「『教養としてのテクノロジー―AI、仮想通貨、ブロックチェーン』 伊藤穰一,アンドレー・ウール」
■読書
「伊藤穰一」と
「 アンドレー・ウール」の共著のビジネス書
『教養としてのテクノロジー―AI、仮想通貨、ブロックチェーン』を読みました。
久しぶりのビジネス書ですね… 職場の元上司のオススメだったので読んでみました。
-----story-------------
AIやロボットは人間の
「労働」を奪うのか?
仮想通貨は
「国家」をどう変えるのか?
ブロックチェーンがもたらす
「金融・経済」への影響は?
世界大学ランキング6年連続1位(*)の米国MITで、メディアラボ所長を務める
「伊藤穰一」が語る
「経済」「社会」「日本」──未来を見抜く3つの視点。
*英クアクアレリ・シモンズによる
日本は、バブル景気が終わった以降、失われた20年とも30年とも言われてきました。
そして、
「平成」が終わろうとしています。
その節目において、2020年の東京オリンピックは、1つの区切りをつける良いきっかけになると考えています。
いまここで、私たちを取り巻く最新の状況を整理し、付け焼き刃ではない
「そもそも論」と呼ぶべき、
本質的な議論を始めるタイミングだと僕は思っています。─
『はじめに』より
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本書は
「経済」、
「社会」、
「日本」の大きな3つのパートに分かれており、第1章から第3章で
「経済の未来」、第4章から第5章で
「社会の未来」、第4章から第5章で
「日本の未来」について述べられています。
■はじめに
■第1章「AI」は「労働」をどう変えるのか?
■第2章「仮想通貨」は「国家」をどう変えるのか?
■第3章「ブロックチェーン」は「資本主義」をどう変えるのか?
■第4章「人間」はどう変わるか?
■第5章「教育」はどう変わるか?
■第6章「日本人」はどう変わるべきか?
■第7章「日本」はムーブメントを起こせるのか?
■あとがき
ビジネスのことよりも、自分がどう生きるべきかを考えさせられた一冊でしたねー 印象に残ったキーワードは
「ミーニング・オブ・ライフ(人生の意味)」と
「アンスクーリング(アンスクーラー)」という言葉ですね。
「ミーニング・オブ・ライフ(人生の意味)」は、働き方が、経済的価値を重視して生きることが幸せであるという考え方から、自分の生き方の価値を高めるためにどう働けばいいのか… という考え方へ変化する転換期にきていることを認識させられました。
「アンスクーリング(アンスクーラー)」は、学校教育に頼らず、学校そのものが一切存在しないかのように子どもを育てること… これまで学校で教育を受けることを当たり前と考えていたので、とてもショッキングでしたね、、、
「セルフディレクテッド・ラーニング(自発的な学習)」という哲学は素晴らしいとは思いますが… そうやって育てられた子どもたちが、どんな大人になっていくのか、全く想像がつかないですね。
何が正解なのか、答えはないんでしょうが… 色々と気付かされ、考えるきっかけになりました。

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