2021/2/22 5:39
「小松村の七五郎@」
お芝居で石松といえば壮絶なラストの
閻魔堂の最後が有名ですが
私は小松村の七五郎の場が好き
七五郎は清水次郎長の身内ではないが
石松が子供のころから兄貴と慕う人物
小松村とは今の浜松市浜北区小松のことで
やらまいか(やりましょう)精神が旺盛で
あれこれ悩むより、まず行動しようとの
遠州人気質がしみ込んでいる土地柄
小松村の七五郎の家に

血まみれの石松が飛び込んできた
怪我の介抱をしてやりながら七五郎が
石松、久しぶりじゃないか
この宿場に入ったとの噂を聞いたが
なぜ一番に俺を訪ねてこないと叱咤する
兄貴すまねえ
これには訳があり身受山の鎌太郎親分から
次郎長親分のお蝶姐さんへの香典代として
預かった百両を都鳥三兄弟に貸してしまった
ところが二日で返す約束が
七日たっても返しゃしねえ
そこで催促にいったら騙まし討ちにあい
こんな姿になっちまった・・
そこへ子分を引き連れた都鳥一家の登場
七五郎の
女房、お民の
機転で押し入れに匿ってもらう
お民はキレイでなくていい
心がキレイな女がいい


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