきものがある。これはそんなレコードだ。入らん講釈は、この辺でやめておこう。小生如きが語るものでもない。

