太陽を浴びながら、読書三昧
@ アルバート・パーク
リゾートといえば聞こえがいいが、要はリフレッシュのためのぐうたら旅行である。
お気に入りのひとつに、公園で読書、昼寝、弁当を使うというのがある。
泊まっているところから、歩いて2分くらいにAlbert Parkというのがある。
Auckland大学に隣接しているが、とても静かで雰囲気が明るい。
10時〜11時ごろ、ゆっくり朝食を食べて、公園に向かう。 サンドイッチを持っていく場合もあれば、2時間くらいのんびりしたあとでフードタウンに向かうこともある
キャンパスのすぐ近くなので、学生が沢山通るが、みていると8割はアジア系である。
噴水を真ん中にして、花が綺麗に整えられているが、あちこちで日光浴をしたり、読書をしたり、ピクニックをしている。
そして悠久の時がながれるように、じっとすごしている。
何もない、あくせくしない というのがどれほど心を豊かにするか・・・。
ジャカランダという薄紫の花がとても綺麗。
お気に入りの花のひとつだが、実は南米原産なのだそうだ。
こんな感じ、とりどりにベンチに座っている。
この噴水は去年修理していたがよみがえった。鳥がやってきて水を飲み、浴びている。
空が抜けるように美しい。とても働く気なんか起きないね
昼寝
花時計、1953年に作られたもの
飛び込んでいる人がいてびっくりしたが、ホームレスのおじさんだった。あがってベンチで体を乾かしていた。
読書三昧、彼女は日光アレルギーがあるので肌は出さない。
私はこれを読んでいた。
高原好日−20世紀の思い出から、加藤周一、ちくま文庫
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480425317/
一高を受験することから、加藤さんは毎夏、信濃追分に避暑に行っていた。そこでの交遊録。堀辰雄、中村真一郎をはじめてとして、そうそうたるメンバー。
飛び切りの知識人、リベラリストの加藤周一は、真正のブルジョアでもあったと改めて思う。ただ。彼が人を評価するときの視点にはブルジョアのファクターは微塵もない。ここに登場する人々は世の常とは違うところから加藤さんにみられている。
とても面白かった。 早く読んでおけばよかったとつくづく思う。
おおきな木の下のベンチで読んでいたが、そろそろ帰るか


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