小尻さんは 朝日新聞の記者でした。
30年前、彼は理由なく右翼(?)らしき人間に射殺されました。
偶然3日後にお会いすることになっていたので、それはそれは衝撃的な出来事でした。
朝日新聞の記者で、偶然その時阪神支局にいたというだけの理由で、彼は殺されたのです。
この方は 取材相手にしっかり寄り添う素晴らしい記者だと聞いていました。
東京オリンピックを理由に テロ等準備罪の法律を通されそうになっています。
普通に暮らしている私たちも 「話し合う」というだけで言いがかりに近い理由で捕まえられることも可能になるのかもしれません。それを恐れます。
法律は作られてしまうと いろいろな解釈でいろんな風に使われるんだなあと最近思っているのでね。ゆっくりと自分の首を絞めることになるのではないか?
自衛艦がアメリカの船隊を護衛し、首相の一言で憲法を変える動きが大きな顔をして歩いています。実績を作り当たり前の顔をしている。
「不戦の誓い」はどこへ行ったのであろう。
世界中でテロが頻繁に起こり、いったい誰が使用したのかどうやらサリンを使われたようだし、北朝鮮はあのように世界中を煽ってくる。
その刺激を受けて あの国もこの国も同じような煽り言葉を使い、世界中で強硬化していっていると感じます。
穏やかな保守は影を潜めて 中道も見かけなくなって、言論はゆっくりと締め付けられて行っている。
日本だけではないところに大きな不安を感じます。
こうして戦争に突入していくんだ・・・・と今日は思いました。
昔の人たちが言っていたように ゆっくりと普通の生活の中で物事が動いていき、気づくと戦争が避けられなくなる・・・そんな風に戦争が始まっていくんだと感じます。
絶対に嫌だ。
たくさんのたくさんの人たちが命を懸けてもたらしてくれたこの平和を本気で守らないと すべてが無駄になってしまう。
あのたくさんの人たちの命がけの願いは 私たちが守っていかないといけないと思う。
もっともっと、ここまでにも方法はあったはずだ。
もっともっと、真剣に話し合う方法があったはずだ。
それを望まない政治家を選んでしまったのは 私たちの大きな失敗だ。
それがただに失敗という単純な言葉では語れなくなるのではないか、これで終わらないのではないかと恐怖する。
平和というのは 守るよりもっと強い気持ちで、作っていかなくてはいけないんだと思います。
常に。
私たちにはまだ、選挙という方法がある。
まだ、声にすることができる。
逃げないで、昔の人たちが命を懸けて生み出してくれたこの平和を 私たちは日々の生活の中でしっかり考え、ものをいうことで 守り続けていかないといけないと思う。
もう瀬戸際にいると感じる。
その瀬戸際に 私たちは黙っていてはいけないと思う。
世界中が不寛容になっている。
不寛容は 戦いの始まりなんだなあと思う。

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