キングダム33。主人公サイドとしては間一髪で危機を脱したことになるが、むしろ異民族の介入でひっくり返された敵方の無念さに感情移入する。中華の歴史が歪められたとの叫びは妥当である。発端は秦が占領した山陽を完全に自国領土化して同化政策を行ったことである。これは戦国時代の常識から外れていたため、合従軍になった。戦国時代のパワーバランスを壊すことになる。
この展開が御都合主義に感じる点は山の民が利用される一方に感じることである。そこまで秦のために戦うことに山の民側のメリットがあるのだろうか。秦が中華統一したら真っ先に弾圧されそうである。
後半はキョウカイの敵討ちである。キョウカイの一族の掟は絶対的なものという印象があった。

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