2020/12/30 6:09
「大晦日」
江戸時代の大晦日は
借金を清算する日で
人々が走り回っていたそうです
当時はすべて掛け売りが多く
宵越しの金は持たない なんて
江戸っ子を気取る長屋の住人も
借金だけは律義に返す
お芝居【文七元結】にも出てまいります
大工の男が年末の支払いを
済ませることができないために

娘を吉原の女郎屋に預け
五十両の大金を借りてきます
顔なじみの女将も心得たもので
この子は下働きをさせて
お店には出さないから
安心して早く持ってくるんだよ
ところが帰り道でどこかのお店の番頭さんが
年末の掛け取りを落としてしまったのを
聞いてそのまま渡してしまいます
借用書?そんなものはいらねえ
見てる側は人がイイにもほどがある
でも最後は娘も番頭さんも
ハッピーエンドで終わり
慌ただしい年の瀬に心沁みるお話し
人情噺を見て聞いて
来年こそは・・と

心に言い聞かす

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