ナビスコ準々決勝を戦ったばかりだというのに“王国清水”の皆さんとリーグで再び対戦です。
前半のチャンスを決めていれば…という試合でしたね。
最後にアレックスが出場できるような展開になれば良かったのですが…(;´∀`)
前半はレッズが一方的にボールを支配します。怪我明けの直輝が本来の動きを取り戻しつつあります。
中央で細かいパス回しで相手を釣り出し、狙うスペースを作ってサイドに展開する攻撃が効果的でした。
いまのレッズのサッカーは直輝の出来如何で、チームの出来が大きく左右されるなぁと感じました。
怪我から復帰して久しぶりに試合に出場した平川も、クリアが空ぶったりと若干バタバタしましたが、
左サイドから元気とのコンビで繰り出す攻撃は、清水DF陣のバランスを崩し、可能性を感じました。
セカンドボールへの寄せも早く、ミスをカバーする意識も強く、守備への集中力も高く、
たまにズルッっと滑って転ぶ以外は清水につけいる隙も与えず、連続した攻撃が出来ていました。
元気や直輝だけでなく、チーム全体の運動量も多かったのではないかと思います。
それにしてもゴールが遠い…(;^o^A これだけ攻めれば1点ぐらい入ってもよさそうなものなのですが、
元気からゴール前のエジに渡ったビッグチャンスも、無情にもクロスバーを越えていきました。
でも今日はダイレクトプレーから相手DFとGKの間に危険なボールが何度か入り、
DFの前で回すだけだったプレーから、いままでとは違った “勝負する攻撃” が見られたと思います。
萌、元気、直輝、そして平川あたりは少しヒントを掴んだんじゃないかと思います。
スペースがなくても相手の想像を超えたプレーが出た時に無かったはずのスペースが出来、
レッズの選手たちが共通の認識のもとにそれが出来るようになったら、可能性は無限に広がります。
前半は、清水の攻撃もいつものように単調で、こちらの方がまったく得点の匂いはせず、
坪井ちゃんがコケた場面以外は大きなピンチの場面もなく、レッズがこのままのサッカーを続けていけば
少なくとも1点は獲って勝てるんじゃないかという期待感がありました。
そういった意味からすると後半の入りのチャントはちょっと疑問 (;^-^A
ただサポーターもじりじりしている展開だったし、ここ数試合点が獲れていないので気持はわかります。
前半終了まで続けた “PRIDE OF URAWA” は、スタジアムに集ったレッズサポの総意だと思います。
後半に入ると清水が縦ポンを止めてきたこともあって、ほぼ五分の展開になりました。
清水の戦術変更というよりは、レッズの運動量が落ちたことが原因のような気がしますが…
チャンスの数では清水の方が多かったかもしれませんが、一方的にやられているよいう感じではなく、
レッズの時間もあれば、清水の時間もある…膠着状態のまま試合が進んでいった感じでしょうか。。
で、点が入ったのは清水の方でした 。゚(つω`)゚。
清水の時間帯であったことは間違いないのですが、ズルッとコケなければ何の問題もなく、
さらに味方に当たってシュートコースが変わらなければ、都築が難なくセーブしていたであろうという
ショボいシュートだっただけに、一部始終を見ていた者としては納得しづらい失点です。
前半よりは低調な内容でしたが、ほとんど失点しそうな雰囲気もなかっただけに神様も意地悪です。
… でもこれもショボイシュートでも想像を超えたことが起きると得点出来るという好例かも…(;^-^A
幸運だろうが何だろうが先制点を獲った清水はお決まりのように引いて真ん中を固める作戦発動!
先制点が必須だったレッズは、最後まで清水守備陣を崩すことは出来ませんでした。
こうなる前に先に点を獲らなければいけなかったのですが、サッカーの神様は微笑んでくれませんでした。
内容は着実に良くなってきていますが、これで4戦連続で無得点での敗戦となりました。
さすがに連敗中で試合の終盤に先に失点してしまうと精神的にもきつかったかもしれません。
先に失点はしましたが、赤豆さんは前半のサッカーを続けていれば点は獲れると思っていたので、
直後に少し浮足立ってしまった時間帯が残念だったなぁ…と思っています。
… この試合で赤豆さんが闘莉王不在を一番強く感じたのは、失点直後のこの時間帯でした。
勝ってないということは想像以上に選手のメンタルに与える影響は大きいかもしれないですねぇ。
でも、選手は自信を失っているかもしれませんが、スタジアムの空気は迷いを振り切るものでした。
前を向いて次に向かう力を選手に伝えたと思います。
昨年までのレッズは内容がイマイチでもいつのまにか点を獲って勝っちゃうようなチームでした。
今季はその逆のような試合が多いのですが、少しづつチームは進歩していると思います。
まあ、こんな試合もありますよ。こんな日は美味しい食事をして次への闘志を蓄えるに限ります。
あとは決めるだけというシーンが何度もありました。相手守備陣を崩すアイデアもありました。
これまでのレッズサポの経験は、4連敗程度で浮足立つようなことはないと思います。
もちろん優勝を諦めるつもりは毛頭ありませんし、それを目指して今季も戦っていきたいと思います。
ただ今季だけでなく“優勝し続ける強いチーム” になるために、いまの苦しい時間があると思います。
今季は、優勝したいけど、それだけではないシーズンを過ごしているなんて貴重で幸福な経験です。
越える壁は高いかもしれないし、落ちた穴は深いかもしれない。
でも壁の頂上はもう見えてきているし、落ちた穴からは少しだけ顔を出すことが出来たように思います。
壁を越えるためにもがき苦しんだことも、穴から這い上がるために悩み抜いたことも、
チームの血となり、肉となると思います。… で、そろそろ穴から出て壁越えたいですっ…(;^-^A
シーズン開幕前から今までと違ったことに取組みここまで無我夢中で突っ走ってきました。
思った以上に勝ち点を積み重ねることが出来ていましたが、チームは壁にぶつかっています。
これで中断期間を迎えますが、選手は身体を休めるだけでなく、それ以上に “頭” を休めて欲しいです。
そして、2週間後の中断明け、心身共に元気に大阪で会いましょう!
あぁ…韓国に強制的に連れて行かれる選手はそうもいかないのかな…(…余計なイベントだよなぁ…)

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