試合後、敵地にもかかわらず、選手バスが待機するスタジアム裏に約50人が殺到。選手、監督を罵倒(ばとう)した。「オ〇ニー・サッカー。オ〇ニー・フィンケ」―。フィンケ監督がバスから降り、コールリーダーと約10分の会談。坪井、阿部も“暴徒”との話し合いに巻き込まれた。仙台の選手バスが通り過ぎる際には外国籍選手に向かって人種差別発言を合唱し、野卑な狂想曲が終わった。 仙台側は人種差別発言に関し、何らかのアクションを起こす可能性があるという。 |
試合後、約50人の熱狂的サポーターが浦和のチームバスを取り囲んだ。最近5試合で1勝1分け3敗の低迷を受け怒りが爆発。警備員の制止を振り切り、侵入が許可されていないエリアまで入り込んだ。 フィンケ監督がバスから降りてサポーターのリーダー格と話し合いを持ち、坪井、阿部らも事情を説明。約45分でようやく収束した。橋本社長は「詳細は聞いていないが、良くない。サポーターときっちりと話し合いたい」と厳しい表情。仙台の選手バスが発車する際には人種差別的なヤジが飛ぶなどモラルを欠く行為もあった。 |
煮え切らないドローに赤きマグマが爆発し、ゴール裏からはペットボトルが投げつけられた。 試合後には、約50人の一部サポーターが選手バスの前に集結。フィンケ監督や選手に怒りをぶつけ、仙台選手への差別的な言葉も飛んだ。 |
両クラブからの報告などによると、……人種差別発言があったという。 |
仙台のクラブ関係者がJリーグに報告した。 鬼武健二チェアマン「中身によっては、それなりの処置をしなければならない」 |
試合後に仙台から報告があったもので…(共同通信の配信記事) 発言の事実が確認された場合には、浦和の勝ち点剥奪も含めた厳しい処罰を下す可能性を示唆 |
試合後に仙台から報告があったもので…(共同通信の配信記事) 発言の事実が確認された場合には、浦和の勝ち点剥奪も含めた厳しい処罰を下す可能性を示唆 |
浦和に対しては、サポーターと話し合う場を持ち、発言者を特定するよう指示した。スタッフが発言を聞いたという仙台に対しても、さらに詳しい状況を説明するよう求めた。羽生事務局長は「人種差別は決して軽視できない。シーズン前にもチェアマンが各クラブに通達を出しているし、今後も再発防止を徹底する」と語った。 |
国際サッカー連盟(FIFA)は06年3月の理事会で加盟各協会のリーグで起きた、選手、監督、サポーターらによる差別的な行為に対し、関係するクラブに厳罰を科すことを決定。それによると1度目は勝ち点3、2度目は同6をはく奪し、それ以上重なった場合は下部リーグへ降格させ、この新規則を適用しない加盟各協会はFIFAの国際大会に2年間出場停止としている。 |
国際サッカー連盟では06年に各国リーグで起きた選手、監督、サポーターらによる人種差別行為に関し、1度目は勝ち点3、2度目は同6をはく奪するなど厳罰を科すことを決めている。 |
Article 58 Discrimination 1. a) Anyone who offends the dignity of a person or group of persons through contemptuous, discriminatory or denigratory words or actions concerning race, colour, language, religion or origin shall be suspended for at least fi ve matches. Furthermore, a stadium ban and a fi ne of at least CHF 20,000 shall be imposed. If the perpetrator is an offi cial, the fi ne shall be at least CHF 30,000. b) Where several persons (offi cials and/or players) from the same club or association simultaneously breach par. 1 a) or there are other aggravating