| 投稿者: らっち

 このブログは、「広島・都市観光の創造」というサイト付設のブログです。
 サイト自体は、「都市観光という切り口から、広島のまちづくりを考える」をテーマにしたサイトですが、このブログでは、広島という都市の今を語っていきます。
 クラシックを中心に、音楽の話題も定期的に取り上げていますので、よろしくお願いします。

*この記事は、常にトップ表示しています。更新した記事は下にありますので、そちらをご覧ください。




2021/7/24 | 投稿者: らっち

 東京オリンピックが開幕しましたね。
 ただでさえ、コロナの緊急事態宣言下での開催であるのに加え、演出家や音楽家の相次ぐ辞任・解任など、もうグダグダ感が半端ない大会になって来ていますが、まあ、折角の五輪です。思いきり楽しませてもらいましょう。


 ただまあ、何と言いますか、ここまでのゴタゴタを見ていると「この体たらくじゃ、そりゃ、この国衰退するよ」って思いますね。音楽家の辞任騒動が良い例で、何があったのかと思いきや、「30年以上前に、イジメをしていた」だって。で、「20年以上前、イジメを反省することなく、自慢げに雑誌のインタビューで語っていた」だって。
 確かに、イジメは良くないことですが、みんな、若い頃には色々あるだろうに。いつまで過去を引きずれば良いのだか。当時をきちんと反省して、今、感動的な五輪の演出を実現することが出来るなら、それで良いだろうに、と思います。優秀な(?)音楽家が五輪を盛り上げて、日本を売り出してくれようとしているのに、足を引っ張ってどうするよ。そうやって「出る杭」をイチイチ叩くから、この国が衰退するんだよ、と思います。

 こう見ていくと、本当に、この国はもうダメかもな、と思います。日本が再び輝きを取り戻すチャンスになるかも知れない五輪を、自らの手で、つまらない大会にしていく。こんな国は世界的に見ても稀でしょう。

 ところで、今回の五輪。結局はほぼ無観客で行われることになりました。こんなことなら、広島で五輪開催できたかもしれませんね。結果論ですが、秋葉元市長が主張していた「ヒロシマ五輪」。もしかすると正解だったのかもしれない(笑)。無観客なら、デカいハコを用意する必要もなく、エディオンスタジアムを少し改修するだけで実現できたかも。いや、そもそも、舞台が東京だから無観客なのであって、広島なら客席の50%収容とかでも開催で来ていたかも知れません。さすが秋葉元市長。この辺りを全部予知しての誘致表明だったのですかね(笑)。
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(エディオンスタジアム広島。1994年のアジア大会のメーン会場です。どうせ無観客なら、ここで五輪しても良かったのかもね)


(おまけ。1994年のアジア大会開会式。今回の東京五輪と比較すると、スキャンダルもなく、平和な大会だったんだなと思う)

 …まあ、「ヒロシマ五輪」は夢物語だったとしても、折角の国内での五輪です。「東京五輪にいかにしてヒロシマの要素を加えるか」というのはもっと考えて良かったのかもしれませんね。例えば、開会式に、「ヒロシマ」の要素を加えるとか、出来たのではないかと思います。

 そう言えば、以前、「ヒロシマ五輪の意義」とかを一生懸命語って、誘致活動をしていた人とか、結局その後どうしたのでしょうね。そんなに五輪開催が素晴らしいことなら、折角の国内開催五輪で、何故アクション起こそうとしなかったのか。不思議ですねぇ。愛と平和のメッセージを配信するため、広島で五輪を開催しようとしたのでしょう? 広島での開催は叶いませんでしたが、国内で開催されるのですよ。なぜ、この機会を利用しようとしないの?? 理解に苦しみます。当時の五輪誘致活動が、本来の目的とは違う意味が何かあったのかと、勘繰ってしまいますね。

