昨夕、お買い物に出ました。
いつもとは違う道。
後ろから可愛い赤ちゃんの声が聞こえました。
甘えた声です。お母さんに何か言っています。
つい「可愛い声」と言ってしまいました。
そこから会話が始まりました。
私は小さな人のズボンを買いたかったのでふと閃いて彼女に聞いてみたのです。
すると少し先の方におじさんがやっている小さなお店があるから行きましょうとのこと。
お〜〜

個人のお店だなんて、私好みですね。
そして、道すがらちょっとお話をしました。
彼女は時間があったら、赤ちゃんと外に出るのだとか。
特に大阪城は気持ちがいいようで、今日も行ってきましたとのことでした。
私の趣味に付き合わせている・・などと言って笑っていました。
子育てにゆとりがありますね、初めてのお子さんなのに。
何といいお母さんなのでしょう
私も一所懸命外に連れ出していたけれど、自分が楽しむというより、いいお母さんでいるためにそうしなくちゃ・・・・・という感じでした。
同じことをしていても、気持ちが全然違います。
私は彼女とは育ち方が違うなあ・・・と思いました。
自分で追い込んだのかもしれませんが、「優等生お母さん」「優等生主婦」から抜ける事ができなかった。
彼女が眩しく見えました。
自分が優等生であろうとすると、子供にはいい影響があるとは思えません。
子供もそのようなプレッシャーをどこかで感じてしまいますからね。
その赤ちゃんはご機嫌でした。
さて、彼女が教えてくれたお店は本当に小さなショップでした。
所狭しと子供服が置いてあるので、もうご主人に聞いてみました。
これくらいの子供のズボンが欲しいですって。
ささっと出てきて、それがとっても安い

「こちらは上下揃っています」とおっしゃるのでそれも買いました。
暖かそうなお洋服。そしてとても安い。
いい買い物をしました。
そこの御主人がジャズを聴いていたしたし、壁にトニーベネットのレコードジャケットを飾っていらしたので、少しそんな話になりました。
音楽をやっているだけで話が広がっていい感じ。
彼女とも知り合えて、私にはとても素敵な時間になりました。
私はこんなところにこんなお店があるのを知りませんでした。
彼女はここにきてまだ2〜3年なのにもう知っていました。
私は外に出ないからですね。
そんなところにも彼女の健康な日々が伺えます。
何と素敵な人なのでしょう

こんなに若くて、こんなにいいお母さんでしかも、自分も大切にできるっていいなあ
私は自分の生きてきた道を反省しながら、それでも道中を楽しみながら家路につきました。
私は町を全然知らないなあ・・・・・・。
もっと知るように歩かなくちゃね、目的なくね。
若い素敵なお母さんに反省させられた夕でした。
子供と自分の両方を大切にしなくちゃねって。当たり前のようでなかなか難しい。
それを自然体でやっている若いお母さんを見て心が洗われたような気がしました。
とっても気持ちがいい
良い夕、良い散歩になりましたね。

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