川崎に勝ったことで順位も10位と昨年の最終順位まで上げてきました。
もっとも試合消化が少ないチームがすぐ下にいますので、実質10位よりも下なのかもしれませんが、
降格圏の16位から少しでも遠ざかると、小心者の赤豆さんも精神的に少しだけ楽になってきました。
試行錯誤を繰り返し、行きついたところが2007年のような、川崎戦の戦い方ならば寂しさを感じます。
昨年まで浦和が苦しんできた道を進んでいるような川崎のサッカーを見て少し懐かしさを感じました。
選手や監督が 「自分たちのサッカー」 と表現するものはどんなサッカーなのでしょうか。
しかし、残留を争うチームにあって、勝ち点を積み上げることは何よりも優先されるべきであり、
川崎戦ではアウェイでありながらも勝ち点3を積み上げることが出来たということは称賛に値します。
こうして勝ちを重ねることで内容も上向きになってくることに淡い期待を抱いている赤豆さんです。
さて、連勝してホッとするのも日曜日まで。
次節からの3試合は順位も近く、残留争いのライバルとなりそうなチームとの対戦となります。
開幕戦で敗戦を喫した神戸、埼スタで勝てなかった新潟、退場者を出し苦戦した甲府と続きます。
この3チームとの今季の対戦成績は1勝1敗1分で、勝ち点を順調に積み上げることは出来ていません。
今季は相手によって結果が変わらないという特異なシーズンですし…(;´ー`)
優勝争いも、残留争いも、直接のライバルに勝つことはとても重要であることは間違いありません。
負ければ相手に勝ち点を奪われ、勝てば突き放すことが出来る、1勝が2勝分の価値があるものです。
これからの3試合はとても重要な試合であり、ここで3勝出来れば目標の残留が近づくというものです。
逆にここで思ったような結果が得られないと、残留争いから抜け出すことが出来ません。
せっかく連勝で残留争いから抜け出す糸口を掴んだのに再び泥沼に引き摺り込まれてしまいます。
今季初の連勝を達成したばかりですが、これからの3試合は全て勝ちが必要となる試合だと思います。
負けないことは大事ですが、引分けではなく勝ちが必要な3試合だと赤豆さんは思っています。
さらに、ひとつ上の順位とは勝ち点差3ですので、3連勝すれば順位にあがることも期待できます。
現在の浦和レッズはやはり昨年までの土台をブチ壊し、チームを一から作り直していると思います。
混迷の開幕当時から比べると良くなってきているようにも思えますが、試行錯誤の真っ最中です。
試合毎にスタイルが変わり、川崎戦で見せたのスタイルもその場限りのレッズの姿でしかありません。
過去に “その先がない” と違う道に向かったスタイルに、再び戻ったのではないかと感じました。
川崎戦では一度も主導権を奪うことはなく、チャンスはカウンターによるものだけであり、
90分間に放ったシュートは僅かに5本。得点もカウンターから少ないチャンスを活かしたものでした。
クオリティの違いこそあれ、紛れもなく2007年を彷彿させる浦和レッズがそこにあったと思います。
いま浦和レッズは自ら主体的に主導権を握ろうとはしていないように思えます。
まずは相手の出方を伺い、相手のサッカーを殺すようなサッカーを続けているように感じています。
それは相手が上位であっても下位であっても変わらず、悪くいえば自分たちのスタイルがありません。
それが本当にペトロがやりたいサッカーなのかといえば、きっと違うんだろうと思います。
それでは選手がやりたかったサッカーなのかといえば、それもきっと違うんだろうと思います。
それでも、混沌とし、圧倒され、結果も出ず…という時期を経て、ようやく連勝することが出来ました。
残留を争うチームにあって、勝ち点を積み上げることが最優先されるべきだと思います。
こうして勝ちを重ねることで試合内容も徐々に上向きになってくることに淡い期待を抱いています。
一番怖いのは負けはじめたときに、拠り所にするものが何もないということだと感じています。
選手や監督が 「自分たちのサッカー」 と表現するものはどんなサッカーなのでしょうか。

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