 …ああ、そう言えば、東京五輪にヒロシマの要素を加えようとした動き、あることはありましたね。秋葉元市長や、被爆者団体が、8月6日に選手やスタッフに黙とうをするように提言したのだとか。
 う〜ん。まあ、気持ちは分からないことはない。ただ、少々独善的かと思う。8月6日に黙とうしろと言うなら、8月9日はどうなるのか。で、8月15日はどうなるのか。そもそも、世界に目を広げるとまだまだ黙とうしないといけない時間はあるだろう。第2次世界大戦だけが戦争ではない。世界の長い歴史の中には、悲惨な出来事がたくさんあった。それをその都度、全部黙とうしろと言うのか。それとも、広島だけ特別扱いしろと言うのか。やや独善的だな、と私は思います。
 それに、広島が五輪を活動の場に使うのはまだ良い。ただ、選手にイチイチ行動を求めるなよ、と思います。五輪は平和の祭典ではあるが、アスリートにとっては真剣勝負の場です。4年に一度の大事な大会で、みんな人生かけて挑んでいます。みんな、プレーのことに必死です。そこに、わずか1分とは言え、黙とうを強制すると言うのはいかがなものか。アスリートは、平和学習のために日本に来たわけじゃない。金メダルを狙ってきているのです。競技の終了後ならともかく、競技前は、自分のプレーに集中できるような環境を作るべきでしょう。アスリートに対する礼儀だ、とすら思いますね。黙とうを求めると言うなら、せいぜい、バッハ会長だけぐらいにするべきでしょう。
  まあ、て言うか、その前に、「そもそもお前らきちんと8月6日8時15分に黙とうしているのか?」とも思いますね。あの黙とうの時間帯に大騒ぎして、政治的主張を叫んでいる連中、貴方たちの仲間じゃないの? ヒロシマできちんと黙とうできないのに、五輪での黙とうを要請するの?? まずはそこから何とかしろよ、と思います。

 と言うことで、五輪開幕に絡めて諸々でした。まあ、とりあえず、五輪楽しみましょうかね。。。

2021/7/18 | 投稿者: らっち

 IOCのバッハ会長が広島を訪問されましたね。
 色んな人が色々言っていますが、まあ、そんなことはどうでも良くて、広島の地域づくりという側面から見たときに再確認できたのは、「広島」という都市の影響力の強さです。ここ5年間を見ただけでも、次の海外の要人が広島を訪れ、その度に世界的なニュースになっています。(肩書は訪問時)

2016年5月  オバマアメリカ大統領
2019年11月 ローマ教皇フランシスコ
2021年7月  バッハIOC会長


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(2016年オバマ大統領)

 こういうのを見て、「ヒロシマを利用している〜」とか、「パフォーマンスだ〜」とかいう声もありますが、そもそも、広島はどこかの団体や個人の所有物ではない。むしろ、「ヒロシマを利用している〜」とか言っている人間の方がよほどヒロシマを利用している。8月6日、みんなが黙とうを捧げている時間に、被爆者団体の名を使い、明らかな政治的主張を叫んでいるのは何処の誰なんだ、っていう話です。

 おっと。話がズレました。そんな偽善的、独善的な団体のことはどうでも良くて、結局、ここで私が言いたいのは、「広島」の影響力の強さです。
「利用している」だろうが「パフォーマンス」だろうが、それだけの価値が広島にはある。それが第一。広島の地域づくりを考えた場合、これを利用しない手はないでしょう。

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(これは何だったっけ? 2016年のG7か。そうか、そういえばそんなこともあったんだったな…)

 日本の地域づくり、都市づくりを見た場合、よく、「日本の都市は画一的で、どこもかしこもリトル東京だ」と言われます。
 それはその通りだと思いますが、じゃあどうすれば良いのか、を考えると、これがなかなか難しい。日本全国を見渡しても、「東京的なモノ以外の価値観」を成功している地域は少ない。胸を張って成功している、と言えるのは「港町・神戸」や「古都・京都」ぐらいではないでしょうか? あとは、「自然と共生した住みやすい街」とか、「歴史を活かしたまちづくり」のような、「分かるけど、それ、なかなか上手くいかないよねぇ…。どこもかしこも、同じようなことやっているよ」みたいなものばかりです。
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(神戸。明らかに、東京を越えたカッコ良さがある)

 で、広島。上述のとおり、この都市の持つ影響力の強さは凄いものがある。東京にも負けやしない。これ、何とかうまく使いたいですね。具体論は…と言われたら、ちょっと私も出てこないのですが、例えば、某市議会議員が言われているような、「広島をアジアのジュネーブに」とか、「国連機関の広島誘致」などは良いですね。その後の都市ブランドの構築、MICEの誘致、都市観光の推進に大いに貢献できるように思います。

