2年ぶりの味の素スタジアムから熱い余韻を残し埼玉に帰還しました (=´ー`)
最後の元気のヘディングが入っていたら…と思わないわけではありませんが、
痺れるような90分間がとても短く感じ、終了と同時に体から全ての力が失われました。
試合が終ったあとに鼓動が早くなり、全身の血が逆流し震える感覚を久しぶりに味わいました。
前半は五分五分の展開。両チームにチャンスがありながらも得点には繋がりませんでした。
レッズはいつものように丁寧にボールを回し、FC東京の激しいチェックも問題なく交していましたが、
前線の3人、ポポ、マルシオ、柏木になかなか良い形でボールが入りませんでした (。´-_-`。)
FC東京はレッズの攻撃のスイッチとなる縦の変化を徹底的に狙っていたように思います。
互いのストロングポイントを押さえ、自分たちが主導権を握ろうという時間が続きました。
試合が動いたのは前半30分過ぎ。石川選手のドリブルを止められず、左サイドを突破され、
そのまま放たれたシュートは右のポストを直撃。跳ね返りのボールを連続して奪われましたが、
FC東京の波状攻撃をレッズの選手は体を投げ出して防ぎ、先制されることを阻止しました。
味の素スタジアムのポスト君はこのときは浦和レッズの味方だったんですけどね…(つω-`。)
直後に今度はレッズに絶好のチャンスが。攻撃参加した槙野からポポさんへ。
ポポさんがワンタッチで流したボールに梅崎が合わせましたが、GKの好セーブに阻まれました。
さらに前半終了間際に、カウンターからポポさんが絶好のクロス。
走り込んだマルシオがフリーで右足を振り抜きましたが、これも相手GKに阻まれてしまいます。
FC東京のGKは権田選手ですが、今日は当ってそうでゴールを奪うのに苦労しそうな雰囲気 (;´ー`)
お互いに良い時間帯がありましたが、前半はスコアレス0−0で折り返しました。
後半に入ってもお互いに決め手がないままに時間が経過しました。
しかし次第にレッズの運動量が目に見えて落ち始め、FC東京の猛攻に晒される時間が増え、
両サイドを含めた5バックで耐え凌ぎ、カウンターからチャンスを伺う展開になっていきました。
ボールはFC東京が主導権を握り、細かくパスを繋いでPA内に侵入を図りますが、
レッズの守備陣の集中は切れず、最後の最後のところでシュートを撃たせることを阻止します。
ボールを奪っても動きがなく攻撃に転じることが出来ず、この時間帯が一番苦しかった。
レッズはポポさんに代えて元気、さらに足を攣った平川さんに代えて宇賀神を投入しました。
しかしボールを保持し攻める東京、守ってカウンターを狙う浦和の構図のまま時間が経過しました。
後半は梅崎のミドルがバーを叩いたぐらいで、FC東京が優勢に試合を進めました。
…前半のポスト君はレッズの味方だったのに、後半のバー君はFC東京の味方でした…(。´-_-`。)
それでもレッズの守備陣の集中は切れることなく、FC東京に得点を許すことはありませんでした。
お互いに決め手を欠き、このままスコアレスドローかと思われた後半43分。
右サイドで宇賀神のスローインからマルシオが潰れ、パスを受けた柏木がドリブルで抉り、
ゴール前で元気が後方へヒールパス。ボールは柏木の突破でフリーになっていたマルシオへ。
マルシオの狙い澄ましたシュートが、神懸かっていた権田選手をぶち抜き、
劣勢だったレッズがどうしても破れなかったFC東京のゴールネットを揺らしました ゚ヽ(*´∀`)ノ゚
全身の血が沸騰するような最高の瞬間に、味の素スタジアムのアウェイゴール裏は熱狂しました。
ううぅ…これでこのまま試合が終ってくれれば最高だったのですが…・゚・(つД`)・゚・
なんと、直後に与えたCKから森重選手に決められ同点に追いつかれてしまいました。
苦しんで先制し、喜びを爆発させたあとだけに、チームに与えたショックは計り知れない…。
ロスタイムの5分を考えると逆転されていてもおかしくないほどのショックだったと思います。
しかし、レッズの選手の心は折れることはありませんでした (=´ー`)b
追いつかれたなら突き放せばいい。あと1点、勝利を目指してゴールを狙う戦いが続きました。
張り詰めた空気の中、レッズもFC東京も最後まで誇りを賭けた戦いだったと思います。
最後の最後。攻撃参加した坪井が起点となり、柏木→坪井→阿部と繋いで右の宇賀神へ。
宇賀神が送った魂のこもったクロスに、相手DFの前に飛び込んだ元気のシュートは惜しくもポスト。
死力を尽くして掴んだチャンスでしたが、ポスト当ったボールはゴールを揺らしませんでした。
スタジアムに響いた戦いを終えるホイッスルに、両チームの選手はピッチに崩れ落ちました。
浦和レッズ、FC東京、互いに持てる力を尽くした戦いは見応えのある試合でした。
そして、それだけに勝ち点3を獲り逃がしたことが悔しく、心の底から勝ち切りたかったです。
しかし、悔しさと同じだけの、素晴らしいものに触れた満足感があったことも事実でした。
マルシオが決めた先制点を守り切りたかった、森重選手のヘッドを防ぎたかった、
最後の最後に、元気のシュートがポストに当った後にゴールの内側に跳ね返って欲しかった。
試合終了と同時に、そこで感じた悔しさを次への希望へと繋げなければならないと感じました。
ポスト君がなぁ…(;´Д`)…ううぅ…
まだまだだ!もっと強くならなくちゃ!もっともっと強くなりたい。そう思わせる試合でしたし、
暗闇の中を彷徨っていた浦和が進むこの道の先に、輝く未来があることを想像させる試合でした。
浦和レッズが進んでいる道程に間違いがないと、確信することが出来たFC東京戦でした (=´ー`)
8月にホームで迎えるFC東京戦では、試合終了後に笑顔の選手を迎えたいです ヾ(´ー`* )ノ
2012Jリーグ・ディビジョン1 第13節
FC東京1−1(前半0−0)浦和レッズ
得点者:88分 マルシオ、90+1分 森重(FC東京)
主審:吉田寿光
2012年5月26日(土)19:04 KO 味の素スタジアム 入場者:33,836人

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