
突然ですが、法政大学法科大学院には、
< 法廷教室 >があります。
←コレです。
なかなかオゴソカで、ムードがあります。
さて、そんな法廷教室ですが、本日はちょっと様子が違います。
そこには怪しい物体が…。

コントラバスです。
別に証拠品じゃないです。
中に覚醒剤なんて仕込まれてないですよ。
なぜか法廷教室で、
クリニックの授業の一環として、
< コンサート >が催されました。
ビオラ・チェロ・コントラバスの三重奏を中心とした本格派クラシック演奏会です。
クリニックの先生方による宣伝が功を奏しまして、大盛況です。
多くの学生にとっては、
「音楽を聴いてリラックスするものいいかも?」
「演目が好み〜♪」
というよりは、
「なぜクリニックでコンサート…」
という好奇心の方が勝っていたことと思います。
「『クリニック』と『クラシック』、まさかシャレか…!」
というアホな私の発想は置いておきまして。
一応N村先生の解説によりますと、
「これからの裁判は変わらなければならないです。
そして法曹もそれに応じて変化を求められます。
これからは感性が要求される時代です
感性を磨くには、音楽が最適です」
だそうです。
少なくとも、法律家にとって理屈付けが大切であることは分かりました。
まあ、感性は確かに必要かも知れないっすね。
感性が豊かな人は、木の葉が落ちることに全く違った意味を見出せますから。
そーゆー発想が、時に事態の重要な打開策を導くこともあるカモだし。
ほら、よく安っぽいTVの2時間ミステリーで、探偵役が、私生活で偶然起きた出来事や日常会話からトリックの糸口を見つけるじゃないっすか。
そんな感じ?
(私が言うと、恐ろしく安っぽい話になるな…)
さて。
< コンサート自体の感想 >としては…。
いやあ、良かったです。
なんかもお、夢中になってしまって、異次元に行っちゃいました。
確かに、音響面などコンサート・ホールに比較して色々ありますけど、やっぱ生はいいっすね(ビールじゃないよ)。
なんなんでしょうね。
生独特のあの空気みたいなのって。
なんつーか、重低音が心臓の奥に染みわたる感じかな?
三種の楽器で二重奏を組み合わせることによって、構成に変化をつけるトコなんて、結構考えられていると思います。
最初に曲順を変更したのも、三重奏の曲目で、二重奏の曲目を挟む構成を作って、変化を出したんじゃないかと。
サスガに、演奏者の方々はプロだけあって、私を含め、ロースクール生が素人なコトをご存知です。
素人の困るところ随所に工夫があります。
(例えば、曲の変わり目が分からなくなるコトがあるから、一曲ごとに解説をつける。コレも小さな音楽会ではよくやるっすもんね)
ちなみに、私的には、三重奏の「ハイドン作曲バリトンの為のディベル」が特に良かったと思います。
これもまあ当り前と言えば当たり前の感想なんすけどね。
トリだし。

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