2009/8/31 9:25
「名門」
樋口礼二郎劇団にいってまいりました
お芝居は【長良川艶歌】
他の劇団だと【東京】とか【長崎の女】ですね
男と二人貧しいながらも幸せな暮らしをしている女
そこへ昔の男がやってくる こいつが悪い野郎で
女をだまし借金のかたに女郎宿に叩きうった奴
おまえさん、いったい何の用だい
私があれからどれくらい苦労したかわかってるの!
あのときゃぁ〜すまないことをしたと想ってる
だから、こうして二人でやり直そうと
金を作ってきたんじゃねえか

とたんまり入ってそうな縞の財布をちらつかせる
あたしゃ、お金なんていらないんだよ
今は優しい人と一緒になって暮らして幸せ
いいから、もう帰っておくれっ

!!
そうかい、じゃおめえが前に女郎だったことを
亭主にしゃべってやる
それに亭主だって叩けばホコリの出る体
調べ上げて仕事ができねえようにしてやり
また命だってわかりゃぁ

しねえぜ
・・ ・・ ・・ わかったよ
そのかわりうちの人には何もしないでおくれ
女が観念して歩き出せば
男が女の姿が見えなくなって財布の紐をとけば
小判ではなく、石ころがゴロゴロと転がり出る

ココいいですね、より悪が強調されています
他の劇団ではあまりみかけないような??
あれから二年(ふたとせと読む)
亭主が探しにやってきて・・というお話し
さてお芝居は


サイコロ博打の賭場の場面に
五十両が出てくる場面でも
切り餅とよばれる二十五両の紙包みが二つ
それを口で噛み切り中身を確かめる
随所にこだわりがあって
さすがは名門

樋口の芝居と私は感心しました

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