「『ダーティ・ママ、ハリウッドへ行く! 』 秦建日子」
■読書
「秦建日子」の
『ダーティ・ママ、ハリウッドへ行く!』を読みました。
『刑事 雪平夏見 愛娘にさよならを』に続き
「秦建日子」作品です。
-----story-------------
シングルマザー刑事
「高子」と相棒の新人
「葵」が
「プラダを着た死体」事件をめぐって大バトル!?
南麻布の高級マンションで女性が絞殺された。
ひょんなことから事件解決をかけて
「高子」と対決することになった
「葵」は、トンデモない潜入捜査をするハメに…。
ルール無用の凸凹コンビがふたたび爽快に突っ走る!
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シングルマザーで子連れの敏腕刑事
「丸岡高子」と、その息子で一歳の
「橋蔵」、
「橋蔵」のベビーシッターとして交通課からスカウトされた
「長嶋葵」の三人がさまざまな事件を解決する
「ダーティ・ママ」シリーズの2作目… コメディタッチで愉しめる警察小説です、、、
本シリーズは、4年前に読んだシリーズ1作目の
『ダーティ・ママ!』以来なので久しぶりですね。
■プロローグ
■chapter1 乃木坂ダークナイト
■chapter2 プラダを着た死体
■chapter3 危険な上司
■chapter4 シングルマザーはリーサル・ウェポン
■chapter5 明日に向かって産め!
■解説 日下三蔵
2012年(平成24年)1月〜3月に日本テレビが
「永作博美」主演でドラマ化した作品で、当時、何回か観たことがある作品… 本作はドラマの後半部分にあたる作品が収録されています。
タイトルになっているハリウッドは、カリフォルニア州のロサンゼルス市にあるハリウッドではなく、デリヘルの店名だったり、
そのデリヘルへデリヘル嬢として
「葵」が潜入捜査をすることになったり、
「高子」と
「葵」がガチンコで対決したり、
銃撃を受けた
「葵」の生命が危うい… と思わせておいて、実は危なかったのは
「葵」ではなく、
「葵」の中に芽生えた新しい生命だったり、
と、スピーディーな飽きさせない展開と、予測できない結末が愉しめました… 面白いエンターテイメント作品に仕上がっていましたね。
あまり難しいことを考えずに、ただただ愉しめる… そんな作品です。
以下、主な登場人物です。
「丸岡 高子/マルコー」
検挙率ナンバーワンの敏腕刑事。愛称は“マルコー”。
1歳になる息子・橋蔵をもつシングルマザーでもあり、公立の保育施設はキャンセル待ちで私立の保育園は費用が高すぎるという理由から、職場や事件現場に橋蔵を連れながら仕事をこなす。
ボーナス目当てにどんな地味な事件でも執念深く捜査し、事件解決のためなら違法捜査や拷問、賄賂、情報漏洩など犯罪も厭わない。
「長嶋 葵/ラッセル」
高子の相棒となる見習い刑事。
体育会系でありながら乙女な心をもち、正義感が強い。
無茶な捜査に付き合わされたり橋蔵の子守を任されたりするなど高子に振り回されてばかりいる。
タックルで犯人を撃退したことから、マルコーに「ラッセル」とあだ名をつけられ、その後同僚たちから「ラッセル」をもじった計7つのあだ名をつけられてしまう。

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