TOKUZOでライブがあったのでゆうべ、見て来ました。
フルート+ウッドベースに酒井さんのうた、という編成。
まずはこの編成に惹かれた。
日頃よりうた+ギター+ハーモニカなオレ。
このスタイルが織り成すサウンドを想像すらできずにいた。
ちなみにフルートは大田朱美さんという方。
ステージではすごく大きくみえたけれど小柄でかわいらしい女性。
ウッドベースはご存知、札幌の鬼才、瀬尾高志くんっ!
この日も凄かったのは書くまでもないよね。
「写真を撮る」なんて、そんな考えすらなかった。
ただただ、うたと演奏の中を、間を「たゆたっていた」だけ。
これでも一応「音楽を奏でる者」のはしくれだけれど、とにかく入り込んだ。
いや、正確には「入れてくれた」のかもしれない。
どんどんカラダはほぐされてゆく。
無意識の中、思考はステージへ。
不謹慎かもしれないけれど、意識は勝手にステージに上がっている。
ブルースハープ。オレならここで、どう吹くだろうか、なんて・・・
音楽って、とても自由だったんだ。
自由になる、解き放たれるには時間がかかるけど。
酒井さんは観音様みたいだった。
超越していた。
男でも女でもない。
人間みたいな形こそしているけれど、そんな事どうだっていいような「抜けっぷり」。
酒井さんこそが最終解脱者かもね。
終演後、瀬尾くんが紹介してくれて酒井さんとお話しする事ができた。
酒井さんはこれから海外をベースに活動されるそうな。
「いつか必ず再会できる事を信じてます」とあいさつ。
間違いなくできると思う。
向かい合った酒井さんはとても素敵だった。
時間はかかるけど、儚い夢かもしれないけれどいつか、共演したいな、と思いました。
生まれながらに罰当たりなオレの壮大な夢なのであります。

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