2014年が明けて、連日クラブから移籍・加入についての発表が続いています。
正月気分に浸っていた1月3日には、野崎のアビスパ福岡への期限付き移籍が発表されました。
1月5日には昨年から新聞報道されていた通りに、サンフレッチェ広島からGK西川選手の加入と、
西川の加入で押し出されるように大谷のギラヴァンツ北九州への期限付き移籍も発表されました。
さらに6日に峻希の神戸への完全移籍、8日に小島の徳島への期限付き移籍が相次いで発表されました。
14.01.03 野崎雅也 アビスパ福岡へ期限付き移籍のお知らせ (REDS公式)
MF野崎雅也(20歳)が2014シーズンにアビスパ福岡へ期限付き移籍することになりましたので、お知らせいたします。
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野崎は2011年のトップ昇格から2年間で天皇杯での2試合の出場に止まり、
ユース所属時の天皇杯1試合を合わせても、公式戦3試合の出場機会しか得ることが出来ませんでした。
ユースからトップに昇格し、夢であったであろう浦和でプロとしてのスタートを切りましたが、
同期昇格の矢島が出場機会を得る中で、野崎の2年間は苦悩と挫折の連続だったかもしれません。
それでも浦和レッズの選手になれたことは、野崎にとって喜びであり、誇りであったと信じたいです。
ここまで出場機会が少ないと、アビスパ福岡に移籍することは野崎のためにも良かったと感じています。
今回、アビスパ福岡に期限付き移籍することで環境も変えることを成長の糸口にして欲しいです。
これまでもトップに昇格したものの出場機会を得られず移籍していった選手を何人も見てきましたが、
20歳と若い野崎にはアビスパ福岡で成長し、再び慣れ親しんだ浦和の街に帰還して欲しいと思います。
浦和レッズの赤いユニホームに袖を通した選手には、数多くの幸せを掴んで欲しいです。
14.01.05 西川周作選手 完全移籍加入のお知らせ (REDS公式)
西川周作選手(27歳)が完全移籍にて加入することで合意しましたので、お知らせいたします。
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すでに報道で加入確実が伝えられていたので驚きはなく、ようやく発表されたかという感じです。
赤豆さんは、西川というとどうしても大分時代のカード消化についての失言を思い出してしまいます。
選手としては、山岸と順大を足して2で割った感じなのかなぁ…と感じていましたがどうでしょうか。
当然、ミシャ監督のサッカーに合わないわけはなく、監督の要請だったのでしょう。
ただし、監督の要請でも 「ミシャ監督のサッカーに合う」 = 「守備力強化」 とは違うので、
西川の獲得のみで浦和レッズの守備が劇的に向上し、失点が少なくなるとは思っていません。
ミシャ監督のサッカーに合っていたのは山岸ではなく、順大だったと思っています。
しかし、2013年、ミシャ監督は順大ではなく、途中から山岸を起用し最終節まで使い続けました。
この選手起用に浦和で監督をやることの難しさが表れているように感じていました。
西川は現役日本代表で足元の技術もあり、攻撃の起点としても期待できる選手だと思います。
しかし、本来なら順大がミシャの信頼を勝ち取っていれば、西川を補強せずとも良かったとも感じます。
でも西川が加入することで、ミシャが迷わずにやりたいサッカーを貫けるならば補強は成功だと思います。
14.01.05 大谷幸輝 ギラヴァンツ北九州へ期限付き移籍のお知らせ (REDS公式)
大谷幸輝(24歳)が2014シーズンにギラヴァンツ北九州へ期限付き移籍することになりましたので、お知らせいたします。
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西川の加入に押し出されるように、同じくGKの大谷が北九州に期限付き移籍となりました。
大谷は西川の加入でベンチ入りも難しくなると思われ、この移籍は致し方なしと思います。
GKは選手生命が長いとはいってもう24歳。ベンチ入りさえ絶望的な状況は避けなければいけません。
熊本出身の大谷には、故郷の九州に戻って心機一転、試合出場のチャンスを掴んで欲しいと思います。