circumstances, the team concerned may be deducted three points for a fi rst offence and six points for a second offence; a further offence may result in demotion to a lower division. In the case of matches in which no points are awarded, the team may be disqualifi ed from the competition. 2. a) Where supporters of a team breach par. 1 a) at a match, a fi ne of at least CHF 30,000 shall be imposed on the association or club concerned regardless of the question of culpable conduct or culpable oversight. b) Serious offences may be punished with additional sanctions, in particular an order to play a match behind closed doors, the forfeit of a match, a points deduction or disqualifi cation from the competition. Spectators who breach par. 1 a) of this article shall receive a stadium ban of at least two years. |
Jリーグ羽生英之事務局長「発言はあったということを前提にして調査を進めている」 国際サッカー連盟(FIFA)は、差別的発言に関係したクラブに対して勝ち点のはく奪など厳しい処分を定めている。 |
Jリーグ羽生英之事務局長「発言はあったということを前提にして調査を進めている」 国際サッカー連盟(FIFA)は、差別的発言に関係したクラブに対して勝ち点のはく奪など厳しい処分を定めている。 |
国際サッカー連盟(FIFA)は、差別的発言に関係したクラブに対して勝ち点のはく奪など厳しい処分を定めている。羽生事務局長はサポーターが特定でき次第、裁定委員会を開くことも明らかにした。 |
5月15日(土)宮城スタジアムで行なわれた、Jリーグ第12節、ベガルタ仙台戦での事態に対する、現時点での取り組み状況をご報告いたします。 5月15日(土)に宮城スタジアムで行われたベガルタ仙台戦で、一部の浦和レッズサポーターにより以下の行為がありました。 ●試合終了後ペットボトルがピッチレベルに投げ込まれた。それがスタンド前方のサポーターに当たったことも確認されている。 ●スタジアムの椅子が2脚破損された。 ●スタジアムの管理エリア内に、一部のサポーターが侵入し、チームバスを取り囲んだ。 ●ベガルタ仙台のチームバスがスタジアムを出発する際、数人のサポーターが不適切な差別的発言を浴びせた。 弊クラブは、主管クラブであるベガルタ仙台にも協力頂きながら、当該行為について確認を行っております。 ファン・サポーターの皆様には、ご心配をお掛けしておりますが、本件に関する報告が遅れたことをお詫びし、現時点での取り組み状況についてご報告致します。 ペットボトルの投げ込み行為、並びに椅子の破損に関しては、5/16にオフィシャルサイトに掲載のとおり、当事者を特定するために、複数のテレビ映像から確認作業を行っております。然しながら、現時点のテレビ映像からは、数本のペットボトルの投げ込み行為は確認できましたが、当事者の特定は出来ておりません。 尚、当日は確認が出来るスタジアム独自の映像やオフィシャルメディア映像がなく、一部メディアにも問い合わせましたが、これらからも当事者は特定出来ていません。今後、クラブとサポーターが一緒に再発防止に取り組んでいくためにも、当事者は自ら申し出て頂きたいと存じます。 