ブンデスリーガ・ウォルフスブルクのフェリックス・マガト監督は14日、J1浦和の日本代表MF長谷部誠(23)が今週末にもメディカルチェックを受け、正式契約する見込みであることを明かした。 「確かにわれわれは長谷部の獲得に乗り出している」と同監督。現在ポルトガルで合宿中のウ軍だが、公に長谷部の獲得を肯定したのは初めて。14日付独紙ウォルフスブルガー・アルゲマイネも、今週末にも正式契約を結ぶと伝えた。 この日、日本代表・岡田監督も「今回のキャンプには参加しないけど、代表にチャレンジする気持ちがあると聞いている」と契約のため、代表候補合宿不参加の打診があったことを認めた。 |
浦和のホルガー・オジェック監督(59)は13日、日本代表MF長谷部誠(23)のヴォルフスブルク(ドイツ1部)移籍を容認した。「長谷部が私たちのクラブを離れるのは残念だが、もっと才能を高めるために欧州へ行くのはいいこと。通用すると信じている」と、休暇中のドイツで話した。 |
浦和のMF長谷部誠(23)が14日、ドイツ1部ボルフスブルク移籍を初めて表明した。「決めました。ドイツに行きます!」。慣れ親しんだ浦和の練習場で30分走と渡独後の実戦に備え、ボールを使った練習を急ピッチに進めた。さらには「やれと言われれば、やれる準備はします」と、早ければ30日のドイツ杯・シャルケ戦での欧州デビューも見据えていた。 移籍先をセリエAシエナと悩んだ末、決め手となったのは名将マガト監督の評価だ。「それが一番大きい。ブラジル代表(MFジョスエ)とかもいるし、勝ち抜いて成長したい」。ポルトガル合宿中のチームは既にボランチの一角ゲントナーを右MFで試すなど、長谷部用にポジションを空けて待っている。 「環境、契約の年数とか細かい条件も決め手になった」と長谷部。16日の渡独後、メディカル検査を受け、その後の交渉で複数年契約を結ぶことが確実。日本代表にも既に合宿参加を辞退する意向を伝え、15日には浦和幹部にも正式にあいさつする予定。長谷部が念願の欧州移籍で世界へと羽ばたくことになる。 |
14日付の独誌キッカーはブンデスリーガ・ボーフムのクンツ強化部長が、1月の移籍市場でJ1浦和のMF小野を獲得することを現在も検討していると報じた。小野は4日、ボーフムの練習に参加したが、昨年手術した左足首の痛みを訴えて帰国。しかし、同会長は「オノは日本で治療中だが、連絡は取り合っている。回復後、できるだけ早くドイツに来ることになっている」と語った。(ハンブルク=円賀貴子通信員) |
浦和に復帰するオーストリア1部ザルツブルクのMF三都主アレサンドロ(30)が14日、休養先のブラジルから成田空港着の航空機で帰国した。負傷中の左足付け根について15日までに精密検査を受け、異常がなければ16日にも代表候補合宿に合流する予定。06年11月以来の代表となるが「呼ばれたい気持ちはずっとあった。呼んでもらったら期待に応えたい」と意欲をみせた。 ただ、昨年11月下旬に痛めたけがは「走るのは問題ないけど、蹴り方によっては痛い。ちょっと怪しい感じ」という状態。また、日本代表の岡田監督も「すぐにできないのなら、浦和でリハビリしてもらう」と、万全を前提とした招集を考えており、浦和のチームドクターと慎重に協議した上で、合宿参加可否を判断することになる。 |