子供の頃、夏になると男性は麻の白っぽいスーツを着てパナマ帽をかぶるのが ちょっと気のはるときのスタイルでした。
それが好きだったなあ・・・・。
そして、必ずゼミの声が一緒に聞こえてきます。
私は子供の頃、夏になると急にオシャレに見えるおじさんたちが不思議でした。
そして、その麻のスーツが大好きで、パナマ帽にとっても憧れていました。
今、ネットで写真を見ると、さらにおしゃれな男性が出てきますけれど、正直全然ワクワクしません。
帽子って難しくて、いつもかぶり慣れて居るかどうかって すぐにわかります。
馴染んでいるからです。
本当はきっとそのおじさま方は全然オシャレでもなかったのでしょう。
けれど、いつもかぶっていて、それが馴染んでいて、とても素敵に見えたのでしょうね。
私も色んな帽子をかぶっていました。
というか、被らされていました。
夏も冬も。
少し大きくなると「カクテルハット」が買い与えられました。
困りました。
つけていくところがなかったからです。
その頃、気のはる場所ってコンサートくらいでしたけれど、どんなに小さな帽子でも、やはり、後ろの人に迷惑になるんじゃないかと気になって・・・・・。
そして、こうして夏になり、私はそんなことをとても懐かしく思い出しています。
ああいうオシャレがしたいなあ・・・・。
帽子としての役目を果たさないような小さな帽子とか。
髪飾りのような帽子とか。
今、「ブラウン神父の事件簿」というテレビ番組をネットで見て居るのですが、そこに出てくるおばさまたちの帽子の楽しいこと

可愛いし、オシャレだし、遊び心があるし。
今、もう、街が近代的になりすぎて、ああいう帽子は街に、暮らしに、合わなくなったのかもしれません。
それでも私はそんな帽子が欲しいです。
そして、おじさまたちにもぜひ、パナマ帽をかぶって欲しいです。
ここのサイトの最初に外国の街角の二枚の写真はとてもいいです。
昔のとは形も違いますけれどね。この人たちこなしていますもんね。
スーツに合う帽子
こういう人が増えてくれたら、女性ももっと個性的なおしゃれをすると思いますよ。
よろしくね。
ああ、パナマ帽


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