 都市ブランドで言うなら、神戸が港町、京都が古都ならば、広島はさしずめ国際都市と言うところでしょうか。若い人のうわさ話とかで「広島って、なんか外国人多いんだって。外国人の友達も出来やすいし、さながら国内留学しているような感じなんだって。いいなぁ。広島行きたい。大学は広島の大学行こうかな。広島市立大学に国際学部っていうのがあるし、広島修道大学には国際コミュニティ学部ってのがあるね。この辺りが良いかもね」みたいな話が出るくらいになれば、最高だと思います。

2021/7/11 | 投稿者: らっち

 夏の高校野球、広島県大会が開幕しましたね。
 正直、私は高校野球には興味ないのですが、こういう大会は、普段なかなか入ることのない、地方球場の中に入ることが出来るのが楽しい。スタジアムやホールと言ったハコ好きな私は、早速、呉と東広島に行って見ました。今回は、球場レポートです。

 まず、鶴岡一人記念球場(呉二河球場)。呉の大之木建設が命名権を購入したものの、企業の名前ではなく、野球界の人の名前を付けたという、少し面白い球場です。
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 古くは、南海ホークス(現:ソフトバンクホークス)がキャンプを行ったこともあるこの球場。15,000人収容で、現在でも定期的にプロ野球が開催される、伝統ある球場ですね。早速見てみましょう。
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(充分な幅員があるコンコース)

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(売店スペース。よく見ると、水道、ガス、電気がこのスペースまで来ていました。そういう設備があるなら、そこそこきちんとしたお店の出店が可能ですね)

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(バックネット裏から。スコアボードは電光掲示板)

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(席はこんな感じ。バックネット裏は背もたれ付きのセパレートタイプ。一塁側、三塁側の内野席は、背もたれはありませんが、セパレートタイプです。Wikipediaを見ると、1993年に改修されたと書いてあります。おそらくその時に改修された席ですね。94年のアジア大会開催に向け、改修したのでしょう)

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(屋根は、バックネット裏に少しだけ。。。)

 で、次は東広島に行きます。東広島運動公園野球場(東広島アクアスタジアム)です。2007年開場と、比較的新しい球場で、収容人数は3,800人。やや小さめですが、プロ野球を開催しないと言うなら、まあ、充分な規模でしょう。
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 建物内には、コンコースと呼べるようなものはありません。代わりに、周辺の通路がコンコースの役割を果たしています。これで良いと思いますね。
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(球場外部の通路(事実上のコンコース))

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(バックネット裏はこんな感じ。中央部は背もたれ付きのセパレートタイプ。端っこは背もたれのないセパレートタイプ)

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(車いす用の席も)

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(この球場で面白いのがココ。ベンチの隣、普通ならスタンドがある場所に、ブルペンがある。まあ、確かに、ここにブルペンがあれば便利だ。で、その向こうは芝生席+ベンチタイプのスタンド。ちょっと珍しいタイプでしょ。もう少し見てみましょう)

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(グランドに近い場所が芝生席で、遠い場所がベンチタイプのスタンド。一風変わった感じですが、「グランドから離れるなら高さが必要」と言うことで、理にかなっていると思います)

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(球場全体を見るとこんな感じ。スコアボードは電光掲示板です)

 と言うことで、2つの地方球場でした。「だからどうした」と言われれば困るのですが、最初に言ったとおり、単純に、こういうハコモノが好きなのです。しかも、プロのホームスタジアムになるような立派なやつではなく、こういう、アマチュアチックなスタジアム。「どこが良いの?」と聞かれると困るのですが、とにかく好き。今度は、エブリイ福山市民球場に一行ってみたいなぁ。あの、ヘンテコな2階席を味わってみたい…(笑)

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(wikipediaより。ど〜してこんなヘンテコな2階席になるんだ… って思いません?(笑))

2021/7/3 | 投稿者: らっち

 広島大学法学部が千田町に戻ってくることになりましたね。
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(現在の東千田キャンパス)

 素直に良い話だと思います。5年前、医療系学部の教養課程が市内に戻って来たのに引き続いての、広島大学の都心回帰です。
 出来れば、この流れを加速させたいもの。法学部と同様に、社会科学系の経済学部、そして文系という括りで文学部ぐらいが、この千田町に帰ってくるのがベストです。隣接する東千田公園の敷地の一部を活用してでも、何とか都心回帰を実現させてもらいたいものですね。
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(東千田公園)

