「スリルラウンジとThe Coffee & CigarettesとCODED」
スリルラウンジ
12月7日土曜日
音まかすレポ
先発はCODED。長年の研鑽を経た職人によって、丁寧に、細やかに、じっくり練られた音が織り成す、ロックンロールの暴力。例えるならロード・ウォリアーズ?いや、スタイナーブラザーズか。
言語で説明する術に窮するハードコアクラフトマンシップ。一度は体感すべし。
2番手は、我らがスリルラウンジ。
初っ端から、リズム隊ユニット「骨と脂(身)」が久々の京都降臨で新曲投入。初披露の新曲なのに「ヴァァァぁぁ!」を一緒に叫べるのは、アレがアレしてアレだから。
インスト曲の多さや、2曲目イントロの芯に響くバスドラ音など、対バンを意識しまくりなのが、ビンビンかつポジティブに伝わって来た。
口数がけして多くないスリラジ。音の行間を読んで、妄想して、時に外し、時に当たった時の喜びは、もはや我がライフワーク。
依存はすまい、けれど人生の彩りとして必要不可欠の存在。それがスリルラウンジ。これからもずっと。
トリはThe Coffee & Cigarettes。
珍しく最前、上田さん前でかぶり付き。
ギター、えげつなかった。
記憶が確かなら、スリラジと絡んだ最後は3年前の吉祥寺。その時披露された『真夜中のビート』『孤独とピストル』『月光』『ゼロのワルツ』が今宵も聴けたからか、ふと強烈なフラッシュバック。
2年間途絶えていた両者が、最高の形で再開を果たした。さあ、これからだ。過去5回の対バン全てを目撃できている事に感謝。見届けよう、これからも。


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