今日は違うことを書く予定だったのに、あまりにも楽しいライブだったので、ちょっと書いておこうと思います。
実は、ウクライナのことが影響しているのだと思うけれど、私の中のトラウマがまたジクジクと痛み出して、最近ちょっとしんどくなっていました。
実際には あまり意識することがなく、「ウクライナのことが辛い」と思っていただけですけれどね。
けれどどんどんひどくなる状況に、苦しくなっていたのです。
その苦しさが、徐々にトラウマを刺激していたみたいです。
それが、ライブが終わってみたら、その「不安感」のようなものが消えていました

それはおそらく私がこのライブで 燃焼しきった感があるからだと思います。
とにかく「楽しかった



」
ピアノの
フィリップ・ストレンジさんの音の美しさ。
そして、多様なフレーズ。
聞くものに訴えかける力。
歌いながら魅了されました。
ベースの
荒玉哲郎さんの深い包み込むような音。
私たちを根底から支える柔らかな強さ。
かっこいいフレーズ。
歌いながら、あるいは音を聞きながら嬉しくて嬉しくてなりませんでした。
音楽を演奏する喜びにあふれました。
これが、音楽だって思うのです。
音楽を演奏する喜びにあふれていること。
それはお客様にも伝わったのだと思います。
とても楽しんでいただけたようでした。
何度も足を運んでくださる方もたくさんいらして、「前と同じ」にならないよう、少しでも進展があると感じていただけるよういろんな工夫をして練習しました。
でも、その練習以上の成果を感じています。
それは 二人のミュージシャンのおかげです。
そして、集中して聞いてくださったお客様のおかげです。
私は音楽にどっぷり漬かり切りました。
そして、その音楽が私の憂鬱を追い出してくれたみたいです。
コロナの状況になって長いです。もう3年も。
ライブでもお話ししましたけれど、ひたすら我慢ばかり強いられている状況が、私たちの憂鬱をさらに重苦しくしているなあと思います。
昨日、感じました。
音楽のように、人の存在の根幹に直接エネルギーを与えてくれるものが必要だと。
確信しました。
少なくとも、私が生きていく上で生の音楽は不可欠です。
それは若い頃からずっとそうでした。
生の音楽の感動が、私をやっと生かしてくれていたのです。
昨日のライブのテーマは「音楽は魔法」でした。
その魔法に一番かかったのは、どうやら私のようでした
これでちょっとの間、ライブはお休み。多分ちょっとの間ね。
そして、しばらくは子供たちがいたずらの種を見つけるように、詩人が物語を見つけるように、私はワクワク

とその種を集めようと思っています。
ワクワク

は 私たちの身の回りにいっぱいある。
そう思っているので、改めて、日々の暮らしの中のちょっとした素敵なことを見つけるつもりです。
皆さん、本当にありがとう。

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