例外のない規則はない
【意味】
どんな規則であろうとも、それを適用しきれない例外が必ずあるものだ、と言う事。
【用例】
神楽の奴はオツムこそ弱いかも知れませんが、
例外のない規則はないって事を理屈じゃなくて本能で解ってる節がありやすからね。だから、てめぇのやる事を微塵も疑わないで、馬鹿正直に全力かつ全開でやれるんでしょうねぃ。そう言う意味じゃ、俺はアイツがちっとばっかし羨ましい・・・そんな枠にはまれねぇトコに惚れたんでさぁ(沖田)
礼儀は富足(ふそく)に生ず
【意味】
生活が豊かになってくると、人は自然と礼儀を大切にするようになる者だ、と言う事。
【用例】
銀さん、やっぱり、
礼儀は富足に生じるんでしょうかね。ほら、長谷川さん、最近やっと、奥さんと一緒に暮らせるようになったじゃないですか。そうしたら、今までしてなかった、ご近所さんへの挨拶を自分からするようになったらしいんですよ(妙)
礼儀も事による
【意味】
礼儀正しいのも、時と場合によるものだ、と言う事。
【用例】
礼儀も事による、今日は君等を万事屋としてではなく、九兵衛の良き友達として、この別荘に招かせてもらったのだ。楽にしてくれて構わない・・・・・・が、奥のドアノブを鎖で縛ってある赤い扉の部屋には決して近づかないように。万が一に、私の言いつけを破って、酷い目を見ても柳生家は一切の責任は負わない(輿矩)
礼過ぐれば諂(へつら)いとなる
【意味】
礼儀も度を越すと、相手のご機嫌取りになってしまう、と言う事。
【用例】
山崎、もうちっとビシッとしてろ。確かに、相手はそよ姫の婚約者候補の一人だが、
礼過ぐれば諂いになっちまう事を忘れるな・・・まぁ、俺らは上様に頼まれて、警護と一緒に彼等の審査もしなきゃならねぇんだから、そう言う意味じゃ、こう言う時にどんな態度を取るかが判って良いかも知れねぇな(土方)
礼に始まり乱に終わる
【意味】
酒の宴では、始めの内こそ礼儀正しく振る舞いはするが、終わりも近づく頃にはそんな礼儀作法を忘れるほどに乱れてしまうものだ、と言う事。
【用例】
礼に始まり乱に終わるって昔から決まってますからね、今の内に銀さんを叩き起こせるよう、七つ道具を用意しておくんです・・・え? 七つ道具ってのは何かって? 一つ目は目覚まし時計です。二つ目は洗濯ばさみ、三つ目は氷水を入れる為のバケツ、四つ目は爆竹、五つ目が練りワサビ、六つ目が激辛煎餅・・・・・・最後が姉上の声が入ったテープですね(新八)
例によって例の如し
【意味】
何の変わり映えもなく、普段どおりに事が運ぶ事。
【用例】
ん? 今回のテストの結果ですかい? ま、俺も神楽も
例によって例の如しでさぁ。そっちは?(沖田)
礼は急げ
【意味】
返礼は出来るだけ早く行うのが、相手への感謝の気持ちを伝えられるものだ、と言う事。
【用例】
あぁ、くそ、
礼は急げったって、俺も神楽も仕事が詰まってんだよな。だけど、結婚式に来てくれた人等に何のお返しも贈らないってのもなぁ、嫁である神楽の常識が疑われちまうだろうから、それだけは避けてぇな(沖田)
歴史は繰り返す
【意味】
過去に起こった出来事は、同じような経緯を辿って再び繰り返されてしまうものだ、と言う事。
【用例】
おいおい、万事屋、
歴史は繰り返すたぁ言うけどよ、酒の席でバカをやるなよ・・・・・・幸い、あちらさんに突かれちゃ『マズイ事情』があるって、山崎の奴が調べてきてくれたから大事にはされなかったが・・・・・・ま、俺でも、隣のバカ男が金をチラつかせてホステスに煙草入りの焼酎を飲ませようとしてたら、ボコボコにしてケツの穴にウォッカの瓶を突っ込んでただろうけどな。大体、お前、この前のアレで、二か月は禁酒するって言ってた癖によ、女房に知られたらコレだな(土方)
連木で腹を切る
【意味】
実現不可能な事。
【用例】
3zが期末テストで、ナンバー1のクラスになるなんて
連木で腹を切るようなもんじゃ、と鼻で笑いやがった、アホ校長の鼻を凹ましてやろうじゃないか・・・うっし、まずは、この用紙に、それぞれ得意な教科と苦手な教科を書いてくれ。それで、とりあえず、教える側と教えられる側を決めようと思う(近藤)
蓮華の水に在る如し
【意味】
俗世間にあっても、心の清らかさを失わない事。
【用例】
この前、総悟がそよチャンの事を
蓮華の水に在る如しですねぃ、あの人ぁ、って言ってたアル。意味は解らなかったけど、きっと褒め言葉に決まってるネ・・・アイツはちゃんと、人を視れる奴ヨ・・・・・・ちょ、何でそんな風に微笑むアルか(神楽)
連山の眉
【意味】
横に長く引かれた美しい眉の事。
【用例】
神楽、じっとしてるっすよ・・・沖田をドキュンとさせるような、
連山の眉にしてやるっすから。ん、ちょっとだけ左に顔を向けて・・・・・・よし、完成っすよ(また子)
連枝(れんし)
【意味】
身分の高い者の兄弟・姉妹の事。
【用例】
徳川兄妹は
連枝だが、どっちかってと妹の方がしっかりしてるよな。兄貴の方は決めなきゃならない時は決められるんだけど、普段がなぁ・・・ま、だからこそ、良い後輩に恵まれてるだろうけどな(銀八)
連理の枝
【意味】
夫婦や男女の仲が睦まじい事。
【用例】
綾乃と辰五郎は誰が見ても、
連理の枝だったぜ・・・嫉妬すら覚えないくれぇにな(次郎長)

0