朝。帰りのことは何も考えず来てしまった二人。ちょっと美味しいもん食べたいし、このまま帰るのももったいないからバイヨンヌにでも足のばしてから夜遅くにパリへ帰ろう。なんて駅ヘ行って情報収集しようと外へ出ると。空が真っ黒。いやーな予感。
M & S『深夜のパリ行は?』
駅員『無いわよ。』
M & S『へっ?』
駅員『今日は
スト始まるから21時以降は何も動かないわよ。』
M & S『明日は?』
駅員『しらなーい』
こんなやり取りが行われ、もう、帰れってことだ!と潔く夕方のパリ行きのTGV を買った。
でもさぁ、夕方まで何するのー?ってホントそういう感じ。お茶するとこも無いからね。
で、お水を汲みにまたサンクチュアリへ。その前にマリアの絵の付いたタンク買って、マリアの入れ物も購入。(昨日の写真、4枚目)
お水は蛇口が並んでいて、そこから出ているのが湧き水。美味しい。やわらかくて甘い感じ。飲んで、頭に付けて、身体にも。そして、駅を出た時から降り始めた雨がどんどんひどくなってる。風も。台風?って感じ。
雨宿りするけど、止まないし、歩き始める。びしょびしょ。朝から何も食べて無い。お金あるのに、食べられない。ってすごくアフリカみたい。お腹ぺこぺこ。でも、開いてるところはなんかイヤなカンジ。って選んでる場合ではない。とあきらめ、開いてたクスクス屋に入る。
もう、時間。
と断られる。S氏は『断られてよかったよー。不味そうだった。』と。『そうだよねーそうだよねー。』と強気な二人になって気力で歩く。風がすごくて真直ぐ歩けない!手紙書いたし郵便局あったー!雨宿り兼ねてと、飛び込むと、中には入れるけど、
これまたストで窓口は全て閉まっている。
どぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉなってんじゃい。
もう笑うしかない。というところまで来た。
びしょびしょだけど、もう行くところないし、またおじさんの所へ行こう!と行く。こんな二人を暖かく迎えてくれ、また私達は夢中に買いはじめる。何故かセネガルの教会ソングなんて聞かせてくれちゃったりして。
そんなんであっと言う間に夕方になり、じゃっ!と立ち去る。
そして、無事にTGVに乗り、23時にパリに到着。
なんだか、”無い、無い”のネガティブな文字が目に付くけれど、本当に、ポジティブな旅だったの。天気も悪かったけど、人もいなかったけど、そのルルドがとってもよかった。(人にはすすめられないけどね。)私はすごく心が洗われたような気がして。(S氏に毒吐きまくってたからかもしれないけど。)
マニア向けの旅かも。
MIZUKI
【またすぐにお会いしましょう・・・

】

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