一部サポーターの管理エリア内への侵入と不適切な差別的発言に関しては、現在調査中であり判明次第改めてご報告させて頂きます。 尚、侵入したサポーターに対し、監督と一部選手がその場で冷静に話し合いに応じ、浦和レッズチームバスは、十数分後に出発しました。 そして、その後出発したベガルタ仙台チームバスに向かって、数人のサポーターが差別的発言を浴びせた行為を、ベガルタ仙台関係者より報告を受けております。 こうした差別的発言が事実であれば、絶対に許されない行為であり、クラブと致しましても誠に残念でなりません。 弊クラブは今回の事態を、これまで培ってきたファン・サポーターとクラブとの信頼関係を大きく損なう行為になり兼ねないと認識しております。その意味で、これまでのクラブの対応についても今一度しっかり検証し、当該行為の撲滅に向けて善後策を構築していく所存です。皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。 浦和レッドダイヤモンズ 代表 橋本光夫 |
Jリーグの羽生事務局長が「犬飼会長にも、しっかり調査しろと言われました。生半可なことでは済ませない。W杯招致への影響もある。時間をかけて、真摯(しんし)に対応したい」と語った。 |
羽生事務局長「犬飼会長にも“しっかり調査しろ”と言われた」
「今回は生半可なことでは済まさないとサポーターに言ってくれ、と浦和には伝えた。」
「(差別発言は)あったとして調査を進めている」 差別発言があったと認められた場合、FIFAは勝ち点3のはく奪を明文化しており、適用されれば現在4位の浦和は7位まで転落する。 |
一部サポーターが人種差別発言をした問題で… 最悪、勝ち点剥奪(はくだつ)の厳罰が下る可能性もある |
フィンケ監督「そのことについて公の場で詳細に語るつもりはない」 「サッカーに肌の色や政治的なこと、国籍は関係ない。だからこそサッカーは世界で一番人気があるスポーツなんです」 |
5月15日(土)に宮城スタジアムで行われたベガルタ仙台戦での試合終了後におきました一部サポーターによるトラブルについて、クラブ独自で事実関係を調査し、サポーターとも関連した話し合いを続け、事実関係の確認を進めて参りましたが、本件につきまして現状をご報告申し上げます。 ペットボトルの投げ込み行為並びに椅子破損に関しては、前回のクラブメッセージでも「当事者に自らお申し出いただきたい」旨掲出し、クラブでも映像等を使用した確認作業を行って参りました。その結果、ペットボトルの投げ込みに関しては、昨日までに6名から、謝罪とホームゲーム2試合の入場自粛の申し出があり、クラブはこれを受諾致しました。なお、この6名については既に22日のアウェーでの湘南戦も自粛しております。 椅子(2脚)の破損に関しては、該当者から弁償の申し出がありました。 一部サポーターの管理エリア内への侵入・チームバス囲みの行為に関しては、昨日までに当事者17名から申し出があり、クラブ及びチームは謝罪を受けました。併せて、当該17名からはホームゲーム2試合の入場自粛の申し出を受け、クラブ内部で協議の上、当該自粛案を受諾致しました。なお、この17名は22日の湘南戦も入場を自粛しております。 また、クラブの調査により、上記17名以外にも、4名をこの行為の当事者として特定したため、クラブは当該4名についても、試合入場自粛を勧告致します。 差別的発言に関しては、ベガルタ仙台から「ベガルタ仙台のチームバス内では確認できなかったものの、チームバスに向かって、2〜3名の浦和サポーターから差別的発言があった」との報告を受け、浦和レッズとしてもクラブスタッフを現地に派遣し、ベガルタ仙台をはじめ、当日担当した警備会社等に、事実関係の確認・調査を引き続き行っております。浦和レッズはこうした差別的発言について、いかなる理由があろうとも絶対にあってはならないことと強く認識しております。 浦和レッズは、今回のトラブルに限らずスタジアムでの観戦ルールに反する行為等について、早急に改善を図る必要があると考えています。 クラブはこれまで、問題が発生した時には、ファン・サポーターの皆様と共に話し合いを行ってきました。クラブは一方的に当事者へ処分を科すことを目的とせず、当事者自らが反省し、そして観戦ルールやマナーについてクラブと一緒に考えることを重要視してきました。今後もこの姿勢は継続していきます。 しかしながら、今後このような行為があった場合には、クラブとして厳しく対処せざるを得ません。 とりわけ、「差別的発言」「暴力行為」「物の投げ込み」「器物損壊」「立ち入り禁止エリアへの侵入」「スタンド内での喫煙」については早急に取り組んで参ります。 浦和レッドダイヤモンズ 代表 橋本光夫 |
羽生事務局長「両クラブにリポートをまとめてもらっているが、随分進んでいる」
「今週中にも裁定委員長に会って近々、裁定委員会にかける」 FIFAはサポーターによる差別発言もチームの勝ち点3はく奪の対象になると定めており… |
リーグの羽生英之事務局長は1日、1部(J1)浦和のサポーターが15日の仙台戦(宮城スタジアム)後に、仙台の外国籍選手に対して差別的発言をした問題で、浦和への制裁は勝ち点はく奪や無観客試合などの処分にはならないとの見通しを示した。 この問題については、来週にも裁定委員会が開かれる予定。差別発言をした人物の特定はできていないが、羽生事務局長は「特定されれば、クラブが処分するだろう。われわれ(が裁くの)はクラブの運営責任」と語った。 |
Jリーグの羽生英之事務局長は1日、J1浦和のサポーターが15日の仙台戦(宮城)後に、仙台の外国籍選手に対して差別的発言をした問題で、浦和への制裁は勝ち点はく奪や無観客試合などの処分にはならない見通しを示した。人物の特定はできていないが「特定されれば、クラブが処分するだろう」と語った。来週にも裁定委員会が開かれる予定。 |
Jリーグの羽生事務局長は1日、浦和の一部サポーターが5月15日の仙台戦(宮城ス)後に仙台の外国籍選手に差別的な言葉を浴びせた件について「直接ピッチで何かあったわけじゃないので」と勝ち点はく奪や無観客試合などの厳罰は見送り、罰金の可能性が高いことを示唆した。 FIFAではサポーターによる差別発言も勝ち点はく奪の対象だが「Jリーグの規約でしか判断できない」とした。週明けにも裁定委員会を開き、最終判断する。 |
外国籍選手に向かって人種差別発言を行った問題について、事実関係が認められた場合の制裁は罰金になることを明かした。鬼武チェアマンは勝ち点はく奪を示唆していたがトーンダウンした格好。両クラブから報告書を提出させ、裁定委員会で結論を出す。差別発言についてはJリーグ規約に明文化されておらず、「(規約作りは)考えないといけない」と羽生事務局長。 |
これまでの観客トラブルの際、運営責任を負う主催クラブのみが処分されていたが、今回はアウェーの浦和も処分される見込み。同局長は「そこが今回の論点。それだけ重く見ています」と語った。 |
5月15日(土)に宮城スタジアムで行われたベガルタ仙台戦での試合終了後におきました一部サポーターによるトラブルについて、クラブ独自でベガルタ仙台をはじめ、当日警備を担当していた関係機関等のご協力をいただき、事実関係調査を実施し、サポーターとも関連した話し合いを続けて参りました。
本件に関しては、5月25日付で弊クラブのホームページに中間報告として掲載しておりますが、今般、現時点での調査結果として取りまとめ、ベガルタ仙台並びにJリーグに提出致しましたので、概要をご報告申し上げます。
本件に関連し、ベガルタ仙台のクラブ・チーム並びに関係機関、Jリーグ、多くのファン・サポーターの皆様にご迷惑とご心配をお掛けしたことを改めて深くお詫び申し上げます。 1.当日のトラブルに対する特定状況と対応 (1)ペットボトルの投げ込み行為について クラブホームページに「当事者に自らお申し出いただきたい」旨掲出し、ク ラブでも映像等を使用した確認作業を行って参りました。その結果、6名から、謝罪とホームゲーム2試合の入場自粛の申し出があり、クラブはこれを受諾し、ホームゲーム2 試合の入場禁止と致しました。なお、当該6名は22日のアウェイの湘南戦から入場しておりません。 当該行為により、投げられたペットボトルが前席にいたサポーターの頭部に当たった事実(1件)も確認していますが、申し出のあった6名はいずれもこの当事者ではないことを確認したうえで、上記対応としました。 (2)椅子の破損(2脚)について 椅子の破損に関しては、当該椅子近辺で応援していたサポーターグループ(2グループ)から弁償の申し出がありました。グループのリーダーに確認した結果、試合中に椅子の上に立って応援していた事実も確認できました。当該行為はJリーグ規程の禁止事項には含まれておりませんが、弊クラブでの自粛事項でもあり、該当グループに厳重に注意し、ベガルタ仙台に対しては弁償させて頂く旨お伝えしお詫びしております。 (3)選手バス駐車エリア内への侵入・チームバス囲みについて 一部サポーターの選手バス駐車エリア内への侵入・チームバス囲みの行為に関しては、当事者17名から申し出があり、クラブ及びチームは謝罪を受けました。併せて、当該17名からはホームゲーム2試合の入場自粛の申し出を受け、クラブはこれを受諾しました。この17名は22日の湘南戦から入場をしておりません。 また、クラブの調査により、上記17名以外に4名を当事者として特定し、入場自粛を勧告しました。 スタジアムの警備手法なども考慮する必要がありますが、管理エリア内に入り、試合を終えた選手のバスを囲んだ行為の重要性に鑑み上記の対応としております。 (4)差別的発言について ベガルタ仙台から差別的発言を確認したとの報告を受けましたが、浦和レッズスタッフが当該行為を確認していなかったことから、スタッフを現地に派遣して、ベガルタ仙台をはじめ当日担当した警備会社等に事実関係を調査・確認しました。その結果、差別的発言があったことは確認できましたが、現時点では当事者を特定するには至っておりません。調査結果の概要は以下の通りです。 <1>浦和レッズサポーターと思われる2〜3名が、スタンド下の選手バス駐車エリアから、出発するベガルタ仙台の選手バスに向かって、差別的発言を発したことを複数のベガルタ仙台側関係者等の証言から確認した。また、ベガルタ仙台の選手バスへの発言の前に、浦和レッズの選手バスに向かって、浦和レッズサポーターと見られる人物による野次の中で、ベガルタ仙台の選手バスに対するものと同じ差別的発言があったとの証言も得た。 <2>ベガルタ仙台の選手バスに向かっての差別的発言は、バス発車時に野次が発せられていた計30秒間のうちいずれかの間に行われたとみられる。 <3>チームバス内にいたベガルタ仙台の選手・スタッフには、差別的発言は届いていなかったとみられる。 <4>現場周辺にいたことが確認できたサポーターに聞き取り調査を行ったが、差別的発言を「聞いた」、「した」という確認はできなかった。 尚、当該事案の重要性に鑑み、発言者の特定等今後も事実関係の調査を継続し、発言者を特定できた場合、厳格な対応を行って参ります。 【差別的発言についてのクラブの考え方】 <1>差別的発言は社会通念上、許されない行為で、浦和レッズとしては、絶対にあってはならないと考えています。 <2>一般的に違反や不適切な行為があった場合の対応は、事前にルールの設定と周知がなされていて、当事者が特定されていることが前提と考えます。ただし、今回の差別的発言については、社会通念上、許されない行為であり、発言者が特定されれば厳格な対応を行います。 <3>差別的発言については、「してはいけない」という自覚を持たせ、「してはいけない」という環境をつくりあげることが重要と考えています。 【差別的発言における今後の対応方針について】 差別発言は絶対に許されない行為ですが、これまで浦和レッズとしてのファン・サポーターに対する啓発活動は不十分な面があったと反省し、改善を推進いたします。 <1>差別発言についてクラブ内での認識を深め、クラブ内での教育・啓発を推進していきます。 <2>ファン・サポーターに対しては、対処方針、ルール等を設定し、これを告知します。 ・差別発言は許されないとの位置づけを明確化します ・発言した者に対しては断固とした措置を行うことを規定します <3>周知や啓発等の具体的な取り組みを推進して参ります。 ・様々な媒体を通じて撲滅に向けた呼び掛けを継続します ・国際連合関連機関等と提携した啓発活動を実施します 浦和レッズは今回の差別的発言行為の発生を反省し、サッカー界での差別発言撲滅活動の前面に立ち協力・推進致します。 「差別的発言は絶対に許されない」と位置づけて啓発活動等を推進して参ります。 (5)その他 上記(1)〜(4)以外にも、横断幕が掲出禁止エリアに掲出されていたことや、横断幕事前搬入時に浦和サポーターが一挙に入場したため警備面で混乱があったこと、試合終了後に椅子以外のスタジアム備品の一部(2ヶ所)に破損が見つかったことを浦和・仙台両クラブで確認し、浦和レッズからは事前に告知を徹底できずに運営協力が不十分であったことについて謝罪致しました。尚、当日の警備・誘導面が万全でなかった点もあり、今後の安全で快適なスタジアムづくりに向け、運営面で改善を図ることを双方で申し合わせています。 2.試合運営全般について 浦和レッズは、今回のトラブルに限らずスタジアムでの観戦ルールに反する行為等について、早急に改善を図る必要があると考えています。 浦和レッズはこれまで問題が発生した時には、ファン・サポーターの皆様と共に話し合いを行ってきました。クラブは一方的に当事者へ処分を科すことを目的とせず、当事者自らが反省し、そして観戦ルールやマナーについてクラブと一緒に考えることを重要視してきました。今後もこうした話し合いの姿勢は継続していきたいと考えています。 しかしながら、今後観戦ルールを見直し・設定した後に、禁止項目を破った場合は、適切な対応を行って参ります。 当面は、試合運営全般に関する禁止行為の中でも、「差別的発言」「暴力行為」「物の投げ込み」「器物損壊」「立ち入り禁止エリアへの侵入」「スタンド内での喫煙」の6項目を重点項目として、改善に着手致します。ファン・サポーターの皆様との定期的な対話等も行い、より一層の観戦マナーの遵守を訴求していきます。 皆様とともに、本当の意味で「安全で快適なスタジアム」づくりを進めて参りたいと存じますので、ご理解・ご協力を頂きたくお願い申し上げます。 浦和レッドダイヤモンズ 代表 橋本光夫 |
浦和に制裁金500万円、仙台に制裁金200万円を科した。 アウェー側にホーム側よりも重い制裁が下るのはJ史上初だが、鬼武チェアマンは「一部のサポーターはそれだけのことをやり、クラブもそれを許してしまった。浦和はこれまでもいくつかの事件を起こしてきたということで累犯の積み重ねとして」と説明した。 |
2.違反行為の内容 2010年5月15日(土) 宮城スタジアムにて開催された2010Jリーグディビジョン1第12節「ベガルタ仙台vs浦和レッズ」において、試合終了後に浦和レッズの選手がゴール裏スタンドのサポーターへあいさつに向かった際、浦和レッズサポーターよりペットボトルが投げ込まれ、そのうちの1本が観客に当たり、裂傷を負わせた。 また、浦和レッズのサポーター約20名が、立ち入り禁止エリアに侵入した上、浦和レッズのチームバスに接近し、さらにそのうち2〜3名が、ベガルタ仙台のチームバスが出発した際に、バスに向かって差別的発言を行った。 |
本日、Jリーグから譴責(始末書を取り、将来を戒める)並びに制裁金500万円の制裁通知を受け取りました。 弊クラブはこれを真摯に受け止め、クラブ一丸となって再発防止に努めて参ります。本件の事実関係調査内容及び今後の対応方針は、6月7日付で既に弊クラブホームページに掲載しておりますが、今後とも「安全で快適なスタジアム」づくりを進めて参ります。 |
5月15日の仙台−浦和戦(宮城ス)の試合後、約20人の浦和サポーターが立ち入り禁止区域に入ってペットボトルを投げ、観客に裂傷を負わせた。さらに数名が、仙台選手に向かって差別的な発言をした。 |
試合終了後に浦和サポーターが投げたペットボトルが観客に当たり、裂傷を負った。また、約20人が立ち入り禁止区域に入り、2〜3人がチームバスに乗った仙台の外国籍選手に差別的発言をした。 |
試合終了後に浦和サポーターが投げたペットボトルが観客に当たり、裂傷を負った。また、約20人が立ち入り禁止区域に入り、2〜3人がチームバスに乗った仙台の外国籍選手に差別的発言をした。 |
鬼武健二・Jリーグチェアマン「(差別的発言は)世界における日本の評価をおとしめる可能性がある。国際サッカー連盟(FIFA)の2004〜10年の事例を参考にして、今回の制裁金を決めた。決して軽くはないと思う」 |