ここ数年、食の評価について色々な試みが行われだした。
アメリカから始まった、見た目での判断から中身をどう評価するかという動き。
日本では
Antioxidant Unit研究所などが設立されている。
評価方法に決め手が出てきていないのでどうなっていくのかは不明だが
将来に向かって、中身を比較することで値段が決まってくる可能性がある。
現在の見た目の評価はあまりにあいまいで、結果生産者は食べ物の生産ではなく
形を作るようになってきた。
その行き着いた先が毒となる食品
野菜や米で腐敗実験などやってみているが
自然栽培では枯れたり、発酵したりだが、以外では腐敗する現象がある。
どちらを食べたいですか?という問いかけにも
発酵する方にきまっている。
自然栽培ではその歴が優先されてきたが
歴が長いほうがいいものという思い込みからである。
確かに歴が長いほうがよさそうだし、そういう傾向にあると思う。
しかし、それは今までの形優先の「違う形」でしか無いようにも思う。
いいと思うものと、そうでないものの基準はどこにあるのだろう?
代表される数値としては抗酸化値がある。
これだけに頼るのは危険だが
それでも消費者に数値で判断できるいい材料だ。
歴で決めるよりよっぽどいいはず。
私は土壌能力覚醒技術で土を改良し
そしてそこから出てくる生産物はこの抗酸化値を表示するという方法を考えている。
つまり、歴は関係ない。
何年やってようが、抗酸化値が高いかどうかなんてわからない。
生産者がいかに土を大事にしていたがどうかが
その数値になるだろうと思っている。
30年も40年も肥料も農薬も使わないでやってきてても
そこでの生産物の抗酸化値が低いならば
どうなんだ?
自然栽培の為の自然栽培ではなく
必要とする人の為の自然栽培でありたい。
新しい基準を作りだし
その規格に合わせて生産する。
生産者は手を抜く事が出来なくなるが
消費者が認めてくれるならば多少高値でも売れるはずだ。
そこにあるのは本当の意味での安心安全
抗酸化値を軸にどういう基準にしていくかを悩んでいるのだ。

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