2021/8/10

やめたいオリンピック  
オリンピックもTVでやってるとつい見ちゃうけど、せっかくやってるんだから普段あまり見れないものが見たい。
同じようなのを繰り返してる競技は不要ということにできないか。
卓球とか体操の団体戦って要る? 個人戦だけやればいいよね。
ダブルスとかも微妙だけど、特に混合ダブルスとかは花相撲的な気楽さがあって、そう悪くはない。
陸上や水泳のリレーも、そんなにたくさん必要だろうか。
スケボーとか、新しい乗り物が発明されるたびに競技が増えるのか。そのうちセグウェイとかも始まるのか。そもそもスプリントはやらなくて、曲乗りみたいのだけやるのはなんでだろう。
くるくる回ったりする系は、飛び込みとか、トランポリンとかも、みんな同じに見える。体操だけでいいのでは。
競技のコンテンツが増えれば、競技団体や選手の実入りも増えて嬉しいのかもしれないけど、コストが増大するだけの楽しみを得られているのだろうか。
三段跳びとかボートとか水球とか10種競技とかホッケーとか、全然見れてないんだけど。
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2020/11/17

コンラッド  
ちょうどコンラッドを読んでたところで、と言ってもロジャーゼラズニイ「わが名はコンラッド」じゃなくって、ジョセフ・コンラッドで、そしたらTVで爆笑問題がコンラッドの「ロード・ジム」がどうとか言いだして、まわりがドン引きしてた。誰も知らないでしょ、そんな作家。コッポラの「地獄の黙示録」の原作の、と言えば、ああ、ぐらいに思う人はいるでしょうけど。
だいたい「ロード・ジム」とか本屋に売ってねえし、と思ったら、池澤夏樹の世界文学全集に入っていた。
太田さんはこの全集、全巻揃えてそう。
海外の作家で、みんなが名前をすぐにわかる作家って、どんなもんだろう。シェイクスピア、ゲーテ、イシグロ、ですか。
ポー、ドストエフスキー、トルストイ、ヘミングウェイ。
例えばナチスに弾圧された作家として、ヘッセ、トーマス・マン、ケストナー、なんかを挙げると通じるだろうか。
コンラッドの「密偵(The Secret Agency)」は、普段は平凡な一市民として暮らしているおじさんが実はアナキストで、という実際にあったグリニッジ天文台爆破未遂事件から着想したという話で、最近のイギリスではちょっと読み返されたりしたらしいですよ。
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2020/9/30

007  エンタ
半沢さんのドラマも、実は昼間やってるダイジェスト版で見たのがほとんどだけど、歌舞伎の人たちは面白いですね。筒井道隆とか柄本明とかも良かったけど、すっかり引き立て役みたいにされて。
・半沢が最後に勝つのは、相手の不祥事を暴くからであって、そんなに不祥事ばっかり起きてるのか。勝負としては、敵失に乗じての辛勝というやつで、腕力勝負で勝つほどにはスッキリしないやつ。
・大声で恫喝すれば通るみたいなやり方はちょっとイヤな感じ。
・女性の登場人物は、結局最後は主人公側につくという、これって007ですね。それも人気の理由か。

それで、半沢とか、藤井とか、菅とか、勝ち組に乗りたいという風潮は、当たり前とはいえ、その臆面のなさは、なんかみんな勝ちに飢えてるということなんでしょうか。

沖田正午「一万石の賭け 将棋士お香事件帖1」うわわ、全体になんか少しづつずれているのがキモチワルイ。
由良君美編「イギリス怪談集」幽霊なんか信じないとか、いろいろ懐疑的な人が出てくる、つまり19世紀末以降の話を集めているのが面白い。由良先生のヒネリですね。
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2020/9/13

幻庵  囲碁
百田尚樹「幻庵」文庫本全3巻。ストーリーは「坐隠談叢」そのまんま。あるいはそれを元にした江崎誠致の小説や、囲碁名勝負伝みたいな囲碁史読み物と同じもの。「坐隠談叢」自体は本因坊家中心なので、それを井上家側から書いてみようというのは、まああるかな。しかし幻庵と名人を争って、名人になった本因坊丈和の話が半々を占めてしまうのは仕方ないとして、その上の世代の本因坊元丈と安井知得、幻庵の師の服部因淑、知徳の師の安井仙知と、秀和、秀策はともかく秀甫、秀栄までとか、話を広げすぎで、何が焦点なのかわけわからん。それで誰に勝って、誰に負けたという話が延々と続いて、その一局の中で、攻めた、守った、ハネた、切った、一間飛びしたといった一手ごとの説明がまた延々と続くのは、さすがにまずいでしょう。従来の囲碁史ものが囲碁ファン向けなのに対し、これは囲碁を知らない一般読者向けなので、棋譜なしでなんとか伝えようとしたんでしょうけど、作者が一生懸命勉強したものをそのまま書いているだけになってしまっていて、これは果たして読んでわかるものなのだろうか。幻庵が清国密航を企てて失敗したとか、そんな眉唾話をそのまんま事実として扱ってしまうのも、夢があっていいのか。桜井知逹にスポットを当てたのはグッドだけど、そこで息切れした感。もっと整理して1/3の長さにリライトしたら断然支持します。

丸谷才一「笹まくら」戦時中は徴兵忌避者として日本中を逃亡していた男が、戦後はその事実を隠して普通の生活を送っている。つまり戦中も戦後も日本社会の構造は変わってないねという話なのだが、そんな話みんな面白くないよね。
丸谷才一「輝く日の宮」源氏物語の知られざる一帖をめぐる国文学者の論争の顛末のように見せて、紫式部には藤原道長という超強力なパトロン(愛人)がいたから、ああいう話がかけて、流布されることができたという、そんな事言っていいのか。
丸谷才一「女ざかり」新聞社の女性論説委員が書いた社説が元で権力の圧力を受けるのを、さわやかにかわして痛快なんでしょうか。ボーイフレンドの力とお色気の力であって、なんか逆説的でそこがいいんでしょうか。

水上勉「海の牙」水俣病を題材にしたミステリ。水俣病が問題になりかかった頃に書いたらしく、公害かかどうかもまだわからないけど、そういうトーンを背景に書いてみた。その辺の曖昧で気持ちが悪いところを形にしていく、肝の座ったところが魅力なわけです。
水上勉「西陣の女」田舎から就職で出てきた美少女が、朴訥な織物職人と、日本画の巨匠という、二つの愛の狭間で、、、ベタな話だけど、そういう話の元祖なんですよ。
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2020/8/26

剣の舞  エンタ
アルメニア映画「剣の舞 我が心の旋律」ハチャトリアンがこの曲を作曲した時の話。モスクワのバレエ舞台用に1942年に書いたのだけど、戦争やら共産党やらいろいろ。アルメニア出身で、故郷の英雄なんでしょうけど、その映画化が80年後なのはどういうわけか。もっと風景を誇っていいです。クライマックスあたりで急に展開が早くなって、だいぶ編集されたのだろうと言う気がする、それで話はわかるといえばわかるのだけど。こう言う話は、政治に入り込みすぎてもダメだし、政治から離れすぎてもよくないと言うジレンマがあるかも。ショスタコビッチもいい味出してます。
で、映画館で隣の席に、からだじゅうにぬいぐるみをぶら下げた赤い頭の変なおじさんが座ってたんですよ。どう見てもヤベーやつでビビってたんだけど、暴れたりはしなかった。あんまり強烈なのでもしや有名かと思って帰ってからググったら、新宿タイガーっていう人らしい。記念写真撮らしてもらうんだったか。

丸谷才一「笹まくら」「輝く日の宮」「女ざかり」面白いといえばそうだけど、基本シニカルなので、あんまり燃える感じではない。
伊藤整「変容」「イカルス失墜」こっちの方がゲロっとくるだけ面白い。
百田尚樹「幻庵」初百田です。十一世井上幻庵因碩、また渋いところを持ってきてくれました。天才なんだけど、喰わせ者っぽいところが好みなんですが。まだ最初のちょこっとだけしか読んでないけど、そもそもの囲碁についての説明をしながらの進行なので、ややまだるっこしい。
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黒嘉々さんはNHKにレギュラーで出てるけど、オファーが10年遅いネ。
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2019/12/27

最後のやつ  エンタ
スターウォーズが最後だと言うので。前に見たのはアナキンがちっちゃい時のだからだいぶ昔。
なので、誰が誰の息子とか言われても何が何だか。
久しぶりに見ると、全部ストーリーは同じ話ってことがよく分かります。
いやそれはシリーズ始まる前からわかってるんで、デティールです。
スターデストロイヤーの上を馬で走るのがいいです。あれ大坂なおみでしたか。
チャンバラシーン多すぎでしょう。最初に酷評されたんでムキになっちゃたのかな。
TVでその前のをやってたのでつい見てしまったけど、これはあまり出来が良くない気がする。
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香港が返還されて50年間は一国二制度って言われた時、50年後には本土が香港寄りの体制になると、世界の人はみんな思った。
たぶん中国の上層部もそう思った。思ったけど、そう言ってしまうと途端に現体制が崩壊するので(ソ連の時を思い出せば分かる)、分かる人には分かると言う言い方だった。
分かっても、党や官僚たちは、今の身分や利益が大事なので、現体制に忠実なふりをしないといけない。そして体制変革がますます遠のく。
もうさっさと止めたらいいのではないか。もう共産党もなにもどうでもいいでしょ。
国民も習さんも本音ではそうしたいんよ。そこんとこ若い人も分かって、うまくやってほしいですよ。
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2019/8/24

海の沈黙、シークレット・スーパースター  エンタ
昨日このブログが止まってたのはAWS障害の影響なんでしょうか。
映画「海の沈黙」ヴィシー政権下の抵抗文学の代表作ですが、原作に忠実に映像化してます。ドイツ将校に駐在された家主と姪の無言の行動が緊張感ある。冒頭の、これが抵抗文学作品ということを示す演出もおしゃれ。

「シークレット・スーパースター」インドの女の子が、自分の歌をYoutubeで公開して、そこからスターになっていくという、チープきわまりない話。でも面白い。父親が厳しいのでブルカを被って顔を隠して投稿するとか、ここのところの社会性、女性の生き方への障害との戦いがテーマみたいになってるけど、やっぱりメインは素敵な音楽。インドの女子中学生は制服の下にジャージみたいのを履いてる。あとやはり、ややふっくらめの子が人気があるとか。

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2019/5/23

出現  エンタ
汐留で、仕事さぼって、ギュスターヴ・モロー展。
もう、あれですよ、「出現」。たまらんわ〜。
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ユイスマンス「さかしま」で延々語られてるアレです。この前段の「サロメ」や習作が並べられて、執念がよくわかります。
印刷で見るのと原画では、全然印象が違う。もうこれは完全にアレな人の絵だってわかります。
他に一角獣や、スフィンクスや、神話もの。規模はやや小さいのかもしれないけど、大興奮です。
映像で流されてるモロー博物館(元の居宅)の様子も面白い。
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新橋の駅前は人が多い。古本市もやってた。おっさんだらけのつかみ取り会場ですかここは。
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2019/3/24

ハンガリーの帽子屋さん  エンタ
「孤独な声」ソ連映画。ソクーロフ監督、原作はプラトーノフ。なんだかよく分からん。田舎の貧しい労働者の話。白軍が掃討された頃らしい。何かの工場で働いているようだが、何を作っているのか不明。結婚式も開けないような貧しさだが、それを貧しいとも思っていないようだ。食事シーンがあるが、何か黒い固まりをボリボリかじっているだけで、それが何かもわからない。そんな中に、何か生と死を巡る思念が渦巻いているらしい。

「サンセット」ハンガリー映画。オーストリア=ハンガリー帝国下のブダペストが舞台、ウィーンと結びついて繁栄する帽子店にお針子=職人として応募してきた女性の視点で帽子店を取り巻く謎が解き明かされていくが、人々の間では特権階級への反発が増している。そして第一次世界大戦。人と馬車の雑踏の凄まじい市街と、帽子店の美女軍団が圧巻。東欧の人はアングロサクソン系と違ってアジア人にとって親近感がわくように思う。細かいストーリーは二の次で、主人公視点で映し出されるブダペストとドナウ川と美女を堪能。

# 最近ブックオフも少なくなりつつある。気が付いた範囲では、渋谷、大森、新横浜、多摩センター、青葉台246沿い、町田金森、相模原駅前が消えている。
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2018/10/7

硬直世界  
「バーフバリ」のたぶん前編。これは確かにすごいわ。大迫力の大ロマン。超弩級。戦闘シーンがやや長い気もするけど、費用かけたシーンは削れないという人情でしょうか。続編もかなりカッコ良さそうなんだけど。
「女は二度決断する」イラクからの移民の男と結婚したドイツ人女性の話。夫と子供がネオナチによる無差別テロに巻き込まれて死亡してしまう。なんにせよ現代のドイツ社会の一断面なのでしょう。
「死霊館のシスター」なんかひねりのありそうな話かと思って見に行った、あ、あ、これがいわゆるB級ホラーってやつですか。そっかー、これがそうなのかあ。ルーマニアの山奥を舞台にしているというので、あの人が出てくるかと思ったら直接には出て来ず。バチカンから派遣されたシスター見習いは、土地勘があると言われたが、その理由は最後まで分からず。怖いのが出てくるシーンは、ドンっという大きな音で半分ぐらい稼いでいる感じ。神父やシスターは悪霊的なものを恐れないのは、そういうものに既に耐性を持ってるんでしょうか。
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政策や法案を書くスタッフや官僚の人たちは、正しいことしか言わない。だけど世論や野党に配慮して適当な妥協案で手を打つというのが政治家の裁量ということになる。正しさは一つじゃないし、それが中庸ということにもなる。だけどそういう才覚を持たないも者がトップだと、政治は硬直したものになってしまう。
まずは、そういう人がこの世に本当に存在するのだ、ということから知ること。
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最近は、大佛次郎、水上勉あたり。ドリス・レッシング、レオ・ペルッツとか。丸谷才一はどうだろう。
「シブミ」の続編「サトリ」というのがあったのを最近知った。作者がなぜかドン・ウィンズロウなのか。
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