フェニックスホールと新ホール

2022/3/26 | 投稿者: らっち

 前回記事の広島交響楽団のコンサートで、久しぶりにフェニックスホールに行きました。
 以前から思っていたのですが、このホール、立地的には最高ですね。中心市街地から近いだけでなく、「平和記念公園」という、世界的に見ても特別な場所。日本有数の立地で、世界に出しても恥ずかしくない、素晴らしい立地のホールです。
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(日本中を見ても、こういう写真が撮れるホールなんて珍しいでしょう)

 そういうことを考えていくと、「ここを広島交響楽団用のホールにすれば良いんじゃない? 音楽を世界に発信できる拠点に出来るぞ」と思ってしまいます。
 ただ、久しぶりに行って再認識しました。ここはやはり、「会議場」です。「音楽ホール」と呼べる物ではないですね。ちょっと比較してみましょう。まず、ステージ周辺。ステージ後ろの反響板や天井部分。他のホールと全然違うでしょ?
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(フェニックスホール)

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(兵庫県立芸術文化センター)

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(HBGホール)

 そして、ホールの袖部分。フェニックスホールは、「いかにも会議場」という感じです。
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 一流のホールはこうですよ(兵庫県立芸術文化センター)
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 つまり、現段階では、フェニックスホールは「大きな会議室」と呼ぶべきもの。では、「内部を改修すれば良いホールになれるか?」と聞かれた場合、詳しく調査をしてみないと分かりませんが、「相当難しいんじゃない? と言うか、まず無理じゃない?」と思います。
 時々、「他都市では既存のホールを改修して一流のホールにしている」なんてことを言う人がいますが、そんな便利な方法がどこでも通用すると思ってはいけない。上の写真を見比べてみてください。フェニックスホール、他のホールと比較して明らかに高さが足りない。他のホールだって、別に見栄で高い空間を確保している訳ではないでしょう。豊かな響きを確保しようと思ったら、これくらいの高さが必要と言うことなのではないでしょうか? それを考えると、「フェニックスホールを改修して良い音楽ホールに」と言うのは相当難しいのではないか、と思いますね。
 そう考えていくと、「フェニックスホールを音楽用ホールに」とか言うのは、妄想でしかなく、現実的ではない、と思いますね。やはり、今話が出ている通り、今の中央図書館辺りに新設、と言うのが妥当かなと思います。

 中央図書館辺りに新ホールを造る場合、どんなホールが良いでしょうね…。まあ、近所の福岡や岡山の事例を参考に、2000席規模のホールを造ることになるでしょう。
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(福岡シンフォニーホールが入るアクロス福岡。やはりここも高さがあるのが、外観を見るだけでわかる。音響に高さはどうしても必要だよ、ということでしょう。岡山のホールのビルもデカいですよね…)

 福岡、岡山のホールに共通しているのが、ビルの中にヤマハが入っていること。そうですね。広島のヤマハ、なんか狭苦しいし、新ホール建設に併せてそちらに移転するというのも良いですね。そうすれば、明らかに、新ホールは「広島のクラシックの拠点」となることでしょう。他の飲食店などは、基町クレドなどに任せればよいので、ヤマハぐらいは、新ホールにテナントとして入ったら良いでしょうね。欲を言うなら、ノルディックサウンド広島とかが新ホールのテナントに入ってくれれば嬉しいですが、まあ、ありえないでしょうね…。
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(ノルディックサウンド広島。全国的に見ても珍しいお店で、貴重な存在です)

 と言うことで、フェニックスホールと新ホールについての話でした。




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