「『刑事コロンボ/ホリスター将軍のコレクション』 1971年アメリカ」
■映画・ドラマ
"COLUMBO: Dead Weight "
先日、NHK-BSプレミアムで放映していた
『刑事コロンボ/ホリスター将軍のコレクション』を観ました。
-----story-------------
海兵隊の英雄だった
「ホリスター」は、退役して建設会社を経営し、元部下の
「ダットン大佐」と組んで不正な利益を得ていた。
だが特別監査が行われることになり、
「ダットン」が秘密を漏らす危険があると悟った
「ホリスター」は、海辺の自宅で彼を射殺。
その場面をボートから目撃した
「ヘレン」という女性が警察に通報し、
「コロンボ」が捜査を始める。だが、殺人の痕跡はどこにもなかった。
今作は謎を含め全体的に静的で地味な作品ではあるが、登場人物の存在感や
「コロンボ」と犯人の対決ムードなど、魅力も感じられる。
「ホリスター」役の
「エディ・アルバート」は映画
『ローマの休日』のカメラマン役でアカデミー賞候補となった。
-----------------------
刑事
「コロンボ」シリーズの第1シーズンの第5話にあたる作品、、、
刑事
「コロンボ」シリーズでは、久しぶりに初めて観る作品… 人気が低い作品らしいく、他の作品に比べれば、それもわかるなぁ、って展開でしたね。
ロサンゼルスのヨットハーバー… 海が一望できる邸宅内で退役軍人
「ホリスター将軍(E・アルバート)」はひげを剃っていた、、、
そこに
「明日、検閲総監の特別監査が行われる」と、取り乱した様子で海軍の
「ロジャー・ダットン大佐」が訪ねてくる… 建設会社を経営する
「ホリスター将軍」は、
「ダットン大佐」と共謀して軍の金を横領していた。
特別監査が行われることになり、
「ダットン大佐」は弱腰になっていた… そんな
「ダットン大佐」に危機感を覚えた
「ホリスター将軍」は、海辺の自宅で彼を射殺する、、、
母と一緒にボートに乗っていた
「ヘレン(S・プレシェット)」は、
「ホリスター将軍」の犯行を目撃… 警察に通報し、
「コロンボ」がやってくるが、犯行の痕跡はまったくない。
「コロンボ」は
「ヘレン」が酔っていたんじゃないかと疑うが、
「ヘレン」は確かに殺人を見たと主張する… 一方、
「ホリスター将軍」は
「ヘレン」に近づいて彼女を懐柔する、、、
「ヘレン」は次第に
「ホリスター将軍」に惹かれ、自分の目撃は目の錯覚だったと考え始める… やがて
「コロンボ」は失踪した軍人の線から
「ホリスター将軍」に疑惑を持ち、再び
「ヘレン」のところへやってくるが、
「ヘレン」は
「あれは目の錯覚だったんです。私は何も見ていません」と話し、自分の証言を翻す。
余裕綽綽の
「ホリスター将軍」に、
「コロンボ」は凶器の銃を頼りに迫る…
「ホリスター将軍」が朝鮮戦争で活躍した際のトレードマークだった銃、殺人にも利用した銃を、その性格ゆえに処分できなかったのが真相発覚の決め手になりましたね、、、
本物は無くし、レプリカを母校に寄贈したと言ってたんですけどね… それにしても、結婚に失敗した過去を持つ
「ヘレン」が、
「ホリスター将軍」にも翻弄されて、ちょっと可哀想でしたね。
ストーリーは、あんまりひねりがなくて物足りなさを感じました、、、
印象に残ったのは、軍関係者に送ってもらった
「ホリスター将軍」が乗っていた、縦目の
「メルセデスベンツ」… 好きなんですよね、乗ってみたいなぁ。
-----staff/cast-------------
監督:ジャック・スマイト
脚本:ジョン・T・デュガン
演出:ジャック・スマイト
撮影:ラッセル・L・メティ
音楽:ギル・メレ
出演:
コロンボ・・・ピーター・フォーク(小池朝雄)
マーチン・ホリスター・・・エディ・アルバート(久松保夫)
ヘレン・・・スザンヌ・プレシェット(鈴木弘子)
ウォルターズ夫人・・・ケイト・レイド(高橋和枝)

0