初めてのズーム句会。
みんな多少もたつきながらも、無事終了。
兎にも角にも、皆さんのお顔を見ることができて、ほっとしたような「安堵感」があったのが面白かったです。
多分、一歩進めたような気がしたのでしょうね。
そして私達のその「もたつき」がまた魅力的に見えたのも面白く思いました。
歳をとるとスススッとできないことも多いのですが、それを可愛いと感じていることが面白かったのです。
さて、句会の件です。
かねてより、鑑賞者の感性について疑問を書いてきましたけれど、今回また、それを感じることになりました。
私の二句の投句のうち、一句お気に入りがありました。
青でしか渡らぬ人に粉雪降る
これです。
でも、一点しか表が入らずしかも、その方あでそうズームに入ってこられなかったので、なぜ胃選んでいただけたかも聞くことがつみがけいませんでした。
衝撃的だったのは、選ばれなかった理由です。
何も伝わっていなかったのです。
つまり「青でしか渡らぬ人」という言葉にほぼ反応がなかったのです。
「これはどういう人のこと?」
まさか、こんなことを聞かれると思っていない私はすぐに答えられませんでした。
稔典さんが「几帳面な人?」と聞かれたのですが、全然違います。
長くなるし、困り果てて
「柔軟じゃない人」と答えました。
皆さんが大いに笑ってくださったのが救いでした。
稔典さんが「その面白みが伝わらなかったなあ・・・」とおっしゃいました。
「へーーーーーーーーーーー」と思いました。
この「青でしか渡らぬ人」というフレーズでなら、妹とか娘とかと一緒なら、一頻り話が弾むに違いありません。
1時間はおしゃべりが続きそうです。
つまり、この言葉はそれくらいたっぷりとその世界を持っている言葉だと思い込んでいたのですね。
だから、数名には選んでもらえると思っていたし、話に花が咲いていろいろ教わることができると思い込んでいました。
びっくりした〜〜。
これは手強い。
私の中で「当たり前で絶対にたくさんの人が反応するに違いない言葉」が 実は全然「伝わらない言葉」だったんですもの。
これから私は、旅に出ます。
実際の旅じゃないですよ

今のこのメンバーに伝わる言葉探しの旅です。
なんかね、前々から感じていたんですよね。
ここで食べているもの、聞いているもの、知っていることなど、「日頃の当たり前のことから来る当たり前の言葉」が、かなり違っているなあと。
だから、眉のひき方、口紅の色、香水を変える・・・・などに込めたことはあまり伝わらないと思います。
また、年配者が多いので、一緒に家事をしたり子育てをしていない男性も多く、その辺りの小さな出来事はそれこそ「へーーー」という感じになりがちだと感じています。
だから、私はもっと「伝わる言葉集め」をしないといけません。
・・・・・・・・ほんっと、苦手科目です。。。。。。。
でも、大好きなメンバーの皆さんとこうして一緒に俳句を楽しめるんですもの。
頑張るしかありませんね。

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