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2021/1/10  1:19

KATO12系客車国鉄仕様6両セットが入線  マル鉄コレクション館
KATOから新製品情報として、寝台急行「きたぐに」8両セットの発売が告知されました。
しかし、8両セットは郵便車を含む旧客のみであり、編成とする場合は12系6両が必要となります。

じゃあどうするの?
というと、既に発売になっているのですね。

10−1550 12系 急行形客車 国鉄仕様 6両セット として、大ミハ所属仕様が2019年8月末に発売されています。

当時の発売背景としては、万博輸送用に誕生した仕様である初期車の6両編成を臨時列車等に見立てて遊んでもらう、というコンセプトだったようです。
で、結果としては売れ残り・・・
ここに「きたぐに」を後追いで用意して・・・
ここにモデラーがどの程度追従して来るのですかね〜〜〜〜


そんなこととは別に、たまたま今回の情報から正調12系客車の国鉄仕様が発売されていたことを知ったため、購入を決めました。

いつものジョーシンで在庫があったのでポチっとしたのですが、翌日に購入履歴を見たら「商品が見つかりません」となってしまいました。数日しても何の音沙汰もなく、どうなってしまうのか心配していましたら、4日後に突然発送のお知らせが来て無事に到着しました。
楽天では、検索しても大手量販店では在庫が無いようです。それでも他では在庫なしにはなっていないようで、ジョーシンも直営のサイトでは在庫があるようです。


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6両セットはもちろんケース入りで、最上段には機関車がケースごと入れられる仕様になっています。
外に1台あるのは、製品比較のために初期生産のうちのスハフ1両を引っ張り出してきたもの。



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左が旧製品で、右がリニューアル品。
全体の出来は、ここに25年以上もの開きがあるとは思えないくらい。当時としては良い出来だったと思います。
リニューアル品ではカプラーがボディマウントになっている点が大きいですが、旧製品に比較してかなり長めに飛び出ており、あまり良い印象ではありません。
写真にして気が付いたのですが、車掌室の窓幅で旧製品は縦長が目立ち、検証違いか、車体長のデフォルメの影響が出てしまっているのかもしれません。


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便所側の比較で、左がリニューアル品、右が旧製品。
昔は便所窓や方向幕が同じような感じで銀表現になっているのが一般的だったのですが、さすがに現在は作り分けが良く出来ています。

30年以上前に新しいグレードのキハ80系とか153系が誕生していますが、Hゴムや方向幕を窓ガラスと一体で表現すること自体が凄い技術と思われた時代です。今のように場所によってグレー表現にするなんて思いもしませんでした。
カプラーもボディマウントになったことにより、トイレの流し管なども表現できるようになっています。
ただ、技術が進化した分、価格も大きく上昇していることは否めません。


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車掌室側の最後部。左がリニューアル品、右が旧製品。
Hゴムの厚みが細くなり、より実車らしい印象に変わりました。
窓の大きさが違うのはデフォルメではなく、初期車と後期100番台との差であり、実車も100番台は窓が小さくなっているのです。
それでもHゴムに厚みがあるためか、一見すると同じくらいの大きさに見えてしまいます。写真撮って拡大してみてみると、やはり100番台の旧製品もきちんと検証されているようですね。

それ以外にも、リニューアル品では車掌室内の機器が窓越しに写る部分がそれらしく出来ていますし、テールランプのリムの厚みも薄くなって、おもちゃっぽさを払拭できているのは、時代差とは言えさすがです。


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スハフ12における形態差で一番大きいのが発電機の吸気口の大きさと位置です。
被写界深度が無くて見づらいのですが、奥のリニューアル品は初期車であるため、小さいルバーが2枚目の窓下に設置されています。一方、旧製品は100番台であるため、大きいルーバーが4枚目の窓下にあります。ちなみに、100番台では反対側にもルーバーが設置されており、3枚目の窓下にあります。
この特徴については、TOMIXが12系を製品化した際にはKATOと差別化して生産していたため、KATOとしてはかなり遅れをとったことになってしまいました。


個人的には「きたぐに」に仕立てるつもりはないため、所属表記が北オクとかの方が良かったんですけどね。小さい部分ですから、遊ぶ上ではあまり気にならない。そう思って購入を決めました。
物持ちが良いために旧製品がある場合はリニューアル品を買い足すことはあまりしないのですが、実際に購入してみてこれほどの差が出てしまうと、やはり新しいものの方が良いなぁ〜と改めて思ってしまいます。


出来としてはやはり老舗だけあって非常に良いものを作りますね。
ただ、最近のKATOはどうも製作・販売に対するコンセプトが見えにくいというか、薄いというか、無いというか、疑問に思うことが多いです。この辺りはしなのさかいさんとも良く話しています。特に今回の「きたぐに」に関しては、発売コンセプトに不信感を抱いた人も多く居そうに思います。

実車の世界が面白みを失ってきたのは昔からのファンは身に染みて体感している筈ですから、時代を超えて楽しめる模型の世界だからこそ、ぶつ切りのストーリーを気まぐれに思い出してつなげるようなことはしないで、しっかりとは言わずまでも、ある程度のコンセプトをつなげてから製品化してほしいものです。
その方が、モデラーとしても期待感が持てますし、メーカー側としてもしっかりとした戦略になるのではないかと思いますが・・・。


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