私達の会社では コーチに入ってもらって皆で色々な事を学んでいます。
コーチという仕事は 固い言葉で言うと「『人と組織の潜在能力を引き出し、成果に結びつけること』を使命に活動すること」と言う事になるようです。
それはもちろんビジネスでもですし、個人のコーチングでも同じです。
もう少し普通の言葉で言うと、人にも会社等の組織やグループ等にも 自分たちでは気づいていない能力やエネルギーや力があるので それを引き出して より輝くようにする仕事・・・・と言う風に言ったら良いかしら。
最近 私達が一番しっかり学ぼうとしているのが、互いに理解し合い助け合う事で 今まで以上の力を出してより良い仕事をする・・・と言う事です。
ビジネス的な表現ではこれを 「相互理解による相互支援」と言っています。
私達が日頃 気を付けようと頑張っているのは、誰かが意見を言ったり提案をした時、決して否定しないという事です。
タイトルのように「Yes and・・・」で応えようと言う訳です。
自分とは違う意見だとしても「よし分かった、じゃあね こうしたらもっと良くなるんじゃない?」と言う風に協力的な態度で接する事です。
相手が何かをしたいと思う時に それを後押しする事です。
もし、ちょっと変だなあと思う事があっても「あなたはそうしたいんですね、じゃあ、こんな所に気をつけてこんな事もしたらどうかしら?」と 新しい提案をして行くのです。
先日 そのコーチのセミナーで 有る職人が新しく入った人達とももっと交流を深めるために・・・・・とある提案をしてきました。
それで 参加したメンバーで上記のように色々提案したり意見交換をして、有る事を実行しようとしたのです。
で、次の日にそれを提案したら・・・・・見事にけられちゃいました。
そのセミナーには 数人の後から入った職人達は参加していませんでした。
その場に居たら、その盛り上がりで一緒になれたかもしれませんが 残念ながら その提案は一瞬で「そんなんせんで良いんちゃう」と否定されてしまいました。
残念!!
提案した職人のがっかりは 見ていても辛いくらい。
もちろん一緒に話し合った私達もトーンダウン。
プレイフルシンキングの
上田信行さんがおっしゃる通り、更に良くするために皆で「重ねて行く」事が大切です。
否定するんじゃなくてね。
でも、まあ、そのセミナーに参加しなかった人達が そう思ってしまうのは仕方のない事。
それをどうやって 一緒に楽しくやって行くか・・・・・そここそが一番大切な所です。
嬉しかったのは がっかりしていた職人がもう一度気持ちを持ち直して「今度はこれ位からやってみようと思います」と言ってくれた事。
彼の中に沢山のものが積み重なって行っているのが見えてきました。
嬉しいなあ。
私も 負けずに頑張らなくちゃいけません。
いいえ、「なくちゃいけません」と言っている時点で プレイフルじゃないのですよね〜〜〜。
「べき」とか「ねばならない」とか「・・はいけない」と言う言葉は 放っておいて、前向いて進め・・です。
「Yes and・・」って 素敵でしょう?

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