久しぶりの記事です!
4月になり新たな年度がスタートしました。
息子は、中学生となり少年団を卒団して新たな道を歩き始めました。
息子の進路を決めるにあたり、いろいろと悩みました。私の想い、妻の想い、そして息子本人の想いが同じ方向にベクトルが向くまでのいきさつは紆余曲折でした。
私は、昨年統合して滋賀に拠点を置いたJFL加盟の SAGAWA にJrユースが立ち上がらないか情報を集めていました。やはり予想は的中して今年度から立ち上がることが分かったので息子に話をしました。
情報によると、指導者にJFA公認A級ライセンス(U12A級ライセンス)をもったコーチが指導すると聞きました。県内にA級ライセンの指導者がコーチを務めるチームが他にあるだろうかと思った。それと、統合前もJFLにおいて2位(東京)、3位(大阪)で統合した昨年は優勝と素晴しいトップチームがあり、子供の目標にもなるのではと思ったのです。
しかし妻は、中学の部活動で十分、練習にどうして通うのかと現実的な問題を投げかけてきた。お兄ちゃんも習い事をやってるので、こちらの送迎もあるからだ。
SAGAWAのグランドは家からは遠くバスや電車を乗り継いで行ったのでは、間に合わない。車で送っていかなければ行けないのが現実だ。
息子は、自分の実力ではセレクションに合格出来ないと思っていたし、親に負担がかかるので中学の部活動でサッカーをやりながら、今まで通り週1回私とトレーニーングをする事に家族で話し合った結果決まった。
私は、最後まで何とかならないかと思いながらも気持ちを切替、息子と4月からのトレーニングについて話をしかけたある日・・・・・・
その日は、年明けに肺炎で入院していた息子の為に、また久しぶりに家族が揃う休日でもあった事から、家族で夕食に出かけた。
食事をしていると、息子がかしこまったた表情で、私たちにセレクションを受けさせて欲しいと言った。理由は『自分がクラブチームのセレクションに合格する力が有るのか試してみたい、もし、受かったら自信になるし、受からなかったら自分は努力が足りないのでもっと努力しないといけないんなっだと思えるし、力試しをさせて欲しいと言った。』もし合格したとしても中学でやる事が、息子と妻の約束だった。
そして、私は締め切りギリギリにセレクションの申し込み書を作って速達で送った。
セレクションを受ける事は、周りの人には言うなと私は息子に言っておいた。
何故なら、どちらにせよ力試しだけで行かないのなら言う必要もないと思っていたし、私に他の子供達の保護者が、中学の部活でさせるか、クラブチームを受けるのかなど息子に関して聞いてこられる人がいたから、人に影響を与えるのではと思ったからだ。
息子が受けると聞くと、受けたいと言い出す子供もいるし、進路は人に左右されるものではなく、その家庭家庭で環境や考え方も違うのでギリギリになって変に影響を与え迷惑になるのではと思ったからだった。
息子は本当に誰にも言っていなかった。。。。
セレクション当日は、試合が入っていたので当然試合は休む事となったのですが、私はコーチとして試合の引率に行きセレクションには妻が連れていった。
試合に行くと、息子のチームメイト達から、『息子は何で休み何?』と皆が聞いてくる。まぁ、用事と言っておいたがやはり同じチームメイトであと2人受けるのでなんとなく分かっている子供もいたが。
セレクションには、私は行っていないので、息子がどれくらい出来たか、また他の選手達のレベルがどれくらいなのか全くわからないし、妻に聞いても訳が分かっていない為、聞くだけ無駄でした。と言う事で、結果を待つのみだった。
当の息子は、セレクションを受けれた事にに満足している様子であまり結果を意識していない感じでした。多分自分は、中学の部活に行くと決めていたし、合格するとは思っていなかったみたいなので合格した場合どうするかは全く考えていなかったようだ。
そして翌日月曜日、私と息子はいつもの通りサッカーの練習に出かけ帰宅した時だった。妻がそわそわしながら私に近寄って来て、『子供にはまだ内緒よ!』と合格の電話連絡があった事を知らされた。
結果の通知は翌日届く予定でしたが、合格者には事前に子供に内緒という事で電話で連絡があった、そして入団の意思の返事を翌日して下さいともあった。
時間がない、今すぐ家族会議をしなくてはいけなかった。。。。
息子を呼び座らせた、そして、合格した事を告げると呆然としていた。
自分自身信じられなかったとの事・・・・・・
さぁーどうする?
まづは、通えるのかどうか? 学校との両立はどうか? 本人の意思は?
最初は、私たち親に負担がかかるので中学の部活でやるよ、せっかくだけど断ろうかなーと歯切れの悪い答えが返ってくる。
ところが妻は! 以前とは違い前向きに息子にこう言った。
親の事は考えなくていいから、自分が行きたいのかどうか自分の意思をはっきりさせなさいと言った。もし本当に行きたいと思ってるのなら後は親が考える事、送迎が大変だとかは考えず答えを出しなさいと息子に言った。
すると、『行きたい!』と答えが帰ってきた。
じゃわかった、明日返事しとくからと息子の進路は180度変わった。
その後は、晴れ晴れした顔付きにかわり嬉そうにしている。これは後で聞いた話だけれど『どうしてギリギリになって力試しにという理由でお母さんに受けたいと言ったんや』と聞くと
『多分、そう言ったら受けさせてくれると思ったから』と息子は言っていた。
本当は最初から自分自身も受けたかったし、クラブチームでやりたかったらしい。
危うく、親の都合で息子の希望する進路を曲げてしまう事になるところだった。
ところで妻は、スポ少でサッカーをやっている時は、私に負かせきりだった息子のサッカーですが、息子のサッカーについって関心が出て来たようです。
お母さんも頑張れ!
これから3年間私達夫婦は、息子のサポートをする為忙しい毎日がやって来る。
今後も息子の様子はこのブログで報告して行きます。

0