たまに思います。
しみじみと。
司法試験は常識が必要なんだと言うことを…。
むかーしむかし。
問題集を解いていたときですが。
他人のカードで、キャッシュディスペンサーからお金を引き出した場合の罪責が問題となったとき。
機械相手に詐欺罪が成立しないっつーコトは知ってた上で。
「キャッシュディスペンサーは、向こう側に行員さんがいるに違いない」
とか思って、詐欺の適用を考えてしまいました…。
微笑ましい思い出です。
さて。
先日、刑法の補習で、答案を書いてくるよーにとの課題を出されました。
時間を決めて、何も参照せずに。
実力で。 素直な気持ちで(?)。
問題文を読んで、私は激しく悩みましたです。
問題は、簡単に言うと
「ダートトアライアル走行の経験が浅い甲さんが、乙さんに助手席に同乗してもらって乙さんの言う通りに運転していたら、事故って乙が重傷になった上、医師丙さんの迅速な治療を受けられずに乙さんが死んだ。
甲・乙・丙の罪責はどうよ?」
って内容です。
悩みました。
「ダートトライアルって何だ…?」
ネットで調べるわけにも行きません。
どうやら運転するもので、助手席のあるものらしいけど。
問題文には「車」という単語もなく…。
とにかくよく分からないので、答案に「車」という言葉を入れないよーに気をつけつつ書きました。
万が一車じゃなくて、翼をつけた怪しいソリとかだったら常識知らずがバレるので。
「うーん、ひょっとして…。
『ダート』ってのは『ダーツ』の単数形で。
んでもって、横羽がついてて。
それでいて、先が尖ってるソリなのかも…」
「それは、砂漠や草原、そして雪原といったさまざまな場所で広く親しまれているスポーツでありながら、その過酷さと危険性には定評があり。
時には命を賭けることをも要求されるんだ…」
「特に助手席は運転席からは死角になっていて、極めて危険と評判。
助手席に乗ることは
『おまえに俺の命を預けるぜ』
とかゆー意思を承諾したものと扱われるよーな競技
(この友情がまた見どころ)だったらどうしよう…」
とか、またも無駄に想像力を働かせてしまいました…。
Red-ips に関して言えば、こーゆーコトはよくあります。
やっぱり常識って大切っすね…。
ちなみに、答案を書き終えてからダートトライアルについて調べてみました。
意外にフツーでガッカリしました。
(ダートトライアルファンの方、すみません)

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