ヴェネツィア(1):量り売りの酒屋
ここのところ何年かは、夏休みを9月のお彼岸をはさんで10日ほどとって、ヴェネツィアに滞在することにしている。
なんといっても車が走っていないのと、頑張れば本島は全て歩いて回れるくらいのサイズだからだ。
昔はホテルに泊まったが、今はアパートを借りて自炊する。これがきままでいい。朝市場へ行って、買い物をして、一旦もどって出かける。昼過ぎにもどってきて昼食。
3時頃でかけて夜もどって夕食。
で、食事にはワインがつきもの。 ワイン以前はスーパーや酒屋で瓶のものを買っていたが、今回から量り売りを買うことを覚えた。
実は向こうの人は近所の酒屋へ入れ物を持っていって買うのである。 一昔前は日本もそうだった。 ”一級酒、四合頂戴”とかいいながら樽から入れてもらってた。
これがイタリアの酒屋、前に酒の瓶のようなものがおいてあるのですぐ判る。そして黒板に目玉やお薦めの酒がかいてある。
ピンキリあるんだろうけど、大体2リットル3ユーロくらいが相場。これで、変なワインよりずっとおいしいものが飲める。
これはサンロレンツオ広場のPUNTというスーパーの隣にあって、確か日曜もやっていた。だんなは英語も喋る。いれものはだいたいがペットボトルで、酒屋においてある。勿論自分でもっていってもいい。
うちは白が好きなのでシャルドネをもっぱら買っていた。
この日は半月、なんか優雅だ
ベネツィアの交通はヴァボレットと呼ばれる船、ある日、そこに一家が大きな酒瓶を二つもって乗ってきた。おそらく自分のうちで飲むのだろう。赤と白か?


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