ウルトラマントリガー
第10話「揺れるココロ」は、何っつーのか、どういう気持ちで見ていればいいのかな、と始終、思ってしまうストーリーでした。面白かった、と断言は出来るんですが、笑い飛ばしていいのか、と悩んだのも確かです。
ざっくり言うと、今回のメインは、ウルトラマントリガーやGUTS-SELECTではなく、闇の巨人の一角たるダーゴンでした。前回の「あの日の翼」のラストで、「おんやぁ?」とは思っちゃいましたが、やはり、ダーゴン、ユナにビンタをモロに喰らって、彼女に淡い恋心を抱いた様子。
このまま、ストーカーになっちゃうのかな、と心配していたら、よりにもよって、イグニスが闖入してきました。ヒュドラムへの復讐心を滾らせながらも、愉悦主義である彼はダーゴンを焚きつけ、ユナへ熱烈なアプローチを仕掛けさせます。まぁ、力加減などロクに出来ないダーゴンですから、本来であれば、女子をキュンとさせる行為も、完全に殺しに行っているようなもんでしたが。
紆余曲折を経て、ダーゴンはアキトも、自分と同じようにユナに恋をしている者だ、と見抜き、非力ながらも自分の身を挺して惚れた女を救える強さを持つアキトを戦うに値する好敵手と認めました・・・・・・なんか、ややこしいライバル関係が築かれたな。ってか、ユナ、アキトが誕生日にプレゼントした、あのスタンガン、携帯してた。しかも、ダメージは与えられなかったにしろ、役には立ってた。うーん、地味に恥ずかしいな、半分冗談で言った予想が当たると。
それはさておき、石板から新たな情報を得る事が出来た。でも、闇の巨人は実はカルミラ、ダーゴン、ヒュドラムの三体だけじゃなく、もう一体、存在しており、その名はトリガーだ、と記されていた。やはり、トリガーもまた、ダークサイドに位置している存在で、ユザレと出逢った事で、正義に目覚めたのか。一体、これから、どんなピンチが、ケンゴを襲い、彼は闇と向き合う事になっていくのだろうか。
機界戦隊ゼンカイジャー
第33カイ「グレートティーチャー鬼使い!」は、どストレートに、子供達へ学校の良さを伝え、怖い所じゃないよ、と励ます感じに内容だなぁ、と私的には感じました。
タイトルは、「え、これ、大丈夫なの!?」とツッコみたくなるようなものでした。無茶かも知れませんけど、反町隆史さん、AKIRAさん、そんで、藤沢とおる先生に、今回の話の感想を聞いてみたいです。皆さん、器が大きい人なんで、そんなに怒りゃしないでしょうけど。
今回、介人らを苦しめたのは、ガクエンワルドな訳ですけど、コイツ自体が強いっつーより、コイツが展開した領域におけるルール、まぁ、校則が厄介でしたね。教師に扮しているクダックに攻撃が通らず、テストに合格しないとガクエンワルドがいる校長室に行けないってのも厄介。ぶっちゃけ、ステイシーが出した問題、あれ、分かった視聴者はいるんですかね。
テストにも合格できず、困り果てた介人らへ助言したのは、ヤツデさん。こっちから会いに行けないのならば、あっちが来なきゃいけない事態にすればいい。まさに、経験豊かなヤツデさんだからこそ出る助言だ。しかし、普通、誘い出されるかね。冷静に考えれば、罠だと判るだろうに。まぁ、これが、策士策に溺れるってやつだな。できりゃ、ガクエンワルドはジャーマンスープレックスで倒してほしかったですね。ダイガクエンワルドも、超絶難しいテストを盾にして、戦いを有利に運ぼうとしたけど、ゼンカイオー マジブルーンによって、問題を書き換えられて、あっさり倒されちゃった。
ラストで、介人がジュラン達に、子供たちが楽しそうにしている学校を見せているのが、実に良かったですね。未来を担う子供達をしっかりと守る、と決意を固めるゼンカイジャーでした。ただ、失礼な話かもしれないですけど、介人、高校を卒業できるだけの成績だったんですね。勉強に対しても全力だったっぽいし、案外、成績は良かったのかも。多分、大学に行かなかったのは、「カラフル」を手伝いつつ、両親を探すのに全力を傾けたかったからか?
仮面ライダーリバイス
第8話「家族の休息、天国と地獄!?」は、「え、もう、この展開!?」とビックリさせられるものでした。しかし、あんまり、ダラダラと引き伸ばすのも悪手か、と納得させてくれる展開でした。
大二の兄・一輝に対する強烈な劣等感が核になって生まれた悪魔であるカゲロウのやり方は、本当に「悪魔」らしい。その時が来るまで、家族と楽しく過ごす大二のフリをし続け、ここぞってタイミングが来たら、何の躊躇いもなく、本性を剥き出しにするか。その容赦のなさゆえに、仮面ライダーエビル バットゲノムは強いのかも知れん。
まぁ、強さだけなら、仮面ライダーリバイだって負けちゃいない。ただ、変身者である一輝が、どうしても、甘さを捨てきれないものだから、全力を出せないんだろうな。それが、彼の長所で強さなのは間違いないけど、弟が道を踏み外しちまった以上、兄として、心を鬼、いや、悪魔にして、拳で目を覚まさせてやるしかないだろうに。
ちょっとした(?)ハプニングで、カゲロウが盗み出したコングスタンプを手に入れた仮面ライダーリバイと仮面ライダーバイスはコングゲノムに変身。パワーに長けたフォームですね。一方、仮面ライダーエビルはジャッカルゲノムに変身し、スピードを武器にしていました。決着は付きませんでしたが、これ、ジャッカルのスタンプ、持って行かれちゃったのかな?
果たして、一輝は大二をカゲロウから救い出せるのか、今後の兄弟喧嘩の結果が楽しみ。しかし、今回、ある意味、最もビックリさせられたのは、常連客・牛島一家が見せた顔ですね。何者だよ!? 狩海気鵑麓

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