 ところで、今回初めて知ったのですが、広島大学が今の西条に移転する際、その他の候補地として可部や石内が挙がっていたのだそうですね。
 う〜ん。勿体ない…。「たられば」の話になりますが、もし、石内地区に移転していたら、都心回帰の必要もなく、最善の結果となっていたように思います。
 「石内」と言っても広くて、どこかよく分からないのですが、仮に今アウトレットがある場所だったら、これはベストの選択だったでしょう。

 今、石内地区ではアストラムラインの西広島までの延伸の話が出ており、私はこれには大反対の立場を取っているのですが、仮に石内に広大があるというなら、逆にアストラム延伸大賛成です。正直言って、広大があるくらいではアストラムの採算がとれるとは思いませんが、それでも、石内に広大があるなら、「都市の機能」として、アストラム延伸ありだな、と思います。
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(アストラムライン延伸ルート案。もし、石内東駅の場所に広大があったら、わずか3駅(10分ちょっと?)で西広島駅まで到着することになる。正直、それで採算が取れるとは到底思えませんが、まあ、都市の機能としてあって良いでしょう。アストラムの採算云々を越えた価値があると思います。(念のため言っておきますが、軌道系交通網の採算性を甘く見てはいけません。広大があるくらいで儲かるなら、今の西条駅〜広島大学間なんて、とっくの昔にLRTぐらい走っています。ましてや、アストラムのような新交通システムで採算性を確保しようってのは、かなりの至難の業です。ネット上を見てると、随分簡単に考えている人が多い様子ですが、もう少し真面目に考えてもらいたいもの。バスなどと同じレベルで考えられては困ります)

 さて、話を戻して、広大の石内キャンパス案について。
 何故石内がベストだったと思うか。話を30年前に戻しましょう。

(以下、私の思い出話スタート…)
 当時、修大で合唱のサークルに入っていた私。学内での活動だけでなく、「広島学生合唱連盟」というものがあり、他の大学合唱団とも交流がありました。年1回、ちょうど今頃の時期に合同でコンサートをやっていた他、みんなで遊びに行ったり、お互いの単独のコンサートを聞きに行ったりしていました。
 この連盟の活動拠点は広島大学の東千田キャンパス。合同でのコンサートの練習は、毎週日曜日の午前中に東千田キャンパスで行い、そのまま役員は千田町界隈のお好み焼き屋で昼食食べながら打ち合わせを行い、その帰りに他の女子大の子たちと遊びに行き、合コンの話をまとめて帰る、というのがまあ普通の流れでした。
 で、当時からよく話をしていたのが、「広大の移転が完了したらどうするの?」ってこと。練習会場は区民文化センターとか借りる? 広大生はわざわざ西条から毎週市内に出てくる?? って話をしていたのですが、結局どうなったのでしょうかね…。今、学生合唱連盟がどうなっているのかは知りませんが、とりあえず、合同でのコンサートが実施されているという話は聞きません。。。

 これがもし、広大が石内にあったらどうなっていたか。広島学生合唱連盟の活動拠点は広大石内キャンパスもしくは修大キャンパス。合同練習なども、この2大学のいずれかで行い、帰りはみんなアストラムに乗って西広島駅に直行。で、周辺のお好み焼き屋で打ち合わせをして、そのまま女子大の子と遊びに行き、コンパの話をして帰る、と言うことになっていたでしょう。

 たまたま、私の経験談を基に話を展開してみましたが、この手の話、山ほどあるはずです。要はインカレサークルですね。今、広島の大学生でインカレサークルに加盟している学生数はどれだけいるか。合コンはどれくらい実施しているか。データを持っていないので分かりませんが、まず間違いなく、同規模の仙台には圧倒的に負け、岡山にすら負けていると思います。大学の立地条件での不利が大きすぎます。仮に石内に広大があり、広大、修大、安田と、広島でも規模が大きい大学がアストラムで繋がれば、これは楽しいことになっていただろうにな、と思います。

 …まあ、過ぎた話はもう言うまい。広大法学部の東千田キャンパス移転。期待したいと思います。




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