「『消されかけた男』 ブライアン・フリーマントル(著),稲葉明雄(翻訳)」
■読書
イギリスの作家
「ブライアン・フリーマントル」のスパイ小説
『消されかけた男(原題:Charlie Muffin)』を読みました。
イギリスの作家の作品が続いていますね。
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どこから見ても風采の上らない英国情報部の
「チャーリー・マフィン」は、KGBヨーロッパ・スパイ網の責任者
「ベレンコフ」を逮捕した腕ききだが、部長が交替してからは冴えない立場に追いやられている。
折しも、
「ベレンコフ」の親友
「カレーニン将軍」が西側に亡命を望んでいるとの情報が入った。
「チャーリー」はどこか臭いところがあると警告したのだが……。
ニュータイプのエスピオナージュ。
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1977年(昭和52年)に発表された、冴えない風貌でいながら頭脳明晰な英国情報部員である
「チャーリー・マフィン」シリーズの記念すべき第1作です。
冷戦時代の敏腕スパイ、英国情報部の
「チャーリー・マフィン」も、今は40過ぎの中年… もともと現場主義でスマートさを欠き、名門校出身でない
「チャーリー」は新任の部長
「ヘンリー・カスバートスン」から疎まれ、組織内の厄介者扱いされていた、、、
そんなとき、以前
「チャーリー」が逮捕したKGBの大物スパイ
「アレクセイ・ベレンコフ」の盟友
「ワレーリ・カレーニン将軍」が亡命を望んでいるという情報が入る… しかし、この話に臭いところがあると感じた
「チャーリー」は、慎重な対応を警告する……。
見た目はさえない中年オヤジだけど、実は凄腕のスパイ… という設定が、なかなか良い感じですね、、、
騙し合いの連続のスパイの世界… 亡命が大きな罠で、そんな中、
「チャーリー」は任務を全うできるのか!? まさか、まさかの想定外の結末でしたねー 期待し過ぎていたのか、トータル的にはまずまずの印象でした。
以下、主な登場人物です。
「チャーリー・マフィン」
英国地情報部員
「イーディス」
チャーリーの妻
「ヘンリー・カスバートスン」
英国情報部の新任部長
「ジョージ・ウィルバーフォース」
英国情報部の新任次長
「ブライアン・スネア」
チャーリーの同僚
「ダグラス・ハリスン」
チャーリーの同僚
「アレクセイ・ベレンコフ」
ソ連KGB幹部。スパイ組織の責任者
「ワレーリ・カレーニン」
ソ連KGB幹部。ベレンコフの親友
「ガースン・ラトガーズ」
アメリカ合衆国CIA長官
「ウィラード・キーズ」
アメリカ合衆国国務長官
「ウィリアム・ブレイリー」
モスクワ駐在のCIA職員
「ジェームズ・コックス」
ブレイリーの後任者
「アーチボルト・ウィロビー」
英国情報部の前部長
「ジャネット」
チャーリーの愛人

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