真剣勝負の試合に出場する経験は、大谷のGKとしての大きな財産になると思います。
14.01.06 高橋峻希 ヴィッセル神戸に完全移籍のお知らせ (REDS公式)
高橋峻希(23歳)が、ヴィッセル神戸に完全移籍することになりましたので、お知らせいたします。
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2012年の途中から千葉に期限付き移籍していた峻希が神戸に完全移籍することになりました。
オフィシャルに発表された峻希のコメントを読むと何か決意のようなものを感じますし、
浦和を倒すことが最大の恩返しとして向かってくるのなら、全力で跳ね返してやるのが浦和の義務です。
戻ってきて欲しかったのですが、再び赤いユニホームに袖を通すことなく浦和から去ることになりました。
いまは大きな決断をし、浦和の敵となって立ちはだかる峻希と戦うことを楽しみにします。
峻希には移籍金を払ってでも、浦和が獲得したいと思うような選手に成長して欲しいと思っています。
そしていつか再び浦和の赤いユニホームに袖を通した峻希と共に戦いたいと思う赤豆さんです。
14.01.08 小島秀仁 徳島ヴォルティスへ期限付き移籍のお知らせ (REDS公式)
小島秀仁(21歳)が2014シーズンに徳島ヴォルティスへ期限付き移籍することになりましたので、お知らせいたします。
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同ポジションの青木の加入もあってか、小島も徳島に期限付き移籍することになりました。
小島の期限付き移籍については、赤豆さんは良い判断だと思っています。
2012年はそれなりに出場機会を得ていましたが、2013年はほとんど試合に絡むことがなくなりました。
選手生命が短いサッカー選手にとって1年という時間は本当に貴重なものだと思います。
青木の獲得もあって、浦和に所属したままでは2014年も出場機会が少ないのであれば、
徳島でレギュラーを勝ち獲って出場経験を積むことが、小島にも浦和にも良いことだと感じます。
一回りも二回りも成長したサッカー選手になって、再び浦和に戻ってくることを期待しています。
若い選手が次々に浦和を離れてしまい、少し寂しい気持ちになります。
ユースから昇格した選手たちもトップではポジションを獲得することが出来ず苦戦しています。
チームが志向するサッカーとの相性もあり、起用されるかどうかは運にも左右されることでしょう。
出場機会を求めて環境を変え移籍を決断することも、プロとしての大きな決断だと思います。
クラブにとっても、選手にとっても何が一番良い道なのか、それぞれの決断は尊重したいと思います。
それぞれがプロとして決断し選んだ道で成功して欲しいと心から願っています。
新戦力としては、ずっと報道され続けていた西川の加入がようやく発表されました。
日本代表級の補強となりますが、最優先で補強すべきポジションなのかという感は否めません。
もうひとり報道されている選手がいますが、それだけで全ての課題が解決する補強とも思えません。
昨年は多くのチャンスを作りましたが、それを決めきることに課題が残りました。
克服できなかった課題を克服するためには、さらなる底上げが必要だと感じています。
それが補強なのか、現有戦力の底上げなのか、ミシャとクラブの考えは明らかにはなっていません。
補強で全てを解決するのではなく、現有戦力の底上げも必要だと赤豆さんも感じています。
しかし今年は、いま出来ることは全てやり尽くして、新しいシーズンを迎えるべきとも感じています。
報道が全てではなく、水面下でクラブはプロの仕事をしているといまは信じています。
何はともあれクラブは新しいシーズンを迎える準備を整えようとしていることが分かります。
それを見て、毎年毎年あーだこーだ思いを巡らせるのも幸せな時間なんだろうなぁ〜と思います。
「こんなに若手を出して大丈夫か?」、「すげー外国人選手の補強はないのか?」 等々…
赤豆さんの今年のシーズンオフも、相変わらずに仲間との会話の中心には浦和レッズがいます (=´ー`)

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