予習が終らないです。
働けど働けど、我が暮らし楽にならざり…
って、そんなやってないから文句も言えないです。
ともかく、本日の<刑事法演習>。
お題は簡単に言っちゃうと、過失犯?
ストーリーは以下の通りです。
このお話は、フィクションであり、実在の人物や判例に基づくものではなく、更に Red-ips が好き勝手に脚色したものであることをご了承お願いします。
今年31歳になる青年Xは、システムエンジニアで、日々女性に縁のない生活を送っていた。
そんな彼も、半年前から彼女が出来た。
学生時代の友人の紹介で知り合った2つ年下の彼女。
しかし、彼はSEという職業上、なかなか彼女と2人きりの時間を持てずにいた。
1ヶ月間。
電話とメールのやりとりこそしていたものの、彼女と直に会うのは久しぶりだった。
Xは、1ヶ月の空白を埋めるべく、万全の準備をしていた。
会話が途切れないように、情報収集にも励んだ。
彼女を助手席に乗せて、Xは車を走らせた。
Xの話題に、彼女は楽しそうに声を立てて笑った。
そんな助手席の彼女を、彼は横目で見た。
彼女も、今日この日のために、目一杯のおしゃれをしてくれたようだ。
Xは嬉しくなった。
彼は、照れ隠しも含めて車の速度を上げた。
県道は、片側1車線。
制限速度は40キロメートル。
しかし、彼の車は50キロメートルの速度で走り続けた。
Xは、何度も彼女の姿を盗み見た。
下心がなかったと言えば嘘になる。
そのとき、突然、車道上に子供Aが見えた。
Xは、彼女に夢中になっていて、子供Aに気が付くのが遅れたのだ。
子供Aが飛び出した時点では、Aまでの距離は20メートル程あったものの、Aに気が付いたのは、10メートルの距離に接近してからだった。
Xは必死にブレーキを踏んだ。
片側1車線では、車を道路の脇にそらしてAを避けることは出来ない。
Xは車体前方に衝撃を感じた。
…嫌な感触だった。
車を降り、Aに駆け寄ったものの、Aには意識がなく既に虫の息だった。
その後、彼は業務上過失致死を理由に起訴された。
「オレはこれから、一体どうなるんだ…」
絶望に打ちひしがれたX。
彼の未来は、この後どうなるのか…。
そして彼女との関係は…。
今回は小説っぽく仕上げてみました。

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