在日
姜尚中
集英社文庫、500円
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-746253-1&mode=1
目次
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第1章 朝鮮戦争のときに生まれて
第2章 在日一世が生きた意味――二人のおじさんの人生
第3章 「尚中(サンジュン)」が「鉄男」を捨てた夏
第4章 ドイツ留学――故郷と異郷
第5章 父の死と天皇の死と
第6章 社会的発言者へ
第7章 新たな疾風怒濤の時代へ
第8章 東北アジアにともに生きる
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一気に読んでしまった。
姜尚中さんの自伝である。
マスコミに見える表側とはちがって、ずいぶん悩み苦しんできたのだとあらためておもう。
いまや、孤軍奮闘の感があるが、強い使命感をもってやっておられるその秘密の一端はこの本を読めば判る。
彼は指紋押捺を拒否したが、あるときさまざまな事情から指紋押捺をする決心をした。
そのときの恩師、土門さんのことば
小田実さんの言葉に、「巻きこまれながら、巻き返す」というのがある。
それとおなじ精神だろうとおもう。
一読を薦めたい。
ためし読み
http://books.shueisha.co.jp/tameshiyomi/978-4-08-746253-1.html
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さいきん 姜さんは 小説「母―オモニ―」(を書いたという。 それも読んでみたい。

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