夕方で閉めてしまったお店もありましたが、遠い記憶にあるような市場を目にしました。

夕方閉めるという健全さがなつかしい。
八百屋、惣菜店、ごちゃごちゃ。

母に手を引かれると自分の脇があくほど小さかった頃のこと。
天井からゴムで吊るされたカゴに小銭がどっさり入っていて、二、三人の店員がそれを自分の方に引き寄せてお金を入れたり釣銭を取り出したりして、常にびよんびよんしていました。
昔は、どうしても暮らしていけない人はズルをする手段があって、周囲も見ぬふりをした。あからさまな親切も、さっとやって、まっすぐありがたがるシンプルな関係で済んでいた。あれでよかったのにと思う。
語弊ありですがこのまま投稿します。

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