前回の
「犬飼改革」の真意〜4つの質問に語る〜」に続き、16日付の朝日新聞朝刊に掲載されていた記事をメモしておきます。
■代表強化 育成改革から
会長になって自分の考えを問われることが多くなった。私のアイデアは頭の中でひねり出したものではない。これまでの人々との出会いに源がある。
欧州三菱自動車の社長としてアムステルダムに住んでいた頃、ダブリンで「街の宝物」と尊敬されていたホッケーのコーチを紹介された。そう呼ばれるのは指導技術が優れていただけでなく、人間的な魅力を備えていたから。彼を知って以来、スポーツに携わる仕事は、突き詰めれば育成に集約されると思うようになった。
育成で有名なアムステルダムのアヤックスでは、10〜11歳を教えるベテランコーチが、アヤックスで働くコーチ全体の先生でもあった。
私も一度話をしてみたいと思い、そのコーチに会いに行った。練習後、子どもとの面談を終えてようやく現われた彼は、「遅刻してきた子がいたので話し合っていた。遅刻がなぜ悪いのかを彼が理解してからでなければ帰らせられなかった」と説明した。並の指導者なら、しかったことで子どもを分からせたことにしてしまっただろう。
タイトルと縁がなかったスペインが今年の欧州選手権で優勝できたのは、チームの結束や国を代表する誇りを育成の段階で植え付けてきた成果だとも聞いた。日本も、もっと育成に力を入れなければ世界のトップに追いつけない。そのために、現状は技術委員会が若手育成と代表強化の両方を担っている協会の組織を見直しているところだ。
育成に限らず、これからも色々な人の話を聞きながら日本のサッカーを良くしていきたい。協会や代表OBが集まれるラウンジを協会がある東京都文京区のJFAハウスに設けようと考えている。代表戦にもOB席を作りたい。そこに集まる経験と知恵がサッカー界を支え、サッカー文化をつくってくれるはずだ。
(日本サッカー協会会長)
ふむふむ。と思っているとフィンケ新監督が来日しましたね。
で、いきなり7時間のミーティングですか!
今までの監督では在り得なかった長時間ですね(激笑)
まぁとりあえずは#11、#16、#22の流出を阻止してもらわねば!!