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2021/4/18  14:54

鉄道模型に遊び心  マル鉄コレクション館
結婚してしばらくの間は貯金も有り、鉄道模型やバスコレをガンガン購入していたものですが、貯金が底をついて来るとそうそう買うこともできなくなってきました。

以来、もう10数年も経ち定年も迫ってくると、あと10年生きるのか20年生きられるのか考えるようになってきました。物欲も急激に減退し、これ以上モノを集める気力もまったく無くなってしまいました。


そんな気持ちに再び火が点いたのが、KATOの飯田線シリーズでした。
これに関しては、グリーンマックスのキットを見て以来、実車も見たくなってしまい、高校時代から旧国撤退となるまで約2年間、時間がある限り通ったものです。

そんな思い入れのある飯田線。キット組みだけでは稚拙で限界がありましたが、1点ごとに特徴のある造形を表現し、多くのラインナップが用意されたKATOの完成品には手を出さずにいられませんでした。


つい先般、久し振りに飯田線シリーズのED19単品が発売されましたが、この間、5年近くのブランクがありました。
飯田線シリーズ以外にどうしても揃えておきたいものだけチョイスして購入していましたが、客車や貨車ばかりでしたね。それでも、手を出したくない客車や貨車もあります。
どうしてそのような状況になっているのか考えると、「欲しくなるものが見当たらない」こと以外には思い当たりません。


ここ10年くらいの間にNゲージの価格が暴騰傾向にあり、手を出せなくなった状況も大きく影響していますが、どうしても欲しければ他を我慢して手に入れたいと思うはず。しかし、そんな気持ちにさせないラインナップということなのでしょう。

特に、TOMIXはグレードは良くなっていますが価格が高過ぎ。マイクロエースは昔に比べれば良くなったものの国産以上に高い中華製。
となれば、信頼できる仕上がりと価格にある老舗のKATOを選択は必然で、現在はKATO以外の模型を買う気は殆どありません。ですから、KATOにはモデラーを満足させる模型をラインアップして欲しいのです。


ですが、特にここ2年ほどはそんな気持ちにまったく答えてもらえていない不満が大きくなっています。これは他のモデラーの方も思い当たるのではないかと思われます。

中途半端な改良だけの「リニューアル」、せっかく出来の良い既製品を活かせない「〇〇セット」。まったく食指が動きません。

そんな状況の中で、「くすぐる売り方をしてるなぁ〜」と思ってしまうのはむしろTOMIX製品です。何が違うのか?そこに「遊び心」が備わっているのかなぁ〜と思うのであります。


あそび‐ごころ【遊び心】

1 遊びたいと思う気持ち。また、遊び半分の気持ち。
2 ゆとりやしゃれけのある心。「まじめ一方で遊び心がない」
3 音楽を好む心。

ここでは2番目の「しゃれけのある心」になりますか・・・


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TOMIX ワム91923

先般、仕事帰りに久し振りにぽちに寄ってみました。
基本的に中古にまで手を出すような欲しいものはないので、冷やかしでしかありません。
しかし、つい手に取ってしまったのが、この「ワム91923」。貨車セットのばらし品で、ポイントはこの配給車代用仕様にあります。

各工場同士や検修職場で部材等の原材料を輸送するために使用する貨車で、ワムやトラ、トキ・チ・チキなどを代用車として指定し、専用を区別するための白線、鉄道管理局・工場の表記、さらには運用板の掲示などがされています。

配給車代用は既存車両を改造したものばかりで、模型においてもそのままの成型で表記だけちょっと足せば良いだけです。つまり、元の製品価格やちょっとしたプラスであれば「ぼったくり」と言われるものではないのです。


一方で、KATOでもこのところ貨車のラインナップが多くなってきており、私有貨車を除けば一通り揃うようになってきました。貨車セットもいくつかラインナップされてきましたが、飯田線仕様のようなコンセプトがあるものは除き、いわゆるナンバー違いの同車種セットや既製品のナンバー違いをごちゃ混ぜにブックケースに収納しただけのようなイメージで、ちょっといただけません。
このようなセットは貨車だけではなく、客車セットにおいても言える気がします。需要が無さそうな地域のおまとめセットや、良いところを突いているのに所属を「関スイ」にしてしまったりと、モデラーの購買欲に放水してしまうようなやり方をしています。

一番信頼しているKATOでしたが、このところはここぞとばかり良く分からない価格の暴騰が起き、さらにはコンセプトが見えない或いはトンチンカンともいえるラインナップに幻滅しています。



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国鉄時代の貨物列車。JRになってからはコンテナ化や専用貨物化で整った単一の編成が多くなってしまいましたが、国鉄時代のコンセプトは基本的に「なんでもあり」と捉えて良いと思います。まして、模型の世界ではこの「なんでもあり」を再現できる唯一の遊びです。

だからこそ、現実にあった鉄道を再現できる方法の一つとして、このようなちょっとした「遊び心」を入れてもらうことで、模型が面白くなるのだと思えるのです。
その点において、以前にご紹介いたしました緑色のヨ5000のようなラインナップを取り入れている点で、TOMIXの方が見ていて面白みを感じるのだと思います。電車や気動車についてもTOMIXの方が興味をそそります。

ただ、TOMIXはいちいちインレタを貼ったり各種パーツを複数取り付けないといけないという「半完成品」という今の時代に合わない欠点もあるため、まだKATOにも分があることも間違いないと思います。

ですから、KATOには模型における正しい「遊び心」の意味を理解してもらいたいと思っているのです。「この新製品と○○系を並べて遊べます」とか、ユーザーに「遊び心」を求めるのは、辞書に載っている「遊び心」の意味と一致していません。
「遊び心」は、メーカーが自社製品に自ら注入し、ユーザーに共感してもらうことを言うのではないでしょうか


※人によって捉え方がありますので、ここでは私の個人的な意見としてご容赦ください。


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