「『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』 1982年日本」
■映画・ドラマ
"男はつらいよ 花も嵐も寅次郎"
先日、BSテレ東で放映していた
『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』を観ました。
-----story-------------
「フーテンの寅」こと
「車寅次郎」の活躍を描いたシリーズ30作目。
脚本は前作
『寅次郎あじさいの恋』と同じく
「山田洋次」と
「朝間義隆」の共同執筆、監督は
「山田洋次」、撮影は
「高羽哲夫」がそれぞれ担当。
青年と娘の恋の仲立ちをする
「寅次郎」の姿を描く。
今回のゲスト出演者は
「田中裕子」と
「沢田研二」。
「寅次郎」は大分の湯平温泉で
「三郎」という青年に出会う。
「寅」は、亡くなった母の遺骨を埋めに来たという
「三郎」をいたく気に入る。
「寅」は供養の席を設けるのだが、そこに同じ温泉宿の客である
「螢子」という娘もいた。
ほどなくして、
「三郎」は
「螢子」に求婚するのだが…。
一途な
「三郎」と、二枚目過ぎると乗り気ではない
「螢子」。
「寅次郎」は二人を結びつけるために画策する。
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1982年(昭和57年)に公開されたシリーズ第30作…
「土曜は寅さん!4Kでらっくす」で毎週、シリーズ作品が観れると思うと愉しみですね。
「寅さん」が旅先で見る夢の舞台は
『ウエストサイド物語』の世界であり、
「寅さん」は、
「ハンフリー・ボガート」風ファッションの
「ブルックリンの寅」であり、
「スケコマシのジュリー(沢田研二)」と対決し、貫録勝ちする。
大分県湯平温泉の馴染みの宿…
「寅さん」は、ここで母が女中をしていたという
「三郎」のために、彼女の法事をしてあげようと一肌脱ぐ、、、
たまたま同宿だったデパートガール
「螢子」たちも焼香し、翌日、
「寅さん」、
「三郎」、
「螢子」たちは皆でドライブを楽しむ… すっかり仲良くなった
「螢子」たちが東京へ帰る日、
「三郎」は彼女に向って
「ぼくとつきおうて下さい」と叫んだ。
余りにも不細工な求愛にあきれた
「寅さん」は
「三郎」相手に模範的な口説き方を伝授する… その後、
「螢子」がとらやを訪ね
「寅さん」と再会する、、、
あまりにも二枚目すぎると敬遠する
「螢子」と、今や何事も
「寅さん」を師と仰ぐ
「三郎」の純情…
「寅さん」の侠気は二人の仲を取り持ち、またもや恋の指南役を買って出ることに。
今回の
「寅さん」は、恋のキューピッド役を買って出るパターンでしたね、、、
結婚することを決めたという
「螢子」の電話を聞くと、
「寅さん」は、これからやって来るという二人は待たずに旅に出ます… この幕切れが、
「寅さん」にとっての美学なんでしょうね。
-----staff/cast-------------
監督:山田洋次
製作:島津清
佐生哲雄
企画:小林俊一
原作:山田洋次
脚本:山田洋次
朝間義隆
撮影:高羽哲夫
美術:出川三男
衣裳:松竹衣裳
編集:石井巌
作詞:星野哲郎
作曲:山本直純
音楽:山本直純
唄:渥美清
出演:
渥美清 車寅次郎
倍賞千恵子 さくら
田中裕子 螢子
下絛正巳 竜造
三崎千恵子 つね
前田吟 博
太宰久雄 社長
佐藤蛾次郎 源公
吉岡秀隆 満男
内田朝雄 勝三
児島美ゆき ゆかり
馬淵晴子 絹子
殿山泰司 和尚
アパッチけん 測量技師
光石研 助手
高城美輝 スナックのママ
笠井一彦 工作員A
朝丘雪路 桃枝
笠智衆 御膳様
沢田研二 三郎

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