フィンケ監督の退任がオフィシャルで発表されました。
■ 10.11.29 フィンケ監督との契約について (REDS公式)
発表されたオフィシャルのリリースは、退任を伝えただけの最悪な文章でした。
フィンケ監督と契約を更新しないことを伝えた以外、何ひとつ伝えてはくれませんでした。
“これまで進めてきた 『レッズスタイルづくり』 の次のステージ” とはどのようなものでしょう。
“クラブがオフィシャルサイトを通じてしっかりと発表する” という答えがこの発表なのですか。
さっぱり分かりません。具体的でない漠然とした表現しかできない橋本社長には失望しました。
浦和レッズに存在していたGM職を担っていたはずの方はどこにいってしまったのでしょう。
マスコミの報道を野放しにし、満を持して “フィンケ監督の退任” を発表する姿勢。
守るべきものを守れないクラブに正直苛々しましたが、今日の発表ではっきりとわかりました。
浦和フロント陣は、一丸となってフィンケ監督を退任させることだけを目的にしていたようです。
新監督もおそらくペトロなのでしょう。今日発表することを止めた理由も透けて見えます。
2010年シーズンの課題、総括は年明け(天皇杯終了後)になるそうです。
そもそも総括したから監督交代を決めるのが普通だと思いますが、浦和レッズは違うようです。
総括もせずに監督退任だけを決め、総括されないまま年内に来季のペトロ体制を発表するのです。
なぜフィンケ監督ではダメなのか、なぜペトロなのか、納得できる説明はありません。
クラブには説明を裏付けるビジョンがないので、きっと永遠に説明されることはないでしょう。
クラブは自ら来季のハードルを上げてしまったことに気が付いていないでしょう。
5人のコーチとも契約更新しないということは、継続ではなく方針転換なのでしょう。
クラブが継続するのは、誰も知らない『レッズスタイルづくり』 なのですから。リセットです。
過去2年間、チームの変革という面では成果はあったものの、夏場での敗戦などで、ファン・サポーターの皆さまの期待に十分応えられなかったこともあり真摯に受け止めています。
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これだけで、クラブが “平日の台風の中、スタジアムに駆けつけるような人たち” ではなく、
“勝たなくなるとスタジアムに来ない人たち” を大事にしているということはよく分かりました。
期待…勝利だけを期待している人だけだと思っているのであれば大きな間違いです。
どんなサッカーを志向するのか、将来のレッズをどうしたいのか、フロントに考えはありません。
はっきりしたことは、
“浦和レッズは永遠にリセットを繰り返す” ということだけです。

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