本家、昨夜消えました。
あのデータが欲しい、なんて方は連絡くださればデータを差し上げます。
ところで思い出した話をば。
昔ゝ、まだ自分が整備士と呼ばれたいた頃の話です。
工場に一台の車が入庫して来ました。
その名をインプレッサWRXといいました。
多分バージョンVかWの頃です。
なんでもない車検でしたが、入庫車のメニューを書いたボードを操作して自分の担当になるようにしました。そうなんです是でも2級整備士なんですね。今は1級整備士が出来てしまいましたが、当時は2級が最高位だったんですね〜
いや、ブレーキパッドの交換くらいで簡単に車検をパスしたんですが、とにかくオーラが凄かったのを覚えてます。洗車に出すのにちょっと回送したのですが、とにかく凄かった。感動したのを今でもはっきり覚えてます。当時友人に電話したそのセリフまで覚えてます。
「ハンドルを握るその掌の中に感動があるんだ!」
その数日後、同じEJ20エンジンを積むレガシィに乗るわけですが、全然違うんです。インプのほうが断然過激で五感を刺激するんです。
名残惜しみながら洗車しオーナーに納車しました。
ところが、一ヵ月後そのインプは戻ってくるんです。
「先輩、あのインプどうしたんですすか?自分の整備に問題でもあったんですか?」
「反対をみてみ」
そうです、そのインプ見た目はいつもの凛々しい姿だったんですが、反対側は見るも無残になってました。交差点で信号無視の車に突っ込まれたそうです、そのまま歯医者さんならぬ廃車になってしまいました。
感動と諸行無常を味わった一ヶ月でした。
それいらいあのQ4と言えどあのような掌の感動を味あわせてくれる車に出会うことはありません。
若い頃にはこんな経験もあるのですね。

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