サメは総じて流体力学的に非常に優秀な体型をしてますが、
アオザメはその中でも群を抜いて優れています。
約40km/hで泳げ、瞬間最速は
70km/hを出せる(ホントかよ)らしいです、まぁ70km/hってのはいささか誇張のように思えますが、
世界最速のサメであることは間違いないです。
尾びれ以外は体格に比べやや小さくバランスをとる為に必要最低限になっており、反対に尾びれは推進力を得る為にやや大きく、かつ下葉が発達していて上下ともあまり大きさが変わりません。
常食としているエサもマグロ、カジキ、イルカなど高速で泳ぐ種をターゲットにしており容易にそのスピードを想像できますね。
このアオザメはサメの中でも捕食者としての進化が著しく、体格は約2.5mくらいですが記録では4mに達していた者もいます。歯は針型の尖った歯で
シロワニで説明した
一撃必殺型ですが、それに加え、ホホジロの歯ほどではありませんが三角形のナイフ状の歯を上あごに備えており肉を引き裂く事も出来、自分より大きい者にも襲いかかりますので人間に対しても潜在的に危険な種と言えます。
体色は名前の通り背は濃い
メタリックブルーで腹部に近づくにつれ白色になります。近縁種に
バケアオザメがいますがアオザメより身体は大きく、胸びれが本種より遥かに大きいので区別ができますが、バケアオザメは発見された件数が少なく、生態についてあまり詳しく調査されていませんが、やはり人に対して潜在的に危険でしょう。
数ヶ月前に網に2m強のアオザメが掛かったとTVなどで騒いでましたがそんなに大騒ぎすることか?よっぽどニュースのネタ無かったんやな。やはりその報道を見てても、口を開けて
レポーター「いや〜恐ろしい歯ですね〜
ゾッとします

」
キャスター「ほんとコワイですね〜
ゾッとします

」
・・・で、終わり。
そんな中途半端な報道で恐怖心煽るから人からサメに対して敵対心のようなものが消えないのでしょうが!その無責任な
恐怖心を煽る報道のせいで沢山の種が絶滅に危機に瀕しているの分かってる

?!アオザメもその一種ですよ

!?そういう事をふまえて
キチンと説明を含んだ報道をしてもらいたいですね
フ○テレビ!。
アオザメから話がそれるので申し訳ないのですが、こういった無責任な報道などがきっかけになり数十年間も無意味に殺された時期がありました。まず始めに
火をつけたのは皆さんご存知の映画「
ジョーズ」です。これに乗っかって各メディアがサメを恐怖の対象として持ち上げ、特に規制があったわけでないので、スポーツフィッシングでサメをつり上げた人は
悪者を倒したヒーロー扱いです。
しかし、アメリカ沿岸で過去50年間にサメによる死亡事故はたった22人で、実情を知ってる人間から見ればこのヒーロー達は滑稽に見えます、サメから見ればいつの間にか悪者にされていたんですから。
「
ジョーズ」の作者ピーター=ベンチュレー氏は自分の作品がこんな悪影響を及ぼしてしまったと、保護活動に参加されてます。
確かに危険種は多くいますが、それは「
人が彼等の世界に入り込んでいて」という前提を忘れてはいけません、サメに襲われた人は自らその領域に踏み込んでいるので100%人側に責任があります、海を人の領域と勘違いしてませんか?

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