枚挙に遑(いとま)が無い
【意味】
あまりに多すぎて、いちいち数えてはいられない、と言う事。
【用例】
まったくよぉ、総悟とチャイナ娘の二人が毎度、暴れてくれるもんだから、始末書は
枚挙に遑が無いぜ(土方)
賄賂(まいない)には誓紙を忘る
【意味】
人間は目の前の利欲には弱いものだ、と言う事。
【用例】
賄賂には誓紙を忘るもんだが、長谷川さんは印鑑を押す寸前で嫁さんの顔を思い出して、ギリギリの所で踏み止まってくれたらしくてな。おかげで、俺らは助かったわけだ(銀時)
蒔かぬ種は生えぬ
【意味】
原因がなければ結果は無い、それなりの努力をしなければ良い結果は得られない、と言う事。
【用例】
神楽ぁ、来島ぁ、お前らなぁ、
蒔かぬ種は生えねぇっつの。彼氏に贈るプレゼントを買う為のバイトに励みたいのは解っけどよぉ、テストってのは勉強しなきゃ、それなりの点しか取れないもんなの。大体、お前ら二人とも、これで赤点三つ目だぞ。あと一つ取っちまったら、冬休み丸々、補習で学校に来なきゃならなくなって、総一郎君と高杉と遊びに行けねぇぞ(銀時)
摩訶不思議(まかふしぎ)
【意味】
非常に不思議である事。
【用例】
うーむ、姐御の殺戮料理が、スパイス二つ三つでここまで美味しくなるなんて
摩訶不思議アル・・・でも、おかしいネ・・・銀ちゃんは顔を紫色にして床を舐めながら笑い続けてるし、新八は新八でいきなりマッチョになって褌一丁で外に飛び出していっちゃった・・・・・・ってか、沖田、お前、いつから三、いや、四人になった・・・ア・・・ル、カ(神楽)
曲がらねば世が渡られぬ
【意味】
生きていく上では、ある程度の妥協も必要になってくる、と言う事。
【用例】
晋助、お主に
曲がらねば世が渡られぬと言った所で、所詮は無駄でござろうな。いいでござるよ、お主は好きなように生きるでござる。拙者はお主の一歩後ろを走り、後始末をするでござる。だから、媚びず、退かず、省みぬを貫き通すでござる。もし、決意が鈍り、足を止めた時は、拙者、容赦なく斬り捨ててやるでござる(万斉)
曲がれる枝には曲がれる枝あり
【意味】
原因が悪ければ、当然ながら出る結果も悪い、と言う事。
【用例】
まぁ、さすがに今回はハッチャけすぎたな。近藤の野郎、朝っぱらから、屋上で上半身裸になって登校してきた志村姉に『愛』を惜しげもなく叫ぶとは。
曲がれる枝には曲がれる枝ありで、志村姉が本気でキレるのも当然だわ・・・さすがの俺も金玉が縮み上がっちまったぜ(高杉)
枕を高くして寝る
【意味】
何の心配事もなく安心して眠る事。
【用例】
はぁ、今日は
枕を高くして寝れるわねぇ。しかも、明日からは、汚物が目に入らなくなるし(妙)
負け惜しみの減らず口
【意味】
負けた者が自分の負けを素直に認めず、口から出まかせの理屈を言う事。
【用例】
また子っっ!!
負け惜しみの減らず口は止すネ。お前、ちゃんと紙にも書いてるアル、「中間試験の総合得点で負けたら、駅前の焼肉屋のカレーライスを何杯でも奢ります」って!! 潔く、女らしく負けを認めるネ!! 大体、私だって、総悟に高さ30cm超えのギガ天丼(¥2500)を奢らないとならないネ(神楽)
負けるが勝ち
【意味】
無理して争わず、一時は勝ちを譲った方が、むしろ有利になることもある、と言う事。
【用例】
負けるが勝ちだからね、って日頃から言ってて、相手にわざと負けて自信を付けさせてあげてるから心配だったんだけど、やっぱり、沖田さんの息子だなぁ。好きな女の子が怪我をさせられたと聞くなり、木刀一本だけで中学校に殴りこんで、ボロボロになりつつも、その子の宝物を奪い返してくるなんて(新八)
麻姑掻痒(まこそうよう)
【意味】
物事が思い通りに運ぶ、と言う事。
【用例】
ホント、
麻姑掻痒な時の晋助様のドス黒いオーラ全開な笑顔は素敵っす!! この笑顔を撮った写真一枚だけで白飯を丼三杯は固いっす!!(また子)
誠は天の道なり之を誠にするは人の道なり
【意味】
誠(純粋で偽りない事、真実や真心を指す)は最高絶対の真理であり、この道理を地上に実現するのは人間としての道である、と言う事。
【用例】
剣道部の稽古場に掲げられてる『
誠は天の道なり之を誠にするは人の道なり』って文句さ、近藤部長が書いたんだけど、少なくとも、ストーカーをしている人はこの言葉の通りには生きられてないよなぁ・・・あ、でも、姐さんへの思いは『真』か?(山崎)
馬子にも衣装
【意味】
どんな者でも美しく着飾れば立派な人間になれるものだ、と言う事。
【用例】
アンタ、本当、馬鹿ですかぃ? 照れ隠しにも程があらぁ。
馬子にも衣装だな、なんて言やぁ、ショックで泣かれるに決まってるでしょうに・・・・・・まぁ、俺にも覚えがありやすから、アドバイスを一つあげまさぁ・・・・・・ともかく、心を込めて土下座をしなせぇ。頭を下げるだけじゃ駄目ですぜ、額が割れるくれぇの土下座でさぁ。そんで、目ん玉が飛び出ちまうくれぇ、高い服を、あくまで似合う奴ですぜ、贈ってやりゃ機嫌は一発で直ってくれるはずでさぁ(沖田)
まさかの時の友こそ真の友
【意味】
困っている時、苦しい時に力となり、助けてくれる友こそ、本当の友である、と言う事。
【用例】
まさかの時の友こそ真の友、今回の騒動でヅラとエリザベスの絆って奴ぁ、更に固くなったみたいじゃな。どうじゃ、金時、わしらも改めて、友情を深めんか(辰馬)
将に人に請う在らんとせば必ず先んじて入るるある
【意味】
他人に何かを頼みたいのなら、まずは自分の方が進んで、その者の頼みを聞いてやるようにすべきだ、と言う事。
【用例】
理事長・・・・・・アンタ、また子とチャイナ娘に、
将に人に請う在らんとせば必ず先んじて入るるあるみてぇな事を吹き込まなかったか? 最近、あの二人がやけに俺らの事をやけに手伝おうとしてて、気味悪い上に逆に仕事が増えてんだけどよぉ・・・その面は図星かよ・・・む、龍の爪は避けられるが、そうすっと、香車の槍が喉に突きつけられちまう、か。負けました・・・7二飛で寄せずに銀をひかせるべきだったのか? (高杉)
正宗で薪を割る
【意味】
使い方を間違える、と言う事。
【用例】
神威、お前が惚れてる人に何を贈ろうと勝手だって解ってる上で、あえて言うネ。三ヶ月、汗水垂らして稼いだお金で自分の半裸写真をプリントした抱き枕を作るのは、
正宗で薪を割るようなもんネ。大体、そんな物、さほど好きじゃない相手から贈られたら、大半の女はドン引きネ。っつーか、私だって、総悟からんなモン貰ったら、正気を疑うネ(神楽)
間尺に合わない
【意味】
割が合わない、損になる、と言う事。
【用例】
総悟の奴、五人分の飯を奢って、別れ際に頬へのキス一つってのは
間尺に合わねぇなぁ、ってボヤいてるくせに、ニヤニヤしながらずっと頬を撫でてやがる。気味悪ぃぜ、正直。ブン殴って目を覚まさせるべきだと思うか、ザキ(土方)
貧しき者妻を択(えら)ばず
【意味】
切羽詰っている時は、とにかく、切羽詰った行いをするようになる、と言う事。
【用例】
貧しき者妻を択ばずたぁ昔から言われてる事だが、神威の奴、通産三十回目の玉砕でよっぽど焦ってたんだろうな、まさか、近藤を相談相手にセレクトしちまうとは・・・・・・今回ばかりは死ぬかもな、さすがの『雷槍』も(高杉)
まだ早いが遅くなる
【意味】
何事も油断をしてはならない、と言う事。
【用例】
まだ早いが遅くなるものだと、九兵衛は五分前行動を心がけると同時に、いざと言う時に備えられるよう、常に刀は手放さないでいる(土方)
松かさより年かさ
【意味】
何と言っても、年長者は経験が豊かなのだから、その知識や意見は尊重すべきだ、と言う事。
【用例】
うーん、困ったなぁ・・・
松かさより年かさとは言うけど、源外さんのウンチクはマニアックすぎる上にオチが見えない。お茶が冷めちゃったから淹れ直して来るって言って、強引に出てきちゃったけど、戻らないと怪しまれるだろうし・・・・・・お茶にお酒でも混ぜて眠らせちゃおうかな(新八)
松の木柱も三年
【意味】
どんな物でも、一時凌ぎの役には立つものだ、と言う事。
【用例】
松の木柱も三年って言い方はちと悪いが、あの程度の雑魚なら山崎と新八の二人だけでも三十分は食い止められる筈だ。その間に、俺らは三手に分かれて、それぞれ本陣を目指そう(土方)
待つ間が花
【意味】
何事も期待したり、想像したりして待っている内が楽しいのであって、いよいよ、それが現実になってみると、それほどではない事は多い、と言う事。
【用例】
若い時に結婚した大半の男と女がついつい、
待つ間が花だって思っちまうもんだけど、神楽、アンタらは相も変わらず、仲が良いねぇ。結構、結構(お登勢)
待つ身より待たるる身
【意味】
人を待つのは辛いものではあるが、その辛い思いをして待っている相手の事を心にかけながら、止むを得ない事情が出来てしまい、相手を待たせているのはもっと辛い、と言う事。
【用例】
父様は母様が約束の日を大幅に過ぎてから帰ってきても、ちょっとしか怒りません。その上、帰ってきても一日中、眠ってしまうので父様は母様と一緒に出かける事も出来ません。でも、呆れたように笑うだけで、決して文句を口にはしません。一度、何故ですか、と聞いた所、父様は洗濯物を干しながら、「
待つ身より待たるる身だからねぃ。なにも、神楽は遊んできてる訳じゃねぇ、仕事をしてきてるんでぃ。クタクタになって動くのもしんどいはずなのに、わざわざ俺とお前、神悟が待ってるこの家に帰ってきてくれるんでぃ。なら、旦那の俺は笑って迎えてやらねぇとねぃ」と笑いました。やっぱり、父様はカッコよくて、母様とラヴラヴなんだと思いました(総楽)
祭りの渡った後のよう
【意味】
今の今まで賑やかであったのが、突然にひっそりと静かになる事。
【用例】
今回の一件で命を落とした隊士を送る為に、酒宴を開いていた真撰組の皆さんだったが、我慢が出来なくなった近藤さんがグラスを空にしたのと同時に泣き出してしまい、稽古場は
祭りが渡った後のようになってしまった。隣に座っていた銀さんは、涙が次々と溢れ出てくる目を大きな手で覆って声を押し殺せずに泣いている近藤さんの肩をそっと叩き、日本酒を注いでやっていた(新八)
待てば海路の日和(ひより)あり
【意味】
気長に待っていれば、その内に後期が訪れるものだ、と言う事。
【用例】
武市さんよぉ、もう一回、言ってくれや・・・
待てば海路の日和ありだぁ・・・・・・頭が良くていらっしゃるアンタに俺からも為になる事を教えてやるよ。待ってたってイイ事なんざ一つもありゃしねぇんだ。乗りてぇ風に遅れた奴はただの大間抜けでしかねぇ・・・万斉、下の奴等に伝えろ、今から俺は中村に喧嘩を売りに行く、邪魔が入らないように他の二年を押さえとけってな(高杉)
俎板(まないた)の鯉
【意味】
自分の意志や力ではどうする事も出来ない、相手の思うままになるしかない状態の事。
【用例】
刀も銃も取り上げられ、四方は鋼板が埋め込まれている硬い壁で天井は防弾製。その上、鍵穴が見当たらない扉には電流が流されてる始末。しかも、下手な動きをしちまえばレーザーが発射される、か・・・こら、
俎板の鯉としか言いようがありやせんね。下手に暴れても体力を無駄にするだけでぃ。チャイナ、今はともかく事態が動くまで大人しく眠りやしょうや。大丈夫、他の六人も無事の筈でさぁ。もしかすっと、俺らと似たような部屋までは来てるかもしれねぇ。なら、やっぱり、俺らは体力を回復させておくべきでさぁ・・・あ、でも、体力を消費するような行為には及び、ひでぶっ(沖田)
学びて思わざれば則ち罔(くら)し
【意味】
読書も含め、他人から学ぶだけで、自分で深く考えなければ、知識は確かなものにはならない、と言う事。
【用例】
古文を担当している月詠先生は
学びて思わざれば則ち罔しじゃ、と本文を音読させ、いくつかの難しい単語の意味を教えた後は、生徒達にこの短歌はどのような状況で詠われ、読み手はどんな気持ちで詠んだのかを考えさせる。ちなみに、今日は百人一首にも選ばれている、在原業平の「ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」と中納言朝忠の「あふことの 絶えてしなくては なかなかに 人をも身をも うらみざらまし」について話し合った(山崎)
学びて然る後に足らざるを知る
【意味】
勉強をしてみて、初めて自分の知識が至らないと判るものだ、と言う事。
【用例】
学びて然る後に足らざるを知ると言うし、まずは自力で頑張ってみて、自分の得意教科と苦手強化だけでも大雑把に分けてみたらどうかな? 正直、教える側としても、君等がどこが解らないのかを、自分で把握してくれてないと教えようが無いよ、来島君に神楽ちゃん(九兵衛)
学びて時に之を習う亦(また)説(よろこ)ばしからずや
【意味】
勉強した事を、その時その時に繰り返して復習すると、その度に理解が深まって自分のモノになる、それこそが学問の歓びであろう、と言う事。
【用例】
別に、赤点常連・補習メンバーレギュラーのお前等に
学びて時に之を習う亦説ばしからずやの境地に達してくれとは言わねぇよ。ぶっちゃけ、期末まで残り一週間だからな、そら無理だって俺らも解りきってる・・・・・・だから、邪法を使う。この沖田が作った薬品を血液から直接注入させてもらうぞ・・・問題を一つ間違えれば頭蓋骨にドリルで穴を開けられるような激痛が、逆に、正解をすれば中毒になりかねない程の快感が肉体の一部を襲う・・・・・・山崎、万斉、二人を椅子に縛り付けろ(高杉)
学ぶに暇あらずと謂う者は暇ありと雖(いえど)も亦学ぶ能ず
【意味】
勉強する者は勉強をすると言う『意志』と『意欲』を強く持つべきだ、と言う事。
【用例】
学ぶに暇あらずと謂う者は暇ありと雖も亦学ぶ能ずとは言え、所詮、人間は好きじゃない上につらいだけの事にはエネルギーをそう回せるものじゃない。だから、僕は毎日の勉強時間は一時間と決めている。その代わりに、この一時間は本気で集中して、問題集から視線は外さないんだ(九兵衛)
学ぶのに年をとり過ぎたという事はない
【意味】
人間にとって勉学は生涯の仕事だ、と言う事。
【用例】
理事長のババァは
学ぶのに年をとり過ぎたという事はないからね、と、あの年齢でも資格の取得に余念が無い。また、教師共には資格を一つ取る度に合否の難易度に応じた特別ボーナスを出すと言っているようだ。何だかんだで、あの銀八もボーナスは欲しいのか、漢字検定など比較的、合格しやすい物に挑んでいる(土方)
豆を煮るに豆殻を燃(た)く
【意味】
兄弟同士、仲間同士が傷つけあい、争そい合う事。
【用例】
銀さん、沖田さん、僕はやっぱり、止めに行きます。確かに、これは神楽ちゃんが「前に進む」為に必要な事かも知れません。でも、やっぱり、
豆を煮るに豆殻を燃くなんて間違ってる。他に解決法がある筈ですよ。それは二人とも解ってるんでしょう、本当は!! なら、どうして、そんな平然としてられるんですか!! おかしいですよ!! 痛っっ?! 姉上、いきなり何を(新八)
眉毛を読まれる
【意味】
心の中、心の動きを相手に見抜かれる、と言う事。
【用例】
高杉と話してると、どうにも、
眉毛を読まれるような気がするんだよ。やっぱ、あの眼帯に秘密があるのかねぇ(近藤)
眉唾物(まゆつばもの)
【意味】
信用できない、いかがわしい物の事。
【用例】
源外のジジィ、担保にってやけに古めかしい掛け軸やら鎧を持ってきたけど、どうにも
眉唾物だねぇ。銀時、真撰組の金髪の坊やは骨董にも詳しいだろ? ちょっと本物か贋物、聞いてきておくれよ(お登勢)
眉に唾を付ける
【意味】
騙されないように用心する、と言う事。
【用例】
姐御、銀ちゃんが食べ物を奢る時は、何か後ろめたい事があるって決まってるネ。
眉に唾を付けとくヨ。そんで、銀ちゃんがお金を貸してくれだとか、ふざけた事を言ってきたら、容赦なく眉毛をナイフで剃り上げて、眉間にはフォークをブッ刺してやるネ(神楽)
眉を伸ぶ
【意味】
心配事がなくなり、ほっとする様子の事。
【用例】
銀さんはお登勢さんの手術が無事、成功したと病院の新ちゃんから連絡を受けると
眉を伸べて、へなへなとソファに腰を下ろすと声を押し殺して泣き出してしまった(妙)
迷える羊
【意味】
罪深い人間の事。また、目的や目標を見失ってしまっている人間の事。
【用例】
お前ぇらは、このぬるま湯に浸かりきったままでいりゃ、
迷える羊になるだけだ。まだ、戦いたいって気持ちが、その心臓の中で燻ってんなら俺と来い!!(高杉)
迷わぬ者に悟りなし
【意味】
様々に迷いの多い毎日を送り続けることにより、悟りの境地は開かれていくものだ、と言う事。
【用例】
迷わぬ者に悟りなし。いくら強がろうが、偉ぶろうが、てめぇらはまだまだチン毛が生えただけで皮も満足に剥けてねぇガキんちょ共でしかねぇ!! だが、だからこそ、お前等の未来は無限大だ。これからの三年間の学生生活、大いに迷い、悩み、苦しみ、悶え、足掻け!!(銀八)
丸い卵も切りようで四角
【意味】
物事と言うのは言い方、やり方次第で、円満に行く事もあれば、荒立ってしまう事もあるものだ、と言う事。
【用例】
神楽、
丸い卵も切りようで四角っつーし、起こり得るトラブルの解決策は少なくとも10パターンは考えときやしょう。今回の文化祭は春雨工業との合同開催ですから、色々と問題も起こるでしょうしねぇ・・・・・・大騒ぎになったらなったで、それは面白い話ではありますが(沖田)
丸くとも一角あれや人心
【意味】
性格が温厚円満であるのは良いに違いないが、時と場合によっては、自分を強く押し通す事があっても悪くない、と言う事。
【用例】
新八さん、今回、お世話になったからこそ、あえて言わせて貰いますけどね、
丸くとも一角あれや人心と言いますよ? 銀さんのサポート役でいるのも、ツッコミ役でいるのも良いですけど、変える勇気と変えに行く行動力がこれからは必要になります、きっと(日輪)
真綿で首を締める
【意味】
遠回しに時間をかけて、責めたり、痛めつけたりする事。
【用例】
沖田隊長に
真綿で首を締められた狙撃犯は耐え切れず、自分に大臣を撃つよう依頼をした黒幕の名を口にしようとした瞬間、心臓に仕込まれていたらしい青酸カリのカプセルが遠隔操作で破裂させられてしまい、犯人はもがき苦しんだ。迅速な処置も空しく、犯人は死んでしまい、黒幕の首根っこを掴みかけた手は空を切ってしまった・・・と思っただろうけど、まさか、あんなブッとんだ手段に出るとは、奴さん等、想像してなかったんだろうな(山崎)
真綿に針を包む
【意味】
表面こそ優しそうではあるが、内心には敵意や害意がある事。
【用例】
うーん、沖田も高杉も丁寧に根気よく教えてくれるけど
真綿に針を包んだ調子なもんだから、教えられてるコッチは胃が痛くなっちゃうヨ(神楽)
満を持す
【意味】
十分に準備をして好機が来るのを待つ、と言う事。
【用例】
近藤さん、
満を持したってポケットにゃ指輪の入った箱、胸にゃバラの花束を抱えて出て行ったが、俺ぁ、不安でしょうがねぇよ・・・バラの赤が濃くなりそうでよ(